6.2.1 下敷きの作成

下敷きを使用するには,あらかじめ手本となる画像ファイルを作成しておきます。

画像ファイルは,EURで使用できる画像ファイルの形式すべてを使用できます。EURで使用できる画像ファイルの形式については,「8.6.2 扱える画像データの形式」を参照してください。

スキャニングは,TWAIN対応の画像処理ソフトウェアで行ってください。「紙の傾き」,「切り取り範囲・画像データの大きさ」,および「色の補正」は,スキャニングするドライバの設定と画像処理ソフトウェアで行ってから画像ファイルに出力してください。EURは,その出力された画像ファイルを下敷きとします。

画像処理ソフトウェアは,スキャナ付属の入力プログラム,Windows付属の描画プログラム(ペイント,イメージングなど),または有償のフォトレタッチソフトなどを使用してください。

<この項の構成>
(1) 下敷きを作成する

(1) 下敷きを作成する

  1. 帳票原稿に位置合わせの目印を記入
    帳票原稿の端から,記入した位置合わせの目印の位置を控えます。
  2. TWAIN対応の画像処理ソフトウェアを起動
    スキャナのスキャニング範囲に,すべての位置合わせの目印が入ります。極力帳票原稿が傾かないように帳票原稿をスキャナにセットしてください。このとき,スキャナドライバのプレビューを使用してセットすると便利です。
  3. スキャニングの対象範囲を指定
    すべての位置合わせの目印が入るように,スキャニングの対象範囲を指定してください。スキャニングの帳票原稿は,画像データの縮尺を1:1にします。
    画像ファイルの用紙サイズは,EURで作成する帳票の用紙サイズと合わせて作成してください。
  4. スキャニングの実行
  5. 画像データの編集
    読み込んだ画像データの傾きを,位置合わせの目印に合わせて補正したあと,位置合わせの目印に沿って画像データを切り取ります。このとき,EURでの帳票定義に邪魔にならないように,画像データの色を別の色に変更してもかまいません。
  6. 画像データの保存
    画像データをファイルに保存します。保存した画像ファイルを使用する場合は,「6.2 下敷きの設定」を参照してください。