接続情報ファイルは,メモ帳などのテキストエディタを開いて作成,または編集してください。任意の拡張子のファイルを使用できます。
△キーワード△=△値△
接続情報ファイルに記述するキーワードを次に示します。接続情報ファイルに指定するキーワードは,大文字,小文字を区別します。
なお,不正なキーワードが指定されていると,エラーになります。
表7-8 接続情報ファイルに記述するキーワード一覧
キーワード | 値 | キーワードの省略指定 |
---|---|---|
DABrokerHost | DABrokerのホスト名,またはIPアドレスを指定します。 | × |
DBType | データベースの種別を指定します。指定できる種別※1は,「HiRDB」「ORACLE」または「SQLServer」です。 | × |
SendBufferSize | 送受信領域サイズを,1~16,000(KB)の値で指定します。 | × |
TimeoutInterval | 応答監視時間を,0~3,600(秒)の値で指定します。 | × |
Hostname ※2 | データベースの種別ごとに,データベースホスト名を指定します。
| ○ |
HostInfo ※2 | データベースの種別ごとに,データベース識別子を指定します。
| ○ |
User ※2, ※3 | ユーザIDを指定します。 | × |
Password ※2, ※3 | パスワードを指定します。 | ○ |
QueryExclusiveString ※2 |
| ○ |
接続情報ファイルの指定例を次に示します。
DABrokerHost = hostname
DBType = HiRDB
SendBufferSize = 64
TimeoutInterval = 60
User = USERID
QueryExclusiveString = WITH ROLLBACK
各データベースへ接続するときの注意事項について説明します。データベースの接続設定については,「付録D データベースの接続設定」を参照してください。
DABrokerがインストールされているマシンに,HiRDBのクライアントの設定をしてください。そこで設定したホスト名,IPアドレスまたは接続ポート名を,データベースアクセス定義が使用する接続情報ファイルで指定してください。HiRDBのクライアントの設定については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
DABrokerがインストールされているマシンに,Oracleのクライアントの設定をしてください。そこで設定したネットサービス名称を,データベースアクセス定義が使用する接続情報ファイルで指定してください。Oracleのクライアントの設定については,Oracleのマニュアルを参照してください。
DABrokerがインストールされているマシンで,システムデータソースとして,SQL ServerのODBCデータソースを追加してください。SQL ServerのODBCデータソース追加時の設定で,「SQL Serverが,ログインIDの権限の確認を行う方法は?」に「ユーザーが入力するSQL Server用のログインIDとパスワードを使う」を選択してください。追加したSQL ServerのODBCデータソース名を,データベースアクセス定義が使用する接続情報ファイルで指定してください。