17.6.3 CSV形式ファイルに出力する場合

帳票をCSV形式ファイルに出力する場合,帳票設計時には次のことに注意してください。

<この項の構成>
(1) EUR サーバ帳票出力機能でCSV形式ファイルに出力できる帳票
(2) 帳票を設計する場合の注意
(3) CSV形式ファイルに出力されるデータ

(1) EUR サーバ帳票出力機能でCSV形式ファイルに出力できる帳票

EUR サーバ帳票出力機能でCSV形式ファイルに出力できる帳票を,次に示します。

(2) 帳票を設計する場合の注意

帳票を設計する場合は,次に示す操作に注意してください。

アイテムの配置
EURは,行,または列を意識しない自由配置の帳票を特長としていますが,CSV形式ファイルに出力する場合は,帳票に定義されている行,または列を意識します。グリッド補正を設定してから,アイテムを配置してください。
重ねて貼り付けたアイテム
アイテムを重ねて貼り付けている場合は,それぞれのアイテムが別の列に貼り付けられていると見なして出力されます。アイテムは重ならないように,配置してください。
縦書きで折り返されている文字
文字が縦書きで,かつアイテム枠の中で折り返されている場合は,次の行にわたる文字が,左側ではなく右側から出力されます。隣接して別のアイテムが配置されていると,そのアイテムの文字とマージされて出力されることもあります。
文字が折り返されないように,アイテム枠を広げたり,フォントのサイズを変更したりしてください。
項目や桁を区切る縦線
CSV形式ファイルに出力されたデータの列は,帳票を設計したときの,アイテム枠の幅を単位とします。そのため,項目や桁を区切る縦線は,データに出力されません。縦線を出力したい場合は,別のアイテムに置き換えるなどの編集をしてください。

(3) CSV形式ファイルに出力されるデータ

CSV形式ファイルに出力されるデータを次に示します。

アイテム枠の中で折り返されている文字は,複数の行に分けて出力されます。

文字配置(文字間隔,行間隔)の設定,および文字の横配置の設定は,無効になります。文字間隔を詰めて,左寄せで出力されます。

フォント名,スタイル,サイズ,色などのフォントの属性は,出力されません。