7.7 複数様式情報定義ファイル

複数様式帳票は,複数の異なる様式(帳票)を一組の帳票として出力した帳票です。複数様式で帳票を出力するときは,複数様式情報定義ファイルが必要です。

複数様式情報定義ファイルは,様式(帳票フォーマット)や読み込むデータを切り替える条件と,切り替え時の動作を定義しておくファイルです。

同じ様式で出力するデータのまとまりを様式グループといいます。様式グループの中にも様式グループを定義することができます。これをサブ様式グループといいます。サブ様式グループを定義すると,様式グループのデータを細かく切り分けて,それぞれ異なるフォーマットの帳票に出力できます。

サブ様式グループを定義した帳票の出力例を次に示します。

図7-4  サブ様式グループを定義した帳票の出力例

[図データ]

この出力例では,日立家のデータをすべて出力してから,戸塚家のデータを出力します。一家族分のデータからは,まず家族全員の総計を出力してから,個人の明細を出力します。

<この節の構成>
7.7.1 複数様式情報定義ファイルの編集
7.7.2 複数様式情報定義ファイルの指定例