ログ採取のレベルには,次に示す5種類があります。EURをインストールした直後は,「起動履歴」が設定されています。
- エラー履歴
- EURの処理でエラーが発生した時,終了コード(RTNCODE=0)以外のエラーを出力します。
- 起動履歴
- 次に示す情報を出力します。
- EUR起動時の情報(起動履歴,起動方法,起動時の指定パラメタ)
- EUR終了時の情報(終了履歴)
- ドキュメントオープン時の情報(処理対象の帳票ファイル名,データファイル名)
- 印刷処理開始時の情報(出力先プリンタの情報)
- 各ページ印刷開始時の情報(印刷ページ数)
- ユーザが操作した内容
OCXの場合:メソッド履歴
DLLインターフェース関数の場合:関数履歴
- 要求履歴
- ユーザが操作した内容(プロパティ・ユーザ操作の履歴)を出力します。
- 処理履歴
- EURの内部関数の処理履歴(入力パラメタ,出力パラメタ,リターンコード)を出力します。
- システム履歴
- システム関数(OS提供の関数)の処理履歴(入力パラメタ,出力パラメタ,リターンコード)を出力します。
ログ採取のレベルは,エラー履歴<起動履歴<要求履歴<処理履歴<システム履歴の順に,採取する情報量が多くなります。そのため,上位レベルになるほど,ファイル容量が増加するので,プログラムへの性能に影響が及ぶこともあります。ログ採取のレベルは,下位レベルで採取されることをお勧めします。