EURは,机上に用紙を広げて,帳票のフォーマットを作成するのと同じように,画面に用紙を表示して,レイアウトを確認しながら帳票を作成できます。EURでは,帳票を作成することを「帳票を設計する」といいます。
EURで帳票を設計するには,帳票を設計するためのデータと帳票のレイアウトを用意します。データとレイアウトを合わせることで,一つの帳票となります。
帳票には,文字,罫線のほか,角丸四角形,円などの図形や,網掛け,画像データ,バーコード,ページ番号などを自由に配置できます。表示する位置やサイズなどをプログラミングする必要はありません。
表のデータは,データウィンドウから用紙へドラッグアンドドロップで貼り付けられます。また,貼り付けた1行分のデータをひな型にして「繰り返し」機能を使うと,用意されたすべてのデータを表にすることもできます。
また,EURは英語,中国語(簡体字および繁体字),および日本語の作業環境に対応しているため,作業環境のロケールによって,メニュー,ダイアログおよびメッセージなどを表示する言語を切り替えられます。
ロケールごとの表示例を次に示します。