1.8 EURから出力できる文字

EURでは,帳票を出力するファイルやプリンタによって,使用できる文字が異なります。環境に合わせて,出力できる文字を使用してください。次に示す文字集合の文字を出力します。

表1-4  出力先に対応した文字集合

文字集合Windows対応プリンタPDF形式ファイルPostScript Level2対応プリンタ※1LIPSIII対応プリンタESC/P対応プリンタCSV形式ファイルEUR形式ファイルExcel形式ファイル
Windows環境UNIX/Linux(R)環境
JISX0201:1997ローマ字※2
JISX0201:1997カタカナ※2
JISX0208:1997※2
NEC特殊文字のうちJISX0208,JISX0212に含まれない文字×
Windows31J-NEC特殊文字のうち,JISX0212に含まれる文字※3
Windows31J-IBM拡張文字,NEC選定IBM拡張文字のうち,JISX0212に含まれない文字××
JISX0212のうちWindows31Jに含まれる文字※3※3
JISX0212のうちWindows31Jに含まれない文字※3※3※3×
UCS-2の私用領域(U+E000~U+F8FF)に定義されている6,400字※3※3※3※3※3※4※5※5
JISX0213:2004※6×××
GB18030:2000××××
上記の文字集合以外の文字×××××××
(凡例)
○:文字を出力します。
△:文字を出力しますが,一部出力できない文字があります。
×:空白に置き換えて出力します。
注※1
プリンタフォントに上記の文字集合が登録されていない場合は,空白に置き換えて出力します。
注※2
環境変数や環境設定ファイルに指定した,ESC/P対応プリンタで使用するフォントファイルに登録されている文字のイメージを,画像処理で出力します。
注※3
EURフォントファイルに登録されている文字を,画像として出力します。EURフォントファイルについては,「16.2 EURフォントファイルを使用した外字の登録」を参照してください。
EURフォントファイルを使用しない場合は,OSごとに作成した外字を出力することもできます(Linux環境の場合は,全角の空白に置き換えて出力します)。外字の出力については,「1.9 EURでの外字の使用方法」を参照してください。
注※4
UCS-2の私用領域(U+E000~U+F8FF)に定義されている6,400字のうち,最初の1,880字だけが出力できます。
注※5
クライアント環境のWindows標準外字ファイル(EUDC.TTE)の同じコードに同じ外字を定義する必要があります。
注※6
UNIX/Linux環境の場合,日立のJISX0213:2004フォントを搭載したPostScript対応プリンタで出力できます。