EURでは,PDF形式ファイルをWeb上で配布して印刷できます。Web上でのPDF形式ファイル印刷の流れを次の図に示します。
図2-13 Web上でのPDF形式ファイル印刷の流れ
![[図データ]](figure/zu010202.gif)
- EUR 帳票作成機能を使って,帳票を設計します。
- PDF形式ファイルを出力するサーバに帳票ファイルを転送します。
- 業務アプリケーションから,EUR サーバ帳票出力機能を起動します。
- EUR サーバ帳票出力機能がデータファイルまたはデータベースのデータを読み込み,帳票上に流し込みます。
- EUR サーバ帳票出力機能がPDF形式ファイルを出力します。
- クライアントPCが業務アプリケーションに,PDF形式ファイルの出力を要求します。
- PDF形式ファイルを要求のあったクライアントPCに転送します。
- 転送されたPDF形式ファイルを印刷します。
このとき,クライアントPCではAdobe Readerを使用します。ブラウザ上では転送されたPDF形式ファイルをプレビューしてから印刷できます。
また,出力するPDF形式ファイルは暗号化できます。暗号化については,「2.2.2 サーバでPDF形式ファイルを出力できる」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) Adobe Readerの画面の制御
EURでは,PDF形式ファイルをAdobe Readerで開くときに,次のことができます。
- PDF形式ファイルを開いたときのツールやメニューの表示状態を設定したり,帳票を全画面表示したりといった,ビューアプレファレンスを実行できます。
- 「ページを開く」などのメニューを操作したときに,エラーを出したり,メールを送信したりといった,Acrobat JavaScriptで指定した機能を実行できます。
Adobe Readerの動作を指定するためには,ビューアプレファレンス定義ファイルまたはAcrobat JavaScript定義ファイルが必要です。ファイルの詳細については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。