17.3.1 帳票設計で使用できるフォント

EURで使用できるフォントは,固定ピッチおよび可変ピッチのTrueTypeフォントです。

OCRフォントを使用して帳票を定義することもできます。ただし,EUR サーバ帳票出力機能で出力された帳票を光学式文字読み取り装置で読み取る場合は,ご使用になる光学式文字読み取り装置で,文字が読み取れるかどうかを確認してください。

欧文フォントなど縦書きのないフォントが選択されている場合,[アイテムのプロパティ]ダイアログの[文字配置]タブで,文字の方向に「上向きで上から下」または「左向きで左から右」を選択すると,正しく表示されないことがあります。

また,メイリオフォントが選択されている場合,文字の方向に「上向きで上から下」または「左向きで左から右」を選択すると,出力時に文字の位置がずれて出力されます。メイリオフォントを使用する場合は,文字の方向に「上向きで上から下」または「左向きで左から右」を指定しないでください。

<この項の構成>
(1) UNIX対応プリンタに出力するときの注意
(2) 外字を出力する場合の注意

(1) UNIX対応プリンタに出力するときの注意

(2) 外字を出力する場合の注意

Windows環境の場合
  • 帳票をPDF形式ファイルに出力した場合は,外字をイメージとしてPDF形式ファイル中に埋め込むので,外字の検索と複写はできません。
  • ベンダ定義文字は,プリンタドライバで「TrueTypeをプリンタフォントで置き換える」が設定されていると,プリンタによってはベンダ定義文字が正しく印刷されないことがあります。この場合は,TrueTypeで出力するように設定してください。
  • Windowsをログオフすると,外字は出力されません。Windowsの場合は,ログオフしないで運用してください。
UNIX環境の場合
  • 帳票をPDF形式ファイルに出力した場合は,外字をイメージとしてPDF形式ファイル中に埋め込むので,外字の検索と複写はできません。
  • Shift JISロケール環境で実行する場合,ベンダ定義文字はコードで出力されますので,プリンタによって,正しく印刷されないことがあります。
  • HP-UX環境およびAIX環境で,外字をイメージで出力する場合,環境変数「EURPS_GAIJIFONT」に指定したフォントファイル(*.pcf)が必要です。環境変数「EURPS_GAIJIFONT」については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。