20.1.1 [レポートの構成]タブ

帳票のグリッド属性,表示の優先順位,およびページ番号の印刷方法を設定するダイアログです。設定した内容は,現在開いている帳票に適用され,帳票の属性としてファイルに保存されます。また,次回設定を変えるまで,前回指定した値が設定されています。

<この項の構成>
(1) [レポートの構成]タブで設定できる項目
(2) 画面図

(1) [レポートの構成]タブで設定できる項目

[レポートの構成]タブで設定できる項目を次に示します。

[グリッド]グループボックス
グリッドの間隔,原点を設定します。[幅],[高さ],および[原点]は,[オプション]ダイアログの[表示]タブで設定されている「使用する単位」で表示されます。テキストボックスには,「使用する単位」と異なる単位で値を指定することもできます。例えば,[オプション]ダイアログの[表示]タブで「使用する単位」に「ミリメートル(mm)」が設定されている場合,[高さ]のテキストボックスに「1in」を入力して[適用]または[OK]ボタンをクリックすると,「25.4mm」の高さで表示されます。
[幅]グループボックス
グリッドの横の間隔を設定します。
  • [間隔]オプションボタン
    グリッドの横の間隔をmmで指定します。値はテキストボックスに入力します。指定できる値は,1(mm)~200(mm)です。
  • [CPI]オプションボタン
    グリッドの横の間隔をCPIで指定します。値はテキストボックスに入力します。指定できる値は,0.13(CPI)~24(CPI)です。
[高さ]グループボックス
グリッドの縦の間隔を設定します。
  • [間隔]オプションボタン
    グリッドの縦の間隔をmmで指定します。値はテキストボックスに入力します。指定できる値は,1(mm)~200(mm)です。
  • [LPI]オプションボタン
    グリッドの縦の間隔をLPIで指定します。値はテキストボックスに入力します。指定できる値は,0.13(LPI)~24(LPI)です。
[原点]テキストボックス
グリッドの原点を設定します。原点は,余白(マージン)を除いた左上を基準とします。指定できる値は,0(mm)~200(mm)です。
[アイテムをグリッド補正する]チェックボックス
グリッドに合わせて,アイテムのラバーバンドをきれいに配置できます。デフォルトは,「オン(補正する)」です。補正しない場合は,グリッドの表示に関係なくラバーバンドを配置できるので,微妙に配置するときに便利です。
[データキャラクタのフォント]リストボックス
バーコードCODE128以外で使用する,データキャラクタのフォントを選択します。設定できるフォントは,縦書きフォントを除くすべてです。
デフォルトは,「MS P明朝」です。英語ロケール,中国語ロケールのデフォルトは,「MS PMincho」です。
フォントを設定する場合,実行する環境によっては,帳票が正しく印刷されなかったり,表示されなかったりする場合があります。詳細は,「13.4.1(1) フォントに関する注意」を参照してください。
バーコードCODE128のデータキャラクタに使用するフォントは,[アイテムのプロパティ]ダイアログの[データキャラクタ]タブで設定します。
[ページ番号]グループボックス
帳票に表示,または印刷するページ番号のページ数開始番号,または改ページごとにページ番号を初期化するかどうかを設定します。
[開始番号]テキストボックス
ページ番号のページ数開始番号を設定します。設定できる値は,1~32,767です。初めは,「1」が設定されています。
[改ページの設定に従う]チェックボックス
改ページごとにページ番号を開始番号から印刷するかどうかを選択します。選択すると,帳票内に「改ページ(初期化あり)」の指定がある場合,ページ番号を開始番号に初期化します。[形式]のテキストボックスで「$」または「$」を設定している場合,最終ページ番号は,次に改ページするまでのページ数が設定されます。選択しない場合は,帳票内の改ページ初期化の設定に関係なく,ページ番号は初期化しません。初めは,「オン(改ページの設定に従って,ページ番号を初期化する)」が設定されています。
なお,[改ページの設定に従う]のチェックボックスの指定は,[アイテムのプロパティ]ダイアログの[表示形式](ページ番号)タブで,[バージョン2形式]オプションボタンが指定された時に有効になります。
[貼付域外の印刷]グループボックス
貼付域外(余白)にページ番号を付けて印刷するかどうかを,オプションボタンの[する],[しない]で設定します。貼付域外へのページ番号は,[用紙の設定]ダイアログの[余白]で設定した領域に印刷されます。貼付域外にページ番号を出力する場合は,プリンタのハードマージンに掛からないように,用紙の余白は余裕を持って設定してください。
貼付域外にページ番号を付けるのは,UNIX版 EUR旧製品,およびEUR サーバ帳票出力機能の帳票と共用する場合だけです。ページ番号をアイテムとして貼付域に付けて印刷する場合は,「8.7 ページ番号アイテムの配置」を参照してください。
[図データ]
初めは,「(貼付域外に印刷)しない」が設定されています。オプションボタンの「する」を選択した場合は,[形式]テキストボックスと[位置]リストボックスにページ番号の表示形式と表示位置が設定できます。
なお,貼付域外にページ番号を設定しても帳票(帳票ファイル)には表示されません。印刷プレビューで,設定したページ番号と位置を確認してください。
[形式]テキストボックス
ページ番号の表示形式を,任意に設定します。初めは,「-*-」が設定されています。
[位置]リストボックス
ページ番号の印刷位置を選択します。選択できる印刷位置を次に示します。初めは,「中央下」が設定されています。
[図データ]
[先頭・最終ページの範囲]グループボックス
アイテムの出力ページを設定する場合の,先頭ページおよび最終ページの定義をオプションボタンで変更できます。
[キーブレイクによる改ページで区切られた範囲]を選択した場合は,キーブレイクによって改ページされたページが先頭ページに,キーブレイクによって改ページされたページの一つ前のページが最終ページになります。
[ページ番号の初期化の指定で区切られた範囲]を選択した場合は,ページ番号が初期化されたページが先頭ページに,ページ番号が初期化されたページの一つ前のページが最終ページになります。
帳票の新規作成時は,[ページ番号の初期化の指定で区切られた範囲]が選択されています。ただし,バージョン08-20以前のEURで設計した帳票を開いた場合は,[キーブレイクによる改ページで区切られた範囲]が選択されています。

(2) 画面図

[図データ]