環境設定ファイルを使用して,EURの環境変数を設定できます。環境設定ファイルにはWindowsの環境変数は設定できません。
環境設定ファイルは,メモ帳などのテキストエディタを開いて作成したあと,次のどちらかの方法で保存してください。
- 規定の環境設定ファイル名で保存する場合
環境設定ファイル名「EUR_ENV」で,EUR Designerのインストール先フォルダ(またはEUR Developerのインストール先フォルダ¥EUR Designer)に保存してください。
- 任意のファイル名で任意のフォルダに保存する場合
環境変数EUR_ENVFILEに,環境設定ファイル名をフルパスまたは相対パスで指定してください。例えば,環境設定ファイルを複数作成しておき,実行する業務ごとに環境変数EUR_ENVFILEの設定内容を切り替える運用ができます。
環境変数EUR_ENVFILEに環境設定ファイル名を指定した場合は,インストール先フォルダ下の環境設定ファイルは使用されません。
なお,同じ内容を複数の環境設定ファイルや環境変数で設定した場合,次の優先順位で設定内容が適用されます。
- 環境変数EUR_ENVFILEに指定した環境設定ファイルの内容
- 環境変数の内容
- インストールパスの環境設定ファイルの内容
ただし,環境設定ファイルで指定できない変数は,環境変数で直接指定します。環境設定ファイルで指定できない変数については,「7.13.4 環境設定ファイルに設定できない変数」を参照してください。
- <この節の構成>
- 7.13.1 環境設定ファイルの構文
- 7.13.2 環境設定ファイルの変数
- 7.13.3 環境設定ファイルの指定例
- 7.13.4 環境設定ファイルに設定できない変数