15.5 部品の帳票ウィンドウへの貼り付け

部品パレットウィンドウに登録されている部品を帳票ウィンドウに貼り付けます。

注意
次の場合は,部品を帳票ウィンドウに貼り付けできません。
  • 貼付域以外にマウスを移動した場合
  • 部品のサイズが貼付域のサイズを超えた場合
  • [常に指定位置に配置]をオンにして部品が貼付域をはみ出した場合
<この節の構成>
(1) 部品を帳票ウィンドウに貼り付ける
(2) 部品のプロパティを表示する
(3) 部品の表示位置を指定する
(4) 帳票ウィンドウ上で部品を移動する

(1) 部品を帳票ウィンドウに貼り付ける

部品を帳票ウィンドウに貼り付ける方法を次に示します。

  1. 部品の選択
    部品パレットウィンドウから貼り付ける部品を選択します。
  2. 帳票ウィンドウへの貼り付け
    ドラッグアンドドロップで,部品を帳票ウィンドウに貼り付けます。

    [図データ]

    マウスを帳票ウィンドウの貼付域に移動すると,マウスの形が[図データ]に変わり,マウスの位置に,部品のサイズを表すラバーバンドが表示されます。マウスボタンを離すと,部品が帳票ウィンドウに貼り付けられます。
    複数の部品を同時に貼り付けることはできません。一つずつ貼り付けてください。
    部品の左上が帳票ヘッダ領域にある場合は,貼り付けた部品は表紙ページにだけ表示されます。

(2) 部品のプロパティを表示する

部品のプロパティは,[部品アイテムのプロパティ]ダイアログで表示できます。[部品アイテムのプロパティ]ダイアログは,部品パレットウィンドウから部品を選択し,[ファイル]メニュー-[プロパティ]を選択します。

部品のプロパティでは,部品名,部品ID,コメント,および座標が表示できます。

[図データ]

部品のプロパティは,変更できません。

(3) 部品の表示位置を指定する

部品登録時に座標を「固定の位置」に指定すると,部品の表示位置を指定できます。部品の表示位置の指定は,宛名ラベルや表のヘッダなど,決まった位置に貼り付ける部品に指定しておくと便利です。

部品の表示位置は,部品登録時に[部品の登録]ダイアログで指定します。部品の登録については,「15.3 部品の登録」を参照してください。なお部品アイテムは,[アイテムのプロパティ]ダイアログでは,基準位置を指定できません。

部品の座標に「任意の位置」を指定した場合と,「固定の位置」を指定した場合の部品の貼り付け位置について次に示します。

[図データ]

座標を「任意の位置」にして部品を登録した場合
任意の位置に貼り付けられます。部品のサイズを示すラバーバンドは,マウスを中心にして表示されます。
座標を「固定の位置」にして部品を登録した場合
部品登録時に座標に指定した位置にだけ部品を貼り付けられます。マウスを任意の位置に移動しても,ラバーバンドは常に指定した座標の位置に表示されます。
「固定の位置」を選択すると,[部品の登録]ダイアログの[座標]グループボックスには,次のように表示されます。
[図データ]
「基準位置」のデフォルトは,「用紙左上」です。「X」・「Y」には,部品を登録したときの座標値が表示されます。表示される単位は,[オプション]ダイアログ-[表示]タブの「使用する単位」で指定した単位が表示されます。
[常に指定位置に配置]をチェックしない場合
帳票ウィンドウ上に貼り付けたあとは,部品を移動できます。
[常に指定位置に配置]をチェックした場合
帳票ウィンドウ上に貼り付けたあとも部品を移動できません。部品を移動できるように設定する場合は,[常に指定位置に配置]をチェックしないか,「任意の位置」を指定してください。
注意
部品の表示位置は,部品を登録したあとは変更できません。部品の表示位置を変更する場合は,部品を登録し直してください。部品の表示位置を指定する方法については,「15.3 部品の登録」を参照してください。

(4) 帳票ウィンドウ上で部品を移動する

帳票ウィンドウに貼り付けた部品を移動する方法は,ほかのアイテムの移動方法と同じです。アイテムの移動については,「8.10 アイテムの選択と移動」を参照してください。