20.17.7 [バーコード]タブ
(1) [バーコード]タブで設定できる項目
[バーコード]タブで設定できる項目を次に示します。
- [バーコード形式]グループボックス
- バーコードを表示,または印刷した場合に,バーコードアイテムをどのように表示するかを設定します。
表20-19 バーコードの種類別の設定できる項目
種類 | サイズ | 高さ | 入力データ形式 |
---|
JAN標準 | ○ | ○ | × |
JAN短縮 | ○ | ○ | × |
CODE39 | ○ | ○ | × |
CODE128 | ○ | ○ | ○ |
NW-7 | ○ | ○ | × |
ITF | ○ | ○ | × |
カスタマバーコード | ○ | × | × |
QRコード | × | × | ○ |
- (凡例)
- ○:指定できます。
- ×:指定できません。
- [種類]リストボックス
- バーコードの種類を指定します。EURで指定できるバーコードは,JIS X 0501(JAN標準,JAN短縮),X 0502(ITF),X 0503(CODE39),X 0504(CODE128),X 0506(コーダバー。ただし,EURでは「NW-7」と表記します),X 0510(QRコード),および郵便事業株式会社が定めるカスタマバーコードです。デフォルトは,「JAN標準」です。
- [サイズ]テキストボックス
- バーコードのサイズを設定します。サイズの単位は,選択したバーコードの種類によって替わります。デフォルトは,「1」です。[種類]リストボックスで各バーコードを選択した場合については,「20.4.11 [バーコード]タブ」を参照してください。
- [高さ]テキストボックス
- バーコードを帳票ファイルに貼り付けた時の高さを設定します。高さの範囲は,1.0~50.0mmで,0.1mm単位で設定します。デフォルトは,「22.9」です。
- バーコードの種類が「カスタマバーコード」と「QRコード」の場合は,[高さ]を指定することはできません。
- [入力データ形式]リストボックス
- バーコードの種類が「CODE128」と「QRコード」の場合,入力データ形式を指定します。
- 「CODE128」の場合は,「コードセットB」と「コードセットC」のどちらの入力データを指定するかを選択します。デフォルトは,「コードセットB」です。
- 「QRコード」の場合は,「文字列」と「16進文字列」,「16進バイナリ」のうち,どの入力データを指定するかを選択します。デフォルトは,「文字列」です。
- [データ形式]グループボックス
![[図データ]](figure/zu191408.gif)
- バーコードフィールドのデータをどのように表示するかを設定します。
表20-20 バーコードフィールドに表示できるデータ形式一覧
種類 | データ形式 | データキャラクタの表示 |
---|
チェックキャラクタの付加 | スタート/ストップキャラクタの付加 | FNC1の付加 |
---|
JAN標準 | ○ | - | × | - |
JAN短縮 | ○ | - | × | - |
CODE39 | ○ | ○ | × | ○ |
CODE128 | - | - | ○ | ○ |
NW-7 | ○ | ○ | × | ○ |
ITF | ○ | - | × | - |
QRコード | × | × | × | × |
- (凡例)
- ○:指定できます。
- ×:指定できません。
- -:固定(オン)です。
- [バーコード形式]の[種類]のリストボックスから,「カスタマバーコード」を指定した場合は,[カスタマバーコードのデータ形式]のグループボックスからデータ形式を選択します。
- [チェックキャラクタを付加する]チェックボックス
- バーコード表示に,チェックキャラクタを付加するかどうかを設定します。使用するデータにチェックキャラクタが付加されている場合は,チェックキャラクタは付加しないでください。
- [スタート/ストップキャラクタを付加する]チェックボックス
- バーコード表示に,スタート/ストップキャラクタを付加するかどうかを設定します。デフォルトは,「オフ(付加しない)」です。
- [FNC1を付加する]チェックボックス
- バーコードの種類が「CODE128」の場合,データ形式に「FNC1」を付加するかどうかを設定します。FNC1は,特定の工業規格に合致するシンボルを識別するキャラクタです。
- [カスタマバーコードのデータ形式]グループボックス
![[図データ]](figure/zu191409.gif)
- [バーコード形式]の[種類]のリストボックスから,「カスタマバーコード」を指定した場合に,バーコードフィールドのデータをどのように表示するかを設定できます。[種類]リストボックスで「QRコード」を選択した場合は,表示されません。
- [郵便番号+住所表示番号]オプションボタン
- データが「郵便番号と住所表示番号」の場合に選択します。EURがチェックデジットと制御コードを付加してカスタマバーコードを表示します。
- [郵便番号+住所表示番号+チェックデジット+制御コード]オプションボタン
- データが「郵便番号,住所表示番号,チェックデジット,および制御コード」の場合に選択します。EURは,データをそのままカスタマバーコードに変換して表示します。
- [データキャラクタを表示する]チェックボックス
- バーコード表示に,データキャラクタを表示するかどうかを設定します。[種類]リストボックスで「QRコード」を選択した場合は,表示されません。
- [QRコード]グループボックス
- [バーコード形式]の[種類]のリストボックスから,「QRコード」を指定した場合に,QRコードの訂正レベル,バージョン,セルサイズを設定できます。[種類]リストボックスでQRコード以外を選択した場合は表示されません。
- [訂正レベル]リストボックス
- MレベルまたはQレベルを選択できます。訂正レベルとは,万一QRコードに損傷が発生した場合,損傷の度合いに応じてデータの復元能力を設定しておくもので,L(7%)<M(15%)<Q(25%)<H(30%)レベルがあります。EURで使用できる訂正レベルは,M(15%)レベルおよびQ(25%)レベルです。
- [バージョンを指定する]チェックボックス
- QRコードの型番(バージョン)を指定できます。QRコードの型番は1型から40型まであります。型番を指定する場合は,チェックをオンにして,テキストボックスに型番を入力してください。型番は,1~40までの整数です。
- [セルサイズを指定する]チェックボックス
- QRコードのセルサイズを指定できます。セルサイズの単位は,1/100mmです。セルサイズを指定する場合は,チェックをオンにして,テキストボックスにセルサイズを入力してください。21~126まで指定できます。
(2) 画面図
- JAN標準,JAN短縮,CODE39,CODE128,NW-7,ITF,カスタマバーコードの場合
![[図データ]](figure/zu191410.gif)
- QRコードの場合
![[図データ]](figure/zu191416.gif)