DABrokerのインストール,および環境設定については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。ここでは,DABrokerの設定と,EURで使用する場合の注意事項について説明します。
DABrokerがインストールされているマシンに,HiRDBのクライアントの設定をしてください。そこで設定したホスト名,IPアドレスまたは接続ポート名を,データベースアクセス定義が使用するODBC Driverで指定してください。HiRDBのクライアントの設定については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
DABrokerがインストールされているマシンに,Oracleのクライアントの設定をしてください。そこで設定したネット・サービス名称をデータベースアクセス定義が使用するODBC Driverで指定してください。Oracleのクライアントの設定については,Oracleのマニュアルを参照してください。
DABrokerがインストールされているマシンで,システムデータソースとして,SQL ServerのODBCデータソースを追加してください。SQL ServerのODBCデータソース追加時の設定で,「SQL Serverが,ログインIDの権限の確認を行う方法は?」に「ユーザーが入力するSQL Server用のログインIDとパスワードを使う」を選択してください。追加したSQL ServerのODBCデータソース名を,データベースアクセス定義が使用するODBC Driverで指定してください。
ネットワーク環境の設定については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。ネットワーク環境の設定は,DBPARTNERを利用する場合と同じです。
データベースから抽出する文字コードに合わせて,DABrokerの動作環境の設定の文字コード(Shift JIS,UTF-8)を指定してください。DBPARTNER ODBC Driverを使用する場合,DABrokerの動作環境の設定に使用できる文字コードはShift JISだけです。
DABrokerの動作環境は,次のように設定します。
Oracleに接続する場合,DABrokerの環境設定で,使用するOracleのバージョン(Oracle9i,Oracle 10gまたはOracle 11g)を設定してください。
Oracleから抽出する文字コードをUTF-8とする場合,DABrokerがインストールされているマシンのシステム環境変数に,Oracleの環境変数NLS_LANGを指定してください。NLS_LANGについては,Oracleのマニュアルを参照してください。
データベースとしてXDM/RD E2を使用する場合,EURでは,HiRDBクライアントのXDM/RD E2接続機能を利用します。XDM/RD E2を使用する場合のDABrokerの環境設定は,HiRDBに接続するときと同じ設定にします。
DABrokerで,「Database Connection Server接続設定」を行う必要はありません。
システム管理者はデータベースアクセス定義を利用する前に,データベースとDABrokerが起動されていることを確認してください。