1.4 データベースからデータを入力するには

EURで帳票を出力する際,データベースからデータを入力できます。

EUR DesignerのEUR 帳票作成機能と,EUR ViewerのEUR クライアント帳票出力機能とでは,データベースへの接続方法が異なります。この節では,EUR クライアント帳票出力機能からデータベースに接続する方法について説明します。EUR 帳票作成機能から接続する方法については,マニュアル「EUR 帳票設計」を参照してください。

EURからアクセスできるデータベースと,英語,中国語ロケールでの使用可否を次に示します。

データベース英語,中国語ロケールでの使用可否
HiRDB×
Oracle
SQL Server×
XDM/RD E2×
(凡例)
○:使用できます
×:使用できません
注※
HiRDBクライアントのXDM/RD E2接続機能を使用します。

システム管理者は,DABrokerを使用して,データベースに接続するためのデータソースや,データベースに初めて接続する前に,接続に必要な環境を設定します。データベースの接続設定については,「付録D データベースの接続設定」を参照してください。

データベースからデータを入力する手順を次に示します。

図1-23 データベースからデータを入力する手順

[図データ]

  1. 帳票ファイルの配布
    帳票を使用するクライアントに帳票ファイルを配布します。
  2. データベースの接続
    データベースに接続します。EUR クライアント帳票出力機能の1回の実行で接続できるデータベースは一つだけです。
  3. データの抽出
    データベースからデータを抽出します。
  4. 帳票出力
    配布された帳票ファイルに抽出したデータを読み込んで,帳票を出力します。

データの入力元としてCSV形式のデータファイルを使用する場合とは異なり,データベースに接続してデータを取得します。データベースからデータを入力するには,次に示す両方のファイルの指定が必要です。

ただし,すべての帳票セットのマッピングデータおよびユーザ定義データの入力元として指定できるデータベースは,一つだけです。

<この節の構成>
1.4.1 接続情報ファイル
1.4.2 可変記号値定義ファイル