20.15 [繰り返し設定]ダイアログ

繰り返し情報(繰り返しの縦位置・横位置,繰り返し個数,および繰り返しの優先方向)を設定するダイアログです。既存の帳票と同じように作成するなど,繰り返す情報がすでに決まっている場合,[繰り返し設定]ダイアログに繰り返し情報を設定することでスピーディに表が作成できます。

帳票ファイル上で繰り返し情報の調整が必要な場合は,それぞれの操作をメニューから行ってください。[繰り返し設定]ダイアログで設定した情報は,メニューから設定した情報と同じです。そのため,メニューから繰り返し情報が設定されている場合は,[繰り返し設定]ダイアログを表示したとき,その設定内容が表示されます。また,[繰り返し設定]ダイアログで設定した情報は,メニューからも解除できます。

<この節の構成>
(1) [繰り返し設定]ダイアログで設定できる項目
(2) 画面図

(1) [繰り返し設定]ダイアログで設定できる項目

[繰り返し設定]ダイアログで設定できる項目を次に示します。

[繰り返し種別]グループボックス
繰り返しの種別を設定します。デフォルトは,「(1ページ1レコードの)単一」です。
[図データ]
[繰り返し種別]のグループボックスから,「縦方向」と「縦方向優先」を選択した場合は,[繰り返し]メニューの[優先方向]-[縦方向]に「・」印が付きます。また,「横方向」と「横方向優先」を選択した場合は,[繰り返し]メニューの[優先方向]-[横方向]に「・」印が付きます。
[繰り返し種別]のグループボックスから選択した種別によって,[縦繰り返し]と[横繰り返し]のグループボックスで設定できる状態が変わります。

表20-17 設定できる繰り返し方法

繰り返し方向単一縦方向横方向縦方向優先横方向優先
縦繰り返し××
横繰り返し××
(凡例)
○:設定できます。
×:設定できません。

[縦繰り返し]グループボックス
縦方向の繰り返し間隔と繰り返し個数を設定します。
[間隔]ラジオボタン
縦方向の繰り返し間隔をミリメートル(mm),インチ(in),またはピクセル(px)で指定します。値はテキストボックスに指定します。
間隔に指定できる値の最小値は,1ミリメートル(mm)です。インチ(in),ピクセル(px)の場合はミリメートルに換算したとき1.00以上の値を最小値とします。
最大値は,繰り返し対象のアイテムを最低1回繰り返せる値です。最大値の算出例を次に示します。
  • (例)
    用紙サイズの長さ:297(mm)
    アイテムの座標位置のY座標:20(mm)
    余白:上下10(mm)
    アイテムの高さ:5(mm)
    最大値=297-20-10×2-5=252(mm)
設定できる単位と各単位の最小有効桁数の詳細は,「20.17.1 [表示]タブ」の[使用する単位]リストボックスの説明を参照してください。
[LPI]ラジオボタン
縦方向の繰り返し間隔をLPIで指定するとき,1行の高さと繰り返す行数を指定します。値は[LPI]テキストボックスと[行ごと]テキストボックスに指定します。例えば,[LPI]テキストボックスに「6」,[行ごと]テキストボックスに「4」と記入したとき,繰り返し間隔は4/6インチとなります。
[図データ]
[LPI]テキストボックスの値の最小値は0.13(LPI),最大値は24(LPI)です。
[行ごと]テキストボックスの値の最小値は1(行),最大値は99(行)です。
なお,「[LPI]テキストボックスの値×[行ごと]テキストボックスの値」は繰り返し対象のアイテムを最低1回繰り返せる範囲内に設定してください。
[繰り返し個数を設定]チェックボックス
縦の繰り返し個数を任意に設定するかどうかを設定します。デフォルトは,「オフ(繰り返し個数を設定しない)」です。
繰り返し個数を設定しない場合は,現在表示されている帳票の縦方向に繰り返しできる最大個数で繰り返されます。繰り返し最大個数は,[繰り返し個数を設定]のチェックボックスがオフの場合,[個数]のテキストボックスに薄く表示されています。
[繰り返し個数を設定]のチェックボックスをオンにすると,[個数]テキストボックスが入力できます。
[個数]テキストボックス
縦の繰り返し個数を設定します。個数は,1~現在表示されている帳票の繰り返し最大個数を整数値で設定します。デフォルトは,現在の帳票の繰り返し指定状態に従います。
[横繰り返し]グループボックス
横方向の繰り返し間隔と繰り返し個数を設定します。
[間隔]テキストボックス
横方向の繰り返し間隔を指定します。間隔に指定できる値の最小値は,1ミリメートル(mm)です。インチ(in),ピクセル(px)の場合はミリメートル換算したときに1.00以上の値を最小値とします。最大値は,繰り返し対象のアイテムを最低1回は繰り返せる値です。最大値の算出例を次に示します。
  • (例)
    用紙サイズの幅:210(mm)
    アイテムの座標位置のX座標:20(mm)
    余白:左右10(mm)
    アイテムの幅:5(mm)
    最大値=210-20-10×2-5=165(mm)
設定できる単位と各単位の最小有効桁数の詳細は,「20.17.1 [表示]タブ」の[使用する単位]リストボックスの説明を参照してください。
[繰り返し個数を設定]チェックボックス
横の繰り返し個数を任意に設定するかどうかを設定します。デフォルトは,「オフ(繰り返し個数を設定しない)」です。
繰り返し個数を設定しない場合は,現在表示されている帳票の横方向に繰り返しできる最大個数で繰り返されます。繰り返し最大個数は,[繰り返し個数を設定]のチェックボックスがオフの場合,[個数]のテキストボックスに薄く表示されています。
[繰り返し個数を設定]のチェックボックスをオンにすると,[個数]テキストボックスが入力できます。
[個数]テキストボックス
横の繰り返し個数を設定します。個数は,1~現在表示されている帳票の繰り返し最大個数を整数値で設定します。デフォルトは,現在の帳票の繰り返し指定状態に従います。

(2) 画面図

[図データ]