帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR 帳票設計
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3.7.2 基準レコード幅の変更
基準レコード幅とは,繰り返しの基準となるレコードの幅(レコード数)です。デフォルトの基準レコード幅は,1(1レコード)です。
EURでは,基本的に入力データの1レコードを帳票ファイルに貼り付け,この1レコードを繰り返すことで表形式の帳票にしています。この機能は,複数の入力レコードを一つの入力レコードとして扱いたい場合に利用します。
- 帳票の設計での制約
- 基準レコード幅の指定には,次のような制約があります。
- 複数の入力レコードを一つの入力レコードとして扱うため,マッピングデータウィンドウから帳票ファイルへのフィールドの貼り付けは,複数のレコード分となります。また,繰り返しの対象も複数のレコード分です。
- <この項の構成>
- (1) 基準レコード幅を変更する
- (2) 補足説明
- (3) 基準レコード幅を変更した帳票の例
(1) 基準レコード幅を変更する
- [基準レコード幅変更]ダイアログの表示
[データ]メニューから[基準レコード幅変更]を選択します。
- 基準レコード幅の指定
[基準レコード幅]のテキストボックスに直接値を入力するか,またはアップダウンコントロールをクリックして値を設定します。デフォルトは,「1(レコード)」です。
[基準レコード幅]のテキストボックスに「0」を入力した場合は,反転表示されます。1以上の整数を入力してください。
データのレコード数を超える値を[基準レコード幅]のテキストボックスに入力した場合は,データのレコードすべてが基準レコードと見なされます。
基準レコード幅が指定されると,データウィンドウのレコード番号の表示が赤色に変わります。
- [基準レコード幅変更]ダイアログは,レコード見出し部をクリックしたあと,ポップアップメニューからも操作できます。
- 次に示すEURの機能が設定されている帳票には,基準レコード幅の変更はできません。
- 改ブロックでの表の分割
- まとめ表示
- キーとなるデータを指定した改ページ
- キーとなるデータを指定した集計
- 表内の数値データの総集計
- 基準レコード幅を設定した帳票には,次に示すEURの機能は設定できません。
- キーとなるデータを指定した集計
- 表内の数値データの総集計
集計をしたい場合は,集計アイテムの作成機能を使用して設定してください。
次に示すEURの機能は設定できますが,正しい位置に出力されないことがあります。
- 改ブロックでの表の分割
- まとめ表示
- キーとなるデータを指定した改ページ
(3) 基準レコード幅を変更した帳票の例
複数の入力レコードを,一つの入力レコードとして帳票を設計する例を示します。次のようなデータを準備して,基準レコード幅を「4」に設定します。
![[図データ]](FIGURE/ZU034000.GIF)
4レコード分のデータを帳票ウィンドウに貼り付けて,表の罫線を引きます。4レコード分のデータと表の罫線を繰り返し対象にしたあと,繰り返し方向(この場合は縦方向)を設定します。
帳票ウィンドウには,四半期ごとのデータを一つのまとまりにした表が作成できます。
![[図データ]](FIGURE/ZU034100.GIF)
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