5.1.2 DLLインターフェース関数からの印刷

C言語のアプリケーションは,EURのDLLインターフェース関数を使用してアプリケーションの開発に利用できます。アプリケーションでは,EURで定義した帳票と印刷データをEURに渡して,印刷指示することで帳票を印刷できます。

<この項の構成>
(1) 環境設定
(2) アプリケーションの開発
(3) 印刷の実行
(4) オプション記述ファイルの指定
(5) 印刷時のウィンドウ

(1) 環境設定

C言語の場合,includeファイルの登録とインポートライブラリの設定が必要です。DLLインターフェースを使用する場合に必要なファイルは,次に示すフォルダにあります。

EUR Designerのインストール先フォルダ -+- Include -- hieur20.h
                                       +- Lib     -- hieur20.lib

注※
EUR Developerの場合は「インストール先フォルダ¥EUR Designer」フォルダ

(2) アプリケーションの開発

アプリケーション側から,次に示すDLLインターフェース関数を呼び出すように設定します。

関 数説  明
ReportPrint関数帳票ファイルを直接印刷します。
ReportPrintWithView関数レポート印刷ウィンドウが表示されます。
ReportView関数レポート確認ウィンドウが表示されます。

(3) 印刷の実行

帳票を印刷するには,ReportPrint関数(Visual C++対応,またはVisual Basic対応)を使用します。帳票の定義情報を保存してあるレポートファイル名,またはフォームシートファイル名を第2引数で,印刷先プリンタ名などを設定したオプション記述ファイルは第3引数で指定します。

(4) オプション記述ファイルの指定

DLLインターフェース関数の実行時にオプション記述ファイルを入力します。DLLインターフェース関数で指定できるオプション記述ファイルのキーワードについては,「7.12 オプション記述ファイル」を参照してください。

(5) 印刷時のウィンドウ