9.1 保守情報の採取
(1) 連絡時に必要な保守情報
連絡時に必要な保守情報を次に示します。
- OS,製品のバージョン情報(修正情報およびパッチ情報を含む)
- システム構成(ハードウェア構成,ソフトウェア構成)
- 障害情報(画面のハードコピー,印刷結果,出力ファイルなど)
- 障害の発生時刻
- 障害の再現性の有無
- 障害発生時のオペレーション
- コマンドまたはDLL関数の実行時に発行したコマンドライン
- 指定したオプション記述ファイル
- OLEオートメーションまたはOCXコントロールでメソッドを発行した際のプロパティ情報
- 動作環境
- EUR 帳票作成機能,またはEUR クライアント帳票出力機能の動作環境を設定している環境設定ファイル
環境設定ファイルについては,「7.13 環境設定ファイル」を参照してください。
- プリンタ定義ファイル
プリンタ定義ファイルについては,「7.5 プリンタ定義ファイル」を参照してください。
- ログファイル
- EUR 帳票作成機能,またはEUR クライアント帳票出力機能が出力したログファイル
ログ採取の方法については,「8.2 ログ採取の概要」を参照してください。
- イベントログファイル
イベントログについては,「8.1.5 イベントログの出力」を参照してください。
- プリンタ情報
出力先プリンタの次の情報を採取します。
- メーカー名
- プリンタの名称と型番
- ドライバの名称とバージョン情報
- 入出力ファイル
次のファイルのうち,帳票出力時に指定したファイルを採取します。
- 指定したファイル
帳票ファイル,マッピングデータファイル,ユーザ定義データファイル,接続情報ファイル,帳票セット指定ファイル,複数様式情報定義ファイル,画像ファイル,置き換え表管理情報ファイル,置き換え表ファイル,EUR形式ファイル,オプション記述ファイル
- ダンプファイル
異常終了した場合は,次に示す情報も採取してください。
(2) 障害が再現する場合に追加採取する保守情報
障害が再現する場合は,次に示す情報も採取してください。
- PDLファイル
印刷結果が不正な場合に採取します。
- 詳細ログ
- ログ採取レベルを「システム履歴」にした状態でのログファイル
(3) データベースと接続している場合に採取する保守情報
データベースに接続して帳票を出力している場合は,次に示す情報も採取してください。
- 接続先データベースの種別とバージョン
- DABrokerの動作環境の設定内容
- DABrokerのトレース情報