18.1 データベースアクセス定義ウィンドウ

データベースからデータを抽出する時に,絞り込む条件を定義するウィンドウです。

[データ]メニューの[データベースアクセス定義]を選択すると,[データソースの選択]ダイアログが表示されます。接続するデータの情報を入力し,データベースへ接続ができると,データベースアクセス定義ウィンドウが表示されます。

データベースへの接続情報の設定方法については,「4.4 データベースの接続設定」の説明を参照してください。

<この節の構成>
(1) データベースアクセス定義ウィンドウのメニュー
(2) データベースアクセス定義ウィンドウで設定できる項目
(3) 画面構成

(1) データベースアクセス定義ウィンドウのメニュー

データベースアクセス定義ウィンドウに表示されるメニューと,各メニューに対応するツールバーボタンを次の表に示します。

表18-1 データベースアクセス定義ウィンドウのメニュー一覧

メニュードロップダウンメニュー機能ツールバーボタン
接続(A)接続(C)...データベースに接続します。操作中にタイムアウトした場合に,再接続するために使用します。[図データ] 
切断(D)データベースとの接続を切ります。接続しているデータベースとの接続を切るために使用します。[図データ] 
抽出(S)表名(T)...[表選択]ダイアログが表示されます。[表選択]ダイアログでは,接続したデータベースから表を選択できます。[表選択]ダイアログから制御が戻ると,選択された表名が[表名]ボタン横に表示されます。[図データ] 
列設定(U)...[列設定]ダイアログが表示されます。[列設定]ダイアログでは,選択した表の中から,抽出する列を選択できます。[列設定]ダイアログから制御が戻ると,選択された列名が[列設定]ボタン横に表示されます。[図データ] 
条件設定(C)...[条件設定]ダイアログが表示されます。[条件設定]ダイアログでは,列データを絞り込む条件を設定します。[条件設定]ダイアログから制御が戻ると,[条件設定]ボタン下に条件が表示されます。また,条件関連式が[関連]テキストボックスに設定されている場合は,「条件関連:」横に条件式が表示されます。[図データ] 
抽出確認(E)データ表示ウィンドウが表示されます。データ表示ウィンドウでは,データベースアクセス定義ウィンドウで定義した結果,抽出されたデータを表形式で表示します。可変記号が設定されている場合は,データ表示ウィンドウを表示する前に,[実行値入力]ダイアログが表示されます。
ただし,.NET Frameworkがインストールされていない場合,抽出確認はできません。
[図データ] 
列情報の最新(N)列情報を最新にします。
ツール(X)見出し編集(L)...[見出し編集]ダイアログが表示されます。[見出し編集]ダイアログでは,見出し辞書の新規作成,または見出し辞書に登録されている見出し情報を編集できます。[図データ] 
オプション(O)...[オプション設定]ダイアログが表示されます。[オプション設定]ダイアログでは,[抽出],[表示],および[見出し辞書]のタブを表示します。
ヘルプ(H)このウィンドウの説明(W)「EUR 帳票設計」のヘルプが表示されます。
(凡例)
-:該当しません。

(2) データベースアクセス定義ウィンドウで設定できる項目

[表名]ボタン
[表選択]ダイアログが表示されます。
[表選択]ダイアログから制御が戻ると,選択された表名が[表名]ボタン横に表示されます。
[列設定]ボタン
[列設定]ダイアログが表示されます。
[列設定]ダイアログから制御が戻ると,選択された列名が[列設定]ボタン横に表示されます。[列設定]ダイアログで選択した列に,フォーカスを持つ列の表ヘッダ,または列ヘッダを表示する表ヘッダがない場合は「表名」が表示されます。列ヘッダがない場合は「列名」が表示されます。表名,または列名が,表示エリアを超えるような場合は,エリア内で文字列をスクロールすることで参照できます。また,[列設定]ダイアログの[選択列]リストに抽出された列の個数(nnn)が,「選択列:」横に表示されます。表示範囲は,1~99,999(個)です。抽出した列の個数が表示範囲を超える場合は,表示されません。
[選択列表示]グリッド
[列設定]ボタンの下に,選択された表名,列名,および情報が表形式で表示されます。
[行番号の付加]チェックボックス
抽出結果を表示するデータウィンドウに行番号を追加するかどうかを指定します。チェックを入れると,[項目名]テキストボックスに,行番号のタイトルを入力できます。
[項目名]テキストボックス
行番号のタイトルを入力します。デフォルトは,「項番」です。30文字まで入力できます。[行番号の付加]チェックボックスにチェックを入れると,入力できます。
[条件設定]ボタン
[条件設定]ダイアログが表示されます。[条件設定]ダイアログから制御が戻ると,[条件設定]ボタン下に条件が表示されます。また,条件関連式が[関連]テキストボックスに設定されている場合は,「条件関連:」横に条件式が表示されます。
[件数制限]コンボボックス
抽出するデータ件数を指定します。データ件数は,直接入力するか,またはリストから選択します。抽出できるデータ件数は,1~999,999,999です。リストには,次に示す値が表示されます。
なし,1~9,10,20,30,40,50,100,200,300,400,500,1000,2000,3000,4000,5000,10000
[件数制限]コンボボックスに何も指定しなかった場合,または「なし」を入力した場合は,「制限なし(999,999,999)」と見なされます。
[件数表示]チェックボックス
データを抽出する時,抽出された件数をメッセージ表示するかどうかを設定します。デフォルトは,「オン(メッセージ表示する)」です。
[抽出確認]ボタン
データ表示ウィンドウを表示します。データ表示ウィンドウについては,「18.2 データ表示ウィンドウ」を参照してください。また,可変記号が設定されている場合は,データ表示ウィンドウを表示する前に,[実行値入力]ダイアログが表示されます。
ただし,.NET Frameworkがインストールされていない場合,抽出確認はできません。
[逐次出力]チェックボックス
データ表示ウィンドウを表示した時,抽出されたデータを特定の件数ずつ区切って表示するかどうかを設定します。デフォルトは,「オフ(区切って出力しない)」です。[逐次出力]チェックボックスをオンにすると,表示する件数を指定できます。デフォルトは,「10(件)」です。
[OK]ボタン
データを抽出するかどうかを確認するダイアログが表示されます。[はい]ボタンをクリックすると,データウィンドウに抽出したデータが表示されます。
[キャンセル]ボタン
データウィンドウに戻ります。確認ダイアログが表示され,データベースアクセス定義ウィンドウでの操作が無効になることが通知されます。

(3) 画面構成

[図データ]