2.3 使用できるデータ
帳票設計用のデータには,表データとして利用するデータと,固定データとして利用するデータの2種類があります。2種類のデータの形式は同じです。
ここでは,データの形式とデータの種別について説明します。
- <この節の構成>
- (1) データの形式
- (2) データの種別
(1) データの形式
データウィンドウに読み込むデータは,表形式のデータです。表形式のデータとは,複数のフィールドで構成されているレコードが,複数集まった形式のデータです。
EURで認識できるファイル形式を次に示します。
- CSV形式およびDAT形式
フィールドとフィールドの間を区切り文字で区切ったデータ
- データ例
![[図データ]](figure/zu040107.gif)
- FIX形式
レコード中に区切り文字がなく,フィールドの開始位置および長さがすべて同じデータ
- データ例
![[図データ]](figure/zu040109.gif)
(2) データの種別
EURで認識できるデータの種別を次に示します。
- 文字データ
データを読み込んだときに,文字データの文字列が"で囲まれていない場合,数値データと認識されて,データウィンドウに表示されないことがあります。この場合は,フィールド属性を文字列に変更します。
- 数値データ
EURで集計する場合は,データの属性を数値にします。集計結果は15桁までです。集計をしない場合は,フィールド属性を数値(集計対象外)にします。
集計しない場合は,桁数の制限はありません。
- 日付データ
データを読み込んだときに,日付データは文字として認識されることがあるので,フィールド属性を日付に変更します。和暦データの場合はフィールド属性を和暦に変更します。
- 画像データ
画像データのファイル名を設定します。フィールド属性を画像とすることで,画像データとして認識されます。
- バーコードデータ
データを読み込んだときに,バーコードデータは文字として認識されることがあるので,フィールド属性をバーコードに変更します。
使用できるデータの詳細については,「9.9 バーコードアイテムのプロパティ設定」を参照してください。