ログオプションは,ログオプション設定ツールを起動して表示された,[EURログオプションの設定]ダイアログで設定します。設定手順は次のとおりです。
- 操作
- [EURログオプションの設定]ダイアログの表示
ログオプション設定ツールを起動すると,[EURログオプションの設定]ダイアログが表示されます。ログオプション設定ツールの実行ファイル「EurLgOpt.exe」は,EURの実行ファイル「apgrpt.exe」と同じフォルダに格納されている場合に起動できます。実行ファイル「eurlgopt.exe」をダブルクリックして起動してください。
なお,ログオプション設定ツールは複数起動しないでください。複数起動すると,起動中のツールが終了されます。
- ログ採取レベルの指定
ログ採取のレベルには,次に示す5種類があります。EURをインストールした直後は,「起動履歴」が設定されています。
- エラー履歴
EURの処理でエラーが発生した時,終了コード(RTNCODE=0)以外のエラーを出力します。
- 起動履歴
次に示す情報を出力します。
・EUR起動時の情報(起動履歴,起動方法,起動時の指定パラメタ)
・EUR終了時の情報(終了履歴)
・ドキュメントオープン時の情報(処理対象の帳票ファイル名,データファイル名)
・印刷処理開始時の情報(出力先プリンタの情報)
・各ページ印刷開始時の情報(印刷ページ数)
・ユーザが操作した内容
(OCXの場合はメソッド履歴,DLLインターフェース関数の場合は関数履歴)
- 要求履歴
ユーザが操作した内容(プロパティ・ユーザ操作の履歴)を出力します。
- 処理履歴
EURの内部関数の処理履歴(入力パラメタ,出力パラメタ,リターンコード)を出力します。
- システム履歴
システム関数(OS提供の関数)の処理履歴(入力パラメタ,出力パラメタ,リターンコード)を出力します。
ログ採取のレベルは,エラー履歴<起動履歴<要求履歴<処理履歴<システム履歴の順に,採取する情報量が多くなります。そのため,上位レベルになるほど,ファイル容量が増加するので,プログラムへの性能に影響が及ぶこともあります。ログ採取のレベルは,下位レベルで採取されることをお勧めします。
- ログを出力するファイルを指定
ログを出力するファイル名をフルパスで指定します。既存の書き込み権限のあるフォルダを指定してください。
- メンテナンス実行契機の指定
「自動ログメンテナンスを行う」チェックボックスをオンにした場合,[メンテナンス実行契機]グループボックスと[メンテナンス方法]グループボックスの内容が設定できます。
- [メンテナンス実行契機]グループボックス
- 自動メンテナンスを,マシン起動時に実行するか,または指定した時刻に実行するかのどちらかを設定します。
- [メンテナンス方法]グループボックス
- ログのメンテナンスを,経過した日数によって削除するか,またはファイルの上限容量を超えた場合に削除するかのどちらかを設定します。