DLLインターフェース関数で指定できる内容を次に示します。

• 印刷に使用する帳票ファイルの指定
• EUR起動時に表示する，ウィンドウスタイルの指定（ただし，レポート編集ウィンドウは表示できません）
• 印刷するプリンタの指定
• ユーザ操作とメッセージダイアログの表示の抑止
• 帳票に読み込むデータの指定
• 印刷する用紙の向き，印刷開始ページ，印刷終了ページ，および印刷部数の指定
• 帳票の余白にページ番号を印刷するかどうか，ページ番号の印刷形式，印刷位置，改ページごとの初期化，ページ番号の開始値の指定
• ウィンドウの表示/非表示の指定（ただし，指定できるのはReportPrint関数だけです）
• 給紙トレイの指定（ただし，指定できるのはReportPrint関数だけです）
• 出力先での帳票名表示の指定
• 複数様式での帳票出力の指定（ただし，指定できるのはReportPrint関数とReportPrintWithView関数です）
• 置き換え表管理情報ファイルの指定
• 固定ピッチフォントの文字幅計算方法の指定

DLLインターフェース関数では指定できない内容を次に示します。

• ウィンドウを表示する位置，大きさ，ウィンドウのアクティブ状態の指定
• 印刷時に［印刷中］ダイアログを表示するかどうかの指定（常に表示する）
• EURの終了

EURで提供するDLLインターフェース関数には，次に示す三つの関数があります。

関　数	説　　明
ReportPrint関数	帳票ファイルを直接印刷します。
ReportPrintWithView関数	レポート印刷ウィンドウが表示されます。
ReportView関数	レポート確認ウィンドウが表示されます。

EURのDLLファイル「hieur20.dll」は，Windowsインストールフォルダ\System32\にあります。

DLLインターフェース関数を使用する場合は，DLLインターフェース関数の宣言ファイルの取り込みとインポートライブラリの設定が必要です。

• DLLインターフェース関数の宣言ファイル：hieur20.h
  EUR Designerのインストール先フォルダ\Include\hieur20.h
  または
  EUR Developerのインストール先フォルダ\EUR Designer\Include\hieur20.h
  
• DLLインターフェース関数のインポートライブラリ：hieur20.lib
  EUR Designerのインストール先フォルダ\Lib\hieur20.lib
  または
  EUR Developerのインストール先フォルダ\EUR Designer\Lib\hieur20.lib