14.1 帳票定義情報とは

帳票定義情報とは,帳票ファイルに定義されている内容のことです。帳票定義情報をCSV形式ファイルに変換したものを帳票定義情報ファイル(*.csv)といいます。

[図データ]

帳票定義情報ファイルは,次のように利用できます。

注※
文書の比較,一括変更は,Excelなどの機能を使って行ってください。
<この節の構成>
(1) 帳票定義情報ファイルに使用するエンコーディング
(2) 帳票定義情報ファイルの使用例

(1) 帳票定義情報ファイルに使用するエンコーディング

帳票定義情報ファイルで使用するエンコーディングは,UTF-16です。

(2) 帳票定義情報ファイルの使用例

帳票ファイル(report1.fms)を帳票定義情報ファイルに変換した場合の使用例を次に示します。

図14-1 帳票ファイル(report1.fms)変更前

[図データ]

  1. 帳票ファイル(report1.fms)を帳票定義情報ファイルに変換します。
    帳票定義情報ファイルへの変換方法については,「14.2 帳票定義情報ファイルへの変換(ダイアログで実行する場合)」を参照してください。
  2. 帳票定義情報ファイルを開きます。
    帳票定義情報ファイルをExcelで開く方法については,「14.3.2 帳票定義情報ファイルをExcelで開く」を参照してください。

    図14-2 帳票定義情報ファイル(アイテム定義情報.csv)の変換例

    [図データ]

  3. 「フォント名」を「MS 明朝」から「MS ゴシック」に,「太字」を「ON」に変更します。
    帳票定義情報ファイルの編集方法については,「14.4 帳票定義情報ファイルの構成」を参照してください。

    図14-3 帳票定義情報ファイルの変更

    [図データ]

  4. 帳票定義情報ファイルを保存します。
    帳票定義情報ファイルの保存方法については,「14.5 帳票定義情報ファイルの保存」を参照してください。
  5. 帳票定義情報ファイルを帳票ファイルに変換します。
    帳票ファイルへの変換方法については,「14.6 帳票ファイルへの変換(ダイアログで実行する場合)」を参照してください。変換された帳票ファイルを開くと次のように表示されます。

    図14-4 帳票ファイル(report1.fms)変更後

    [図データ]

    帳票ウィンドウで直接フォントを変更する場合は,集計行の変更は集計行編集モードでほかのアイテムとは別に設定する必要がありますが,帳票定義情報ファイルを使えば,一括で変更できます。