16.1.1 帳票を印刷するときの手順

帳票を印刷するときの手順を次に示します。

<この項の構成>
(1) 帳票とデータを指定する
(2) 帳票の出力先を指定する
(3) コマンドのオプションを直接指定する
(4) コマンドを実行する

(1) 帳票とデータを指定する

[EUR サーバ帳票出力コマンド指定]ダイアログの[入力]グループボックスで,帳票とデータを指定します。次の3とおりの方法で指定できます。

また,データベースからデータを入力する場合は,接続情報ファイルも一緒に指定します。

なお,ファイルはすべてフルパスで指定します。各テキストボックスの[参照]ボタンをクリックすると,[ファイルを選択]ダイアログが開いてファイルを指定できます。

(a) 帳票ファイルとデータファイルを直接指定する

帳票ファイルとデータファイルを直接指定するときは,次の手順で指定してください。

  1. [入力]グループボックスの[直接指定]ラジオボタンを選択する。
  2. [帳票ファイル]テキストボックスで帳票ファイルを指定する。
  3. [マッピングデータ]テキストボックスでマッピングデータファイルを指定する。
  4. [ユーザ定義データ]テキストボックスでユーザ定義データファイルを指定する。
    ユーザ定義データを使用していない帳票の場合,[ユーザ定義データ]テキストボックスの指定は不要です。

指定後,ダイアログでは次のように表示されます。

[図データ]

データベースからデータを入力する場合
データベースからデータを入力する場合は,手順2.のあとに次の手順で指定してください。
  1. [マッピングデータ]テキストボックスで可変記号値定義ファイルを指定する。
  2. [ユーザ定義データ]テキストボックスで可変記号値定義ファイルを指定する。
  3. ユーザ定義データを使用していない帳票の場合,[ユーザ定義データ]テキストボックスの指定は不要です。
  4. [データベースから入力]チェックボックスをオンにする。
  5. [接続情報ファイル]テキストボックスで接続情報ファイルを指定する。
指定後,ダイアログでは次のように表示されます。
[図データ]
可変記号値定義ファイル,および接続情報ファイルの詳細については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。
(b) 帳票セット指定ファイルを指定する

帳票セット指定ファイルを指定するときは,次の手順で指定してください。

  1. [入力]グループボックスの[帳票セット指定ファイルを使用]ラジオボタンを選択する。
  2. [帳票セット指定ファイル]テキストボックスで帳票セット指定ファイルを指定する。

指定後,ダイアログでは次のように表示されます。

[図データ]

帳票セット指定ファイルの詳細については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。

データベースからデータを入力する場合
データベースからデータを入力する場合は,帳票セット指定ファイルを指定したあとに次の手順で指定してください。
  1. [データベースから入力]チェックボックスをオンにする。
  2. [接続情報ファイル]テキストボックスで接続情報ファイルを指定する。
接続情報ファイルの詳細については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。
(c) 複数様式情報定義ファイルを指定する

複数様式で出力する場合は,帳票セット指定ファイルを指定したあとに,次の手順で指定してください。

  1. [入力]グループボックスの[複数様式で出力]チェックボックスをオンにする。
  2. [複数様式情報定義ファイル]テキストボックスで,複数様式情報定義ファイルを指定する。

指定後,ダイアログでは次のように表示されます。

[図データ]

データベースからデータを入力する場合
データベースからデータを入力する場合は,帳票セット指定ファイルと複数様式情報定義ファイルを指定したあとに次の手順で指定してください。
  1. [データベースから入力]チェックボックスをオンにする。
  2. [接続情報ファイル]テキストボックスで接続情報ファイルを指定する。
接続情報ファイルの詳細については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。

(2) 帳票の出力先を指定する

帳票の出力先プリンタを[出力]グループボックスで指定します。次の手順で指定してください。

  1. [印刷]ラジオボタンを選択する。
    [出力先プリンタ]リストボックスが活性となります。
  2. [出力先プリンタ]リストボックスで,印刷するプリンタを選択する。
    リストボックスには,OSに登録されているプリンタが表示されます。デフォルトは,「(通常使うプリンタ)」です。

指定後,ダイアログでは次のように表示されます。

[図データ]

(3) コマンドのオプションを直接指定する

ダイアログで指定した以外のオプションを指定したい場合は,[その他のオプション]テキストボックスで直接指定します。16,000バイト以内の文字列で指定してください。

次の形式で指定してください。

オプション名△指定値

オプションを複数指定するときは,オプションとオプションの間に半角空白を挿入して指定してください。[その他のオプション]テキストボックスの指定例を次に示します。

帳票の2ページ目から5ページ目を印刷したい場合
印刷開始ページを指定する/sオプションと,印刷終了ページを指定する/eオプションを指定します。
(指定例)

/s 2 /e 5

指定後,ダイアログでは次のように表示されます。

[図データ]

なお,[その他のオプション]テキストボックスには,コマンド名(インストール先フォルダ¥Program¥eurps.exe)は記載しないでください。[その他のオプション]テキストボックスで指定できるオプションの詳細については,「16.1.5(1) ダイアログで指定できるオプション」をあわせて参照してください。

(4) コマンドを実行する

ダイアログでの指定内容を基に,コマンドを実行して帳票を印刷します。バッチファイルを生成することもできます。

(a) コマンドの実行

[コマンド実行]ボタンをクリックして,指定したプリンタで帳票を印刷します。

コマンド実行時には,指定したファイルの名称や指定内容が正しいかどうかはチェックされません。

コマンドの実行が終了すると,[コマンド実行結果]ダイアログが表示されます。[コマンド実行結果]ダイアログにはメッセージ(「EUR Print Serviceを実行しました。」)および終了コードが出力されます。エラーがある場合は,詳細メッセージが[メッセージ]テキストボックスに出力されます。

なお,「ログファイル(eurps.log)を確認してください。」のメッセージが表示された場合は,eurpsログに出力された内容を確認してください。eurpsログについては,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。

[図データ]

メッセージおよび終了コードの詳細については,マニュアル「EUR メッセージ」を参照してください。

(b) バッチファイルの生成

次の手順でバッチファイルを生成します。

  1. [バッチファイル生成]ボタンをクリックする。
    [バッチファイル生成]ダイアログが表示されます。[バッチファイル生成]ダイアログには,バッチファイルに書き込まれる内容が表示されています。

    [図データ]

    環境変数に対応する値を設定している場合,バッチファイルには環境変数が「set 環境変数=値」の書式で出力されます。
    環境変数に対応する値を設定していない場合も環境変数名は出力されますが,コメント行として扱われます。コメント行を示す「rem 環境変数=」の書式で出力されます。
  2. [名前を付けて保存]ボタンをクリックする。
    [名前を付けて保存]ダイアログが表示されます。
  3. バッチファイル名を指定して,[保存]ボタンをクリックする。

なお,[バッチファイル生成]ダイアログの内容は変更できません。変更したい場合は[キャンセル]ボタンをクリックして[EUR サーバ帳票出力コマンド指定]ダイアログに戻り,ダイアログの各項目を修正してください。

バッチファイルは自動では実行できません。バッチファイルの実行結果を確認したいときは,バッチファイルをダブルクリックするなどして別途実行してください。