int ReportView(hwnd,filename,option,windowstyle)
  HWND   hwnd;          /*起動元のウィンドウハンドル*/
  LPSTR  filename;      /*EUR起動のファイル名*/
  LPSTR  option;        /*EUR起動のオプション*/
int windowstyle;        /*ウィンドウ形式*/

ReportView関数を指定した場合は，EURのレポート確認ウィンドウが表示されます。印刷は，レポート確認ウィンドウのメニューから［印刷］を選択することで，実行できます。また，オプション記述ファイルを指定することで，ウィンドウ表示のズーム倍率や入力ファイル名を設定できます。

レポート確認ウィンドウのメニューから［終了］を選択すると，ウィンドウを閉じて呼び出し元へリターンします。リターン時には，処理結果を表示するリターンコードを返します。

hwnd

起動元のウィンドウハンドルを識別します。

filename

帳票ファイル名（レポートファイル名（*.agr），またはフォームシートファイル名（*.fms））を指定します。ファイルのパスは，オプション記述ファイルで指定できますが，ここでファイルのパスを含めて指定することもできます。

帳票ファイル名を指定するとき，エクスプローラなどで，ファイルを一つ選択したあと，ポップアップメニューから［プロパティ］を選択すると，ファイルのプロパティを表示できます。［EURのプロパティ］タブで，帳票ファイルを設計したEUR製品のプログラムプロダクト情報を確認することで，帳票ファイルを参照，または印刷できるEUR製品のプログラムプロダクト情報を特定できます。

option

/kオプションでオプション記述ファイル名を指定します。記述形式を次に示します。

　
"/k オプション記述ファイル名"

オプション記述ファイル名をフルパスで指定しなかった場合は，EURのインストール先フォルダからの相対パスが仮定されます。

オプション記述ファイルでは，次に示す指定ができます。オプション記述ファイルのキーワードに指定する情報については，「7.12.1　オプション記述ファイルのキーワード」を参照してください。

表5-3　オプション記述ファイルに指定できるキーワード（ReportView関数（Visual C++対応））

指定できるキーワード	用　　途
DBInfoFileName	接続情報ファイルの指定
DBInfoFilePath	接続情報ファイルのパス指定
FontWidthMode	固定ピッチフォントの文字幅計算方法の指定
ImageFilePath	画像データファイルのパス指定
MappingDataFile	マッピングデータ用のファイルの指定
MappingDataPath	マッピングデータ用のファイルのパス指定
ReplaceItemCntlFile	置き換え表管理情報ファイル名の指定
ReplaceItemCntlFilePath	置き換え表管理情報ファイルのパス指定
ReplaceItemFilePath	置き換え表ファイルのパス指定
ReportFilePath	帳票ファイル（レポートファイル，またはフォームシートファイル）のパス指定
ReportTitle	出力先での帳票名表示の指定
UserDefDataFile	ユーザ定義データ用のファイルの指定
UserDefDataPath	ユーザ定義データ用のファイルのパス指定
ZoomRate	ズーム倍率の指定

windowstyle

ReportView関数の起動時の，ウィンドウの形式を指定します。

指定値	説　　明
1	フォーカスを持った通常のウィンドウで表示されます。
2	フォーカスを持ち，アイコン化されているウィンドウで表示されます。
3	フォーカスを持ち，最大表示されているウィンドウで表示されます。

ReportView関数が正常に処理された場合には，EURのレポート確認ウィンドウが表示されます。それ以外の場合は，エラーコードを返すか，またはEURのレポート確認ウィンドウが表示されます。

エラーコードについては，マニュアル「EUR メッセージ」を参照してください。