帳票に配置した角丸四角アイテム,円/楕円アイテム,または多角形アイテムは,次に示すプロパティを設定したり,変更したりできます。また,枠で囲むほかに,網を掛けたり,枠の線種や線色を変えたりすることもできます。
表9-7 図形アイテムのプロパティ設定
プロパティの設定 | 設定するタブ名 |
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模様の変更 | [図形]タブ |
背景色の変更 | |
前景色の変更 | |
角丸め(角丸四角アイテムの場合だけ) | |
繰り返し網掛けの指定 | |
枠線の表示(枠線種・枠線色の指定) | |
影付きの指定 | |
アイテムの表示位置の変更 | [位置・サイズ]タブ |
アイテムのサイズの変更 | |
出力ページの指定 | [出力ページ]タブ |
網掛け領域を繰り返し指定の対象にすると,全レコードが同じパターンの網掛けになります。この網掛けをn行ごとに設定できます。
先頭レコードの網パターンを[模様]のリストボックスから,次の行の網パターンを[繰り返し網掛け]の[繰り返し模様]のリストボックスから選択します。[n個ごと]のチェックボックスをオンにして,網掛け間隔の行数を入力します。指定できる個数は,2~32,767です。例えば,[模様]から「濃い網掛け」,[繰り返し網掛け]の[繰り返し模様]から「透明」を選択して,[n個ごと]のチェックボックスをオンにして,「2」個ごとに設定すると,網掛け,網掛けなし,網掛け,網掛けなし…のようにできます。
網掛けに色を設定する場合は,[背景色]と[前景色]を設定します。文字列や表のセルに掛けられている網の色を変更する場合は,背景色に濃い色を設定すると,文字が見えにくくなりますので,[図形]タブのプレビューで確認してください。
[模様]に「塗りつぶし」が設定されていると,[前景色]の設定は無効になり,[背景色]の色で塗りつぶされます。また,[模様]に「透明」が設定されていると,[背景色]と[前景色]に色を設定しても,無効になります。
[影付き]をオンにします。影の部分に色を付ける場合は,[模様]から[透明]以外の網パターンを選択します。色は黒の固定です。影の厚みは調整できません。
角丸四角アイテムを配置すると,四隅がすべて角丸になります。角丸めの微調整は,マウス操作でできますが,四隅すべてが丸めの対象となるため,一部の角を直角にしたい場合は,角丸めのチェックボックスをオフにします。