PDFで使用できるフォントについて説明します。EURでは,PDFを出力するとき,欧文フォント,中国語フォント,および日本語フォントが使用できます。
実行時のロケールに関係なく一つの帳票に,複数の言語の文字アイテムを配置できます。
PDF形式ファイルを出力するとき,固定ピッチおよび可変ピッチの欧文フォントを使用できます。
CP1252,ISO8859-1またはISO8859-15の文字を出力できます。CP1252,ISO8859-1またはISO8859-15以外の文字については,空白に置き換えて出力します。
Windowsでは,Courierフォント,Lucida ConsoleフォントをCP1252,ISO8859-1またはISO8859-15以外の文字で出力できますが,PDFでは出力できません。
ラテン補助文字のうち,日本語フォントでは全角となっている文字もラテン基本文字と同じ幅で出力します。ラテン文字については,「付録E ラテン文字一覧」を参照してください。
PDF形式ファイルを出力するとき,中国語フォントを使用できます。
次のフォントは宋体で出力されます。
次のフォントは明体で出力されます。
ラテン文字については,「付録E ラテン文字一覧」を参照してください。
PDF形式ファイルを出力するとき,JISX0213:2004文字集合の文字を使用できます。
MS932文字集合はCMAP名90ms-RKSJで,UniJIS-UTF16文字集合はCMAP名UniJIS-UTF16で出力します。MS932文字集合とUniJIS-UTF16文字集合が混在する帳票も作成できます。
Adobe Technical Note #5078 11 June 2004「Adobe-Japan1-6 Character Collection for CID-Keyed Fonts」文字集合中のTechnical Note #5094「UniJIS-UTF16-H/V」で規定された文字集合が出力できます。Unicode3.1 CJK拡張Aの文字をすべて含みます。
ラテン補助文字を使用した場合は,文字幅が不正に出力されるので,文字が重なって表示されることがあります。ラテン文字については,「付録E ラテン文字一覧」を参照してください。