![[図データ]](figure/zu030100.gif)
(a) 数値データ
数値は,そのまま記述するか,または「"」で囲みます。
- 先頭に一つ以上の半角空白のある数値データの両端を「"」で囲んで記述した場合,先頭の半角空白を除いたデータが,入力データとなります。
(例)
「"△126"」と記述した場合は,「126」が入力データとなります。
「"△-126△"」と記述した場合は,「-126」が入力データとなります。
- 「"」で囲んでいない場合,前後の空白を除いたデータが,入力データとなります。
(例)
「△315△」と入力した場合は,「315」が入力データとなります。
- データを読み込んだあと
- フィールド定義で種別を「数値」,または「数値(集計対象外)」に設定します。1桁以上のデータがある場合は,ゼロサプレス処理をします。
(b) 文字データ
文字列は,そのまま記述するか,または「"」で囲みます。
- 「"」を文字データとして使用する場合は,「"」を二つ続けて記述し,文字データの両端を「"」で囲んでください。
(例)
「E"UR」とする場合は,「"E""UR"」と指定します。
- 「"」で囲んでいない場合,前後の空白を除いたデータが,入力データとなります。
(例)
「△EUR△」と入力した場合は,「EUR」が入力データとなります。
- 区切り文字を文字データとして記述する場合は,文字列の両端を「"」で囲んでください。
(例)
「,」が区切り文字の場合,「EU,R」とするときは,「"EU,R"」と指定します。
- 「"」で囲まれていない文字列の終端は,区切り文字,改行コード,または¥0(Null:0x00)にしてください。
- 「"」で囲まれている文字列の終端は,改行コード,または¥0(Null:0x00)にしてください。
- 文字列中のタブは,空白に変換されます。ただし,タブが区切り文字として使用されている場合は,区切り文字として扱われます。
- 「"」で囲まれた文字列中の改行コードは,文字として扱われます。
- データを読み込んだあと
- フィールド定義で種別を「文字列」に設定します。
(c) 画像データ
画像ファイル名(拡張子を含む)をそのまま記述するか,「"」で囲みます。
指定できる画像データは,次のとおりです。
- Windows BITMAP
- JPEG形式の画像データ
- GIF形式の画像データ
- TIFF形式の画像データ
EURで扱える画像データについては,「8.6.2 扱える画像データの形式」を参照してください。
- データを読み込んだあと
- フィールド定義で種別を「画像」に設定します。
- 補足説明
- 一つの帳票で複数の画像ファイルを使用する場合は,使用する画像ファイルを同じフォルダに保存しておいてください。
(d) 日付データ
日付データは,西暦または和暦を数値で指定します。
日付データには,入力データの桁数と,指定したいデータ種別の桁数が一致するように入力データを指定してください。入力データの桁数とデータ種別の桁数が合っていないと,マッピングデータウィンドウに表示されないことがあります。
- 西暦
西暦を数値で記述します。指定できるデータの種別と桁数を次に示します。
データ種別 | 桁数 | 指定例 (「2004年5月23日12時10分05秒」の場合) |
---|
日付(年次) | 4桁 | 2004 |
日付(月次) | 6桁 | 200405 |
日付(日次) | 8桁 | 20040523 |
日付(日付・時刻)※ | 年:4桁 月:2桁 日:2桁 時:2桁 分:2桁 秒:2桁 | 2004/05/23 12:10:05 |
注※
- 日付は「/」で,時刻は「:」で区切り,日付と時刻の間は半角空白一つで区切ってください。
- 日付は省略できませんが,時刻は省略できます。時刻を省略した場合は,00:00:00が仮定されます。
- 和暦
和暦を指定する場合,1桁目に元号を次の数値で指定します。
指定できるデータ種別と桁数を次に示します。
データ種別 | 桁数 | 指定例 |
---|
「平成21年1月1日」を表示させる場合 | 「昭和64年1月1日」を表示させる場合 |
---|
和暦(年次) | 3桁 | 421 | 364 |
和暦(月次) | 5桁 | 42101 | 36401 |
和暦(日次) | 7桁 | 4210101 | 3640101 |
和暦日付は,「平成元年1月1日」のような架空の日付も表示できます。また,[アイテムのプロパティ]ダイアログの[表示形式](日付・時刻データ)タブで,日付の表示形式を次のように設定することもできます。
- 「平成1年」を「平成元年」と表示できます。
- 「平成21年」を「H21」と表示できます。
- データを読み込んだあと
- 指定したデータの桁数に合わせて,フィールド定義で種別を設定します。
- 補足説明
- 年号を表すデータは4桁で認識されます。そのため,[コントロールパネル]の[地域のオプション]の設定で,年号を2桁に設定している場合は,[日付]ページの[短い形式]のリストボックスから,年号を4桁で表示する形式「yyyy」に選択し直してください。[区切り記号]は,「/」を指定してください。また,Windowsの時刻表示を12時間制の形式に設定している場合は,[時刻]ページの[時間の形式]のリストボックスから,24時間制の形式に選択し直してください。この場合,午前,または午後を表す「t」の付く形式は設定しないでください。
(e) バーコードデータ
バーコードで使用するデータを指定します。表示するバーコードの種類によって,使用できるデータや桁数が異なります。バーコードのデータについては,「3.1.3 EURで使用できるバーコードデータ」を参照してください。
- データを読み込んだあと
- フィールド定義で種別を「バーコード」に設定します。
(f) 特殊編集レベルデータ
繰り返し機能で,帳票に読み込んだデータをレコード単位で任意に編集したい場合は,特殊編集レベルを1~99の範囲で記述します。
- 記述したレベルは,データウィンドウのレコード番号の横に「(レベル:nn)」と表示されます。
- 複数レコードに同一レベルを指定した場合,一つのレコードを編集すると,同一レベルのレコードすべてが編集されます。
- 編集しない場合は,特殊編集レベルの指定を省略するか,または「0」もしくは空白を指定してください。
- データを読み込んだあと
- フィールド定義で種別を「特殊編集レベル」に設定します。
(g) 区切り文字
データを区切る区切り文字は,データのプロパティ,またはディクショナリファイルで指定します。
なお,「"」は,区切り文字には使用できません。ディクショナリファイルで区切り文字の指定を省略した場合,およびディクショナリファイルを指定しなかった場合は,区切り文字に「,」を使用します。