15.5 部品の帳票ウィンドウへの貼り付け
(1) 部品を帳票ウィンドウに貼り付ける
部品を帳票ウィンドウに貼り付ける方法を次に示します。
- 部品の選択
部品パレットウィンドウから貼り付ける部品を選択します。
- 帳票ウィンドウへの貼り付け
ドラッグアンドドロップで,部品を帳票ウィンドウに貼り付けます。
![[図データ]](figure/zu140500.gif)
マウスを帳票ウィンドウの貼付域に移動すると,マウスの形が
に変わり,マウスの位置に,部品のサイズを表すラバーバンドが表示されます。マウスボタンを離すと,部品が帳票ウィンドウに貼り付けられます。
複数の部品を同時に貼り付けることはできません。一つずつ貼り付けてください。
部品の左上が帳票ヘッダ領域にある場合は,貼り付けた部品は表紙ページにだけ表示されます。
(2) 部品のプロパティを表示する
部品のプロパティは,[部品アイテムのプロパティ]ダイアログで表示できます。[部品アイテムのプロパティ]ダイアログは,部品パレットウィンドウから部品を選択し,[ファイル]メニュー-[プロパティ]を選択します。
部品のプロパティでは,部品名,部品ID,コメント,および座標が表示できます。
![[図データ]](figure/zu190501.gif)
部品のプロパティは,変更できません。
(3) 部品の表示位置を指定する
部品登録時に座標を「固定の位置」に指定すると,部品の表示位置を指定できます。部品の表示位置の指定は,宛名ラベルや表のヘッダなど,決まった位置に貼り付ける部品に指定しておくと便利です。
部品の表示位置は,部品登録時に[部品の登録]ダイアログで指定します。部品の登録については,「15.3 部品の登録」を参照してください。なお部品アイテムは,[アイテムのプロパティ]ダイアログでは,基準位置を指定できません。
部品の座標に「任意の位置」を指定した場合と,「固定の位置」を指定した場合の部品の貼り付け位置について次に示します。
![[図データ]](figure/zu140600.gif)
- 座標を「任意の位置」にして部品を登録した場合
- 任意の位置に貼り付けられます。部品のサイズを示すラバーバンドは,マウスを中心にして表示されます。
- 座標を「固定の位置」にして部品を登録した場合
- 部品登録時に座標に指定した位置にだけ部品を貼り付けられます。マウスを任意の位置に移動しても,ラバーバンドは常に指定した座標の位置に表示されます。
- 「固定の位置」を選択すると,[部品の登録]ダイアログの[座標]グループボックスには,次のように表示されます。
![[図データ]](figure/zu140700.gif)
- 「基準位置」のデフォルトは,「用紙左上」です。「X」・「Y」には,部品を登録したときの座標値が表示されます。表示される単位は,[オプション]ダイアログ-[表示]タブの「使用する単位」で指定した単位が表示されます。
- [常に指定位置に配置]をチェックしない場合
- 帳票ウィンドウ上に貼り付けたあとは,部品を移動できます。
- [常に指定位置に配置]をチェックした場合
- 帳票ウィンドウ上に貼り付けたあとも部品を移動できません。部品を移動できるように設定する場合は,[常に指定位置に配置]をチェックしないか,「任意の位置」を指定してください。
- 注意
- 部品の表示位置は,部品を登録したあとは変更できません。部品の表示位置を変更する場合は,部品を登録し直してください。部品の表示位置を指定する方法については,「15.3 部品の登録」を参照してください。
(4) 帳票ウィンドウ上で部品を移動する
帳票ウィンドウに貼り付けた部品を移動する方法は,ほかのアイテムの移動方法と同じです。アイテムの移動については,「8.10 アイテムの選択と移動」を参照してください。