EURでは,帳票を配布してクライアント環境で印刷できます。例えば,システム部門が設計した帳票をほかの部門に配布し,クライアント環境の業務アプリケーションから印刷することができます。
このとき,クライアントPCにはCSV形式のデータファイルか,データベースのデータが必要です。また,クライアントPCにEUR Viewerをインストールする必要があります。
帳票をクライアントPCに配布して印刷する流れを次の図に示します。
図2-12 帳票をクライアントPCに配布して印刷する流れ
EURではクライアント環境の業務アプリケーションからEURを呼び出すために,次のインターフェースを提供しています。
クライアント環境での帳票出力で使用できるインターフェースの詳細については,マニュアル「EUR クライアント帳票出力」を参照してください。
EUR Viewerは,帳票の表示・印刷だけを実行する製品です。帳票の内容を編集することはできないため,クライアントPCからの帳票の改ざんを防止できます。
クライアントPCで問題が発生したときに,ログを採取できます。ログファイルには,EURでの処理の経過もしくはプリンタドライバ,またはOS上で発生したエラーなど,処理中に発生した情報のログを出力します。
ログオプション設定ツールおよびEURログメンテナンスツールを使用することで,クライアントPCの環境に合わせたログファイルのメンテナンスオプションを設定できます。ログオプション設定ツールおよびEURログメンテナンスツールの詳細については,マニュアル「EUR クライアント帳票出力」を参照してください。