付録B
用語解説
英字
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ア行
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カ行
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サ行
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タ行
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ハ行
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マ行
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ヤ行
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ラ行
英字
Acrobat JavaScriptファイル
PDF形式ファイルに埋め込まれるJavaScriptプログラムを指定したファイルです。Acrobat JavaScriptファイルを使用すると,Adobe Readerの「ページを開く」などのメニューを操作したときに,エラーを出力したり,メールを送信したりするなどの機能を設定できます。
CODE128バーコード
JIS X 0504で規格化されている「コード128」です。EURでは「CODE128」と表記します。
「CODE128」は,流通,物流などで使われているバーコードです。
CODE128バーコードの表示例を次に示します。
CODE39バーコード
JIS X 0503で規格化されている「コード39」です。EURでは「CODE39」と表記します。
「CODE39」は,工場の生産ラインや在庫管理などで使われているバーコードで,OA機器などでも使われています。
CODE39バーコードの表示例を次に示します。
CODE39バーコードは,ほかのアプリケーションプログラムでは「Code-39」,「CODE」などと呼ばれています。
eurerコマンド
EUR形式ファイルのプレビュー,またはプリンタ印刷を指定するコマンドです。eurerコマンドでは,EUR形式ファイルのプレビュー,またはプリンタ印刷の指定以外に,指定できる項目はありません。
EUR クライアント帳票出力機能
EUR Designer,EUR Developer,EUR Viewerのクライアント環境での帳票出力機能を指します。
EUR形式ファイル
EURの独自形式の印刷データファイルです。帳票定義ファイルとデータファイル(マッピングデータファイル,ユーザ定義データファイル,および画像ファイル)を一つのパッケージにしたファイルで,PDF形式よりもサイズが小さく,ネットワーク負荷を軽減できます。
EUR サーバ帳票出力機能
EUR Developer,EUR Print Service,EUR Print Service Enterpriseのサーバ環境での帳票出力機能を指します。
EUR 帳票作成機能
EUR Designer,EUR Developerの帳票作成機能を指します。
GS1-128(UCC/EAN-128)バーコード
GS1-128(UCC/EAN-128)バーコードは,国際EAN協会が物流情報や商取引情報を表示する流通補足バーコードシンボルとして開発したものです。高度な商品管理や物流管理に対応します。CODE128をベースにアプリケーションを規格化したバーコードシンボルです。
ITFバーコード
JIS X 0502で規格化されている「物流商品コード用バーコードシンボル」です。EURでは「ITF」と表記します。
「ITF」は,主に流通情報システムに利用する,物流商品コードとして標準化されているバーコードです。また,身近なところでは,ビデオテープレコーダーへのバーコード予約や図書館の貸出予約などでも使われています。
「ITF」は,1文字を5本の黒バー(2本は太エレメント,3本は細エレメントの構成)で表す,「Interleaved Two of Five」から改良されたバーコードです。現在では,黒バー間の空白を白バーとして有効利用した,数字2桁で一つのバーコードキャラクタを示します。
ITFバーコードの表示例を次に示します。
ITFバーコードには,標準バージョン,拡張バージョン,およびアドオンバージョンがあります。
JAN標準
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JAN短縮バーコード
JIS X 0501で規格化されている「共通商品コード用バーコードシンボル」です。EURでは,「JAN標準」「JAN短縮」と表記します。
「JAN標準」「JAN短縮」は,主にPOS(point of sale)システムを中心とした流通情報システムに利用されているバーコードです。書籍,文具,たばこ,食品など,90%以上の小売商品に印刷され使われています。
JAN標準バーコードの表示例を次に示します。
JAN標準/JAN短縮バーコードは,ほかのアプリケーションプログラムでは「JAN-13・JAN-8」,「JAN-標準・JAN-短縮」などと呼ばれています。
NW-7バーコード
JIS X 0506で規格化されている「コーダバー」です。EURでは「NW-7」と表記します。
「NW-7」は,宅配便の伝票,図書館,血液銀行,各種会員カードなどで使われているバーコードです。「NW-7」は,1文字を7本のNarrow(細エレメント)とWide(太エレメント)で表すことを意味しています。
NW-7バーコードの表示例を次に示します。
PDLファイル
PDL(ページ記述言語)で書かれたファイルのことです。
QRコード
JIS X 0510で規格化されている2次元コードシンボル「QRコード」です。「QRコード」とは,「Quick Response Code」を短く表現した名前です。
JISで規格化されている,JAN標準/JAN短縮,ITF,CODE39,CODE128,NW-7は,水平方向に情報を持つのに対して,QRコードは,水平方向と垂直方向に情報を持つので「2次元コード」とも呼ばれています。
2次元コードの特徴を次に示します。
多大なデータ量を扱えます。また,英数字,かな,漢字なども扱えます。
高密度印字ができます。そのため,縦横1cmで表現することもできます。
エラー検出機能と訂正機能があるので,使用環境の悪い場所でも,データを復元できます。
360度全方向から読み取りできます。
これらの特徴から,物流,製造分野では,商品受注管理,商品明細情報など,サービス業では,不正入場を防止するような入場券などで使われています。
QRコードは,情報を白黒交互のマス目(セル)で縦横モザイク上に表現したコードです。QRコードの表示例を次に示します。
SQL
データベースに対して問い合わせたりデータを操作したりするための標準的な言語です。ODBCでは,X / Open and SQL Access Group(SAG) SQL CAE (1992年)に基づくSQL構文を標準として採用しています。
TWAIN
スキャナやデジタルカメラなどの画像を取り込むための機器と,画像を扱うソフトウェアとの間をスムーズにするための標準規格です。
Windows標準外字ファイル
Windowsの外字エディタで「すべてのフォントにリンクする」を選択した外字が登録される外字ファイル(EUDC.TTE)のことです。
ア行
アイテム
文字,罫線のほか,帳票に配置する角丸四角形や,円などの図形,網掛け,画像データ,バーコードのことです。また,マッピングデータウィンドウから貼り付けたデータもアイテムとして扱います。
文字アイテム
マッピングデータ(データウィンドウから取り込んだ画像データとバーコードデータを除く)および固定文字列の総称です。
線アイテム
帳票上に配置された水平線,垂直線,および矩形線のことです。
図形アイテム
帳票上に配置された網掛けアイテム,角丸四角アイテム,円/楕円アイテム,および多角形アイテムです。
網掛けアイテム
帳票上に配置された網掛けです。網掛けアイテムは,図形アイテムの一つです。
角丸四角アイテム
帳票上に配置された,角を丸くした四角形です。角丸四角アイテムは,図形アイテムの一つです。例えば,「明細書」,「領収書」などの文字や,集計した金額などを目立たせるように帳票上に作成しておくと便利です。
円
/
楕円アイテム
帳票上に配置された円/楕円です。円/楕円アイテムは,図形アイテムの一つです。例えば,書類の配布先・回覧先を示したり,印を押す場所を示したりするとき,帳票上に作成しておくと便利です。
多角形アイテム
帳票上に配置された,ユーザが任意に作成した多角形です。多角形アイテムは,図形アイテムの一つです。例えば,矢印や星印など,注意を引きたい個所に作成しておくと便利です。
画像アイテム
帳票上に配置された,画像データです。画像アイテムには,データウィンドウから貼り付けた画像データと画像ファイルから貼り付けた画像データがあります。画像ファイルから貼り付けた画像データを固定画像といいます。
バーコードアイテム
帳票上に配置されたバーコードのことです。EURで指定できるバーコードは,JIS X 0501(JAN標準,JAN短縮),X 0502(ITF),X 0503(CODE39),X 0504(CODE128),X 0506(コーダバー(NW-7)),X 0510(QRコード),および郵便事業株式会社が定めるカスタマバーコードです。
ページ番号アイテム
帳票の任意の位置に現在のページ番号を表示するアイテムです。
印刷日付アイテム
帳票内の任意の位置に,現在の日付を表示するアイテムです。帳票を印刷すると,印刷した日付が表示・印刷されます。
印刷時刻アイテム
帳票内の任意の位置に,現在の時刻を表示するアイテムです。帳票を印刷すると,印刷した時刻が表示・印刷されます。
実アイテム
直接入力した固定文字列,直接貼り付けたデータ,線,図形,および画像です。ユーザが直接編集して属性を設定できるのは,実アイテムだけです。実アイテムに属性を設定すれば,仮想アイテムにはその属性がそのまま反映されます。
仮想アイテム
実アイテムを基に,繰り返しを使用して貼り付けたアイテムです。
カ行
改ブロック
特定のフィールドをキーとして設定しておくことで,そのデータが変わった時点で表を強制的に分割する機能です。
改ページ
データ中の特定のフィールドをキーとして指定しておくことで,そのデータが変わった時点で改ページする機能です。
カスタマバーコード
郵便事業株式会社が定めるバーコードです。カスタマバーコードは,郵便物に書かれた住所を機械で読み取りやすいバーコードの形に変えて印字したものです。
カスタマバーコードの表示例を次に示します。
可変記号
条件式中の条件値,またはSQLの?パラメタ値に指定する「&」で始まる文字列です。条件値,または?パラメタ値の代わりに可変記号を指定して,実行時に実行値を入力します。
キー集計
データの集計を,キー単位で実行する方法です。
キーブレイク
キーに設定しているデータの内容が切り替わることです。
基準レコード
繰り返しをするときに基準となる,マッピングデータのレコードの位置およびレコード数です。
基準レコード位置
印刷の対象とするレコードの開始位置です。基準レコード位置を設定して必要なデータを貼り付けたあとにデータを繰り返すと,基準レコードより下のフィールドのデータが自動的に貼り付けられます。
基準レコード幅
繰り返しの基準となるレコード数です。複数のレコードを一つの入力レコードとして扱いたいときに設定します。
繰り返し
準備した1レコード分のデータ,罫線,網掛けなどを選択し,残りのデータを繰り返して自動的に表を作成する機能です。
繰り返し下限位置
繰り返しができる限界の位置です。集計行編集モードで編集できます。
繰り返し領域
帳票ヘッダ領域より下の部分のことです。
グリッド
データウィンドウからデータを帳票に貼り付けたり,罫線を設定したりするときのレイアウトの目安として表示する格子線です。
グリッド補正
アイテムを新規に配置したり,位置や大きさを変更したりしたときに,配置する位置や大きさをグリッドのサイズに合わせて変更することです。
光学式読み取り装置
手書きされた文字,または印刷された文字を光学的に読み取り,読み込んだ文字データをテキストデータに変換する装置です。OCRともいいます。
固定画像
画像ファイルから直接貼り付けた画像のことです。
固定文字列
帳票ファイルの貼付域に,直接入力した文字列です。固定文字列は,帳票上だけの文字列で,データとはリンクしていません。固定文字列は,帳票が複数ページにわたる場合でも同じ位置に表示されます。また,固定文字列は,繰り返しの対象に指定できます。
サ行
最終ページ
すべてのデータが出力された最終のページです。または,帳票が単様式か複数様式かによって次のとおり意味が異なります。
単様式の帳票の場合
すべてのデータが出力された最終のページ,または[レポートのプロパティ]ダイアログの[レポートの構成]タブにある[先頭・最終ページの範囲]グループボックスで定義した範囲の最終のページです。集計ページがある場合は,集計ページの一つ前のページが最終ページです。[先頭・最終ページの範囲]グループボックスは,[レポートのプロパティ]ダイアログの[レポートの構成]タブにあります。
複数様式の帳票の場合
すべてのデータが出力された最終のページ,または複数様式情報定義ファイルのキーワードresetpagenumberの設定によってページ番号を初期化したページの一つ前のページです。
サブウィンドウ
帳票ごとに一つのレポート編集ウィンドウが表示されます。レポート編集ウィンドウには,帳票ウィンドウ,マッピングデータウィンドウ,およびユーザ定義データウィンドウの三つが表示されます。この三つのウィンドウを「サブウィンドウ」といいます。
サブ様式グループ
様式グループの中に定義された様式グループのことです。サブ様式グループを定義すると,様式グループのデータを細かく切り分けて,それぞれ異なるフォーマットの帳票に出力できます。
サンプルデータ
データをまだ準備できない状態で,先に帳票を設計しておきたいときに使用できるデータです。
指数
指数表示は,数値の右肩に付記して,累乗を示します。例えば,1,800は1.8
E+3
,150は1.5
E+2
,0.02は2
E-2
の表示に変わります。
地紋透かし
PDF文書の余白部分に細かいドットパターンを描画して,紙面全体に,文書の交付者や交付日次,交付内容などの任意の情報を埋め込む技術です。印刷した文書をスキャナで読み込み,専用の検証ソフトウェアを利用すると,埋め込まれた情報を抽出できます。埋め込まれた情報と印刷された文書を比較することで,文書が偽造・改ざんされていないかを検証できます。
地紋透かしを指定した帳票の例を次に示します。
集計
フィールドごとの数値データの集計です。集計内容は,合計,平均,最大,最小および件数から選択できます。
集計方法には,キー集計,総集計,ページ集計,帳票ヘッダ集計の四つの方法があります。
集計アイテム
集計結果を表示するアイテムです。
集計行
[集計]メニューから[キー集計],または[総集計]を実行することで,新しく挿入される行のことです。集計行には,集計アイテムのほか,固定文字列,線,網掛けアイテムなどを自由に配置できます。集計行は,[集計]メニューの[集計行の編集]で操作します。
集計行だけのページを作成したり,編集したりすることもできます。
条件
データを抽出するときに指定すると,データを絞り込んだり,列データを結合したりできます。条件には,比較条件(=,<>,>,>=,<,<=),NULL条件,IN条件,LIKE条件,BETWEEN条件,列演算条件,および表結合条件があります。
条件付きアイテム
条件を満たす項目だけを表示するように,表示条件を設定したアイテムのことです。
仕分け
プリンタやPDF形式ファイルごとに,帳票のデータを分類して出力することです。
仕分け印刷
帳票のデータを配布先のプリンタごとに分類して出力することです。
仕分け出力
帳票のデータを複数のPDF形式ファイルに分類して出力することです。
スタートコードバー
/
ストップコードバー(ITFバーコード)
ITFバーコードのスタートコードバー/ストップコードバーを次に示します。
スタートコードバー/ストップコードバーは,2進法記号で表され,スタートコードバーは「0000」,ストップコードバーは「100」の固定です。
スプールファイル
印刷を実行するとき,ユーザのハードディスク,またはネットワークプリンタが接続されているコンピュータのハードディスクに生成される,一時的なファイルです。
静的モード
固定ピッチフォントを出力するときの文字幅の計算方法のうちの一つで,フォントの文字幅を固定値として計算する方法のことです。
先頭ページ
すべてのデータが出力された最初のページです。または,帳票が単様式か複数様式かによって次のとおり意味が異なります。
単様式の帳票の場合
すべてのデータが出力された最初のページ,または[レポートのプロパティ]ダイアログの[レポートの構成]タブにある[先頭・最終ページの範囲]グループボックスで定義した範囲の最初のページです。[先頭・最終ページの範囲]グループボックスは,[レポートのプロパティ]ダイアログの[レポートの構成]タブにあります。
複数様式の帳票の場合
すべてのデータが出力された最初のページ,または複数様式情報定義ファイルのキーワードresetpagenumberの設定によってページ番号を初期化したページです。
総集計
データの集計を,入力データが終了した時点で実行する方法です。
タ行
タイリング
画像の表示方法の一つで,同じ画像を繰り返し並べて表示することをいいます。EURでは,帳票の複写を検知する方法として,帳票内にタイリングされた画像を埋め込むことができます。その場合,帳票をコピーすると,指定した範囲全体に複写検知用の画像が繰り返し表示されるため,帳票の不正な複写を防止できます。
タイリングされた画像を埋め込んだ帳票の例を次に示します。
多階層の集計
キー集計を複数のフィールドに設定することです。多階層の集計では,キーフィールドの値がブレイクするごとに集計行が追加されます。
チェックキャラクタ
JISでは「モジュラチェックキャラクタ」ですが,EURでは「チェックキャラクタ」と表記します。
チェックキャラクタは,次に示すバーコード表示の○印で囲んだ部分を指します。表示例は,CODE39バーコードです。
チェックキャラクタは,バーコードの読み取りの正確性を保つために,ある計算方法に基づいて求めた値を表すキャラクタです。EURでは,[オプション]ダイアログ,または[アイテムのプロパティ]ダイアログで付加指定することで,指定されたデータからチェックキャラクタを求めて表示します。
EURで表示できるバーコードのうち,次に示すバーコードに付加指定ができます。
JAN標準/JAN短縮バーコード
半角数字
ITFバーコード
半角数字
CODE39バーコード
半角英字
NW-7バーコード
半角数字 - $ : / . +
CODE128バーコードは,EURで固定表示します。QRコードとカスタマバーコードには,チェックキャラクタを指定できません。
帳票出力
EUR 帳票作成機能で設計した帳票を印刷したり,ファイルに出力したりすることです。帳票を設計した環境,クライアント環境,およびサーバ環境でできます。
帳票設計
データを利用して帳票の内容を決定したり,帳票のレイアウトを決定したりするなど,帳票の作成にかかわる作業全般を帳票設計といいます。
帳票セット
帳票ファイルとデータファイル(マッピングデータファイル,またはユーザ定義データファイル)を一まとまりにしたものです。データベースからデータを抽出する場合は,データファイルの代わりに可変記号値定義ファイルを一まとまりにします。
帳票定義
アイテムを配置したり,データを貼り付けたりなど,帳票ウィンドウで帳票のレイアウトを作成することを帳票定義といいます。また,帳票ファイルに定義されている内容を出力したCSV形式ファイル(帳票定義情報ファイル)を編集することも帳票定義といいます。
帳票ファイル
EURでは,レポートファイル(*.agr)とフォームシートファイル(*.fms)を総称して「帳票ファイル」といいます。
帳票ヘッダアイテム
帳票ヘッダ領域に貼り付けられたアイテムのことです。表紙ページだけに表示されるアイテムなので,編集操作は,表紙ページでしかできません。
帳票ヘッダ区切り線
帳票ヘッダ領域と繰り返し領域を分ける線です。
帳票ヘッダ集計
データの集計を,帳票ヘッダ単位で実行する方法です。
帳票ヘッダ領域
表紙にだけ表示されるデータを配置した領域です。表紙には,帳票のタイトルや会社名・住所,データの集計結果など,表紙に表示する内容と,繰り返しで作成する表の一部を表示し,次紙には表の続きだけを表示するようにできます。表紙ページの貼付域の上端から,任意の範囲を帳票ヘッダ領域として確保できます。帳票ヘッダ領域には,帳票ヘッダアイテムを作成できます。
ディクショナリファイル
UNIX版 EUR旧製品で設計された帳票の入力データの形式(マッピングデータやユーザ定義データの各項目の属性など)を定義しているファイルです。
訂正レベル
QRコードに損傷が発生した場合,損傷の度合いに応じてデータの復元能力を設定しておくものです。
データキャラクタ
バーコード表示の○印で囲んだ部分のことです(表示例はCODE39バーコード)。
バーコードの種類によって,次のように表示されます。
JAN標準/JAN短縮バーコードおよびITFバーコードの場合
固定表示されます。
CODE39バーコード,NW-7バーコード,およびCODE128バーコードの場合
属性の設定で,「データキャラクタを表示する」を設定したときに表示されます。
カスタマバーコードおよびQRコードの場合
表示できません。
データキャラクタは,ほかのアプリケーションプログラムでは「ヒューマン文字」,「ヒューマンリーダブルキャラクタ」などと呼ばれています。
データファイル
帳票を設計するための表形式のデータです。データウィンドウへ入力し,このデータウィンドウから印刷に必要なフィールドをドラッグアンドドロップで帳票ファイルに貼り付けて設計します。
データファイルは,「CSV形式およびDAT形式」と「FIX形式」が使用できます。
動的モード
固定ピッチフォントを出力するときの文字幅の計算方法のうちの一つで,プロポーショナルフォントを出力するときと同じ計算をする方法のことです。
特殊編集行
データ中に特殊編集レベルを設定した行のことです。
特殊編集レベル
繰り返されたデータの特定の行を編集したい場合に付ける分類用のレベルのことです。
読み込んだデータがすでに集計データを持っている,またはデータファイルのレコードに対して任意の編集をしたい場合,あらかじめ編集エディタ(メモ帳など)で特殊編集レベルを設定します。このデータを読み込むことによって,帳票上に繰り返されたデータの任意のレコードを集計行編集モードで編集できます。
特殊編集レベルデータ
特殊編集レベルを記述したデータです。
ハ行
貼付域
帳票を設計する作業領域で,余白の内側部分を指します。
ビューアプレファレンス
出力したPDF形式ファイルをAdobe Readerで開いたときに,Adobe ReaderのGUIを制御するための設定です。
表紙ページ
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次紙ページ
1ページ目と2ページ目以降のページの帳票様式が異なる場合,1ページ目のページを「表紙ページ」,2ページ目以降のページを「次紙(つぎし)ページ」といいます。
フィールド
データウィンドウ上で縦方向(列)のデータのまとまりをいいます。共通する属性のデータの集まりです。
フォームシート
設計した帳票で使用しているデータ,データを貼り付ける位置,罫線などの情報を保存したオブジェクトです。
フォームシートファイル形式
設計した帳票を,保存する場合のファイル形式です。
複数様式
複数の異なる様式(帳票)を一つの帳票として扱うことです。複数の様式・出力用データを組み合わせた帳票も複数様式の帳票です。
ブロック
ブロックとは,1ページ中の一つの表を指します。この表が縦横方向に繰り返して設計された帳票の場合,ブロックには入力するレコードを順番に配置して印刷します。
ページ
「繰り返し」機能によって,作成された用紙の単位です。用意するデータ量によって,ページ数は異なります。
ページ集計
1ページに出力されるデータ単位で集計する方法です。
マ行
マッピングデータ
データウィンドウから取り込んだデータです。マッピングデータには,文字列データ,数値データ,日付データ,画像データおよびバーコードデータがあり,データにリンクしています。マッピングデータは,繰り返しの対象に指定できます。ただし,ユーザ定義データウィンドウから貼り付けたマッピングデータは,同じデータを繰り返します。
まとめ表示
同じフィールド中で同じ内容のデータが連続している場合,連続する同じデータを個々に表示しないで,それらをまとめて表示することです。まとめ表示では,階層ありまたは階層なしが選択できます。
年度,支店,性別の順に,選択したまとめ表示の例を次に示します。
見出し辞書
データベースから抽出する表や列に対して,ユーザが付けた表名や列名を登録する辞書のことです。
見出し情報
見出し辞書に登録される情報です。
メインウィンドウ
EURを起動すると開くウィンドウです。レポート編集ウィンドウと呼ぶこともあります。
EURのメインウィンドウ(レポート編集ウィンドウ)のタイトルバーには,「Hitachi Report - 帳票ファイル名」と表示されます。
ヤ行
用紙
帳票を設計する用紙です。
帳票を設計する画面上で,帳票のレイアウトのイメージを表示した領域も用紙といいます。
様式グループ
同じ様式で出力するデータのまとまりのことです。
ラ行
レコード
データウィンドウ上での横方向(行)のデータをいいます。レコードには,1から順にレコード番号が付きます。
列属性
データベースに定義されている列の属性です。
レポート印刷ウィンドウ
EURのウィンドウのうちの一つです。印刷指示やプリンタの選択をメニューから設定できます。帳票の編集をしたり,ほかの帳票を開いたりできません。
レポート確認ウィンドウ
EURのウィンドウのうちの一つです。印刷指示やプリンタの選択をメニューから設定できます。ほかの帳票を開いたり,印刷したりできます。帳票の編集はできません。
レポートファイル形式
設計した帳票を,保存する場合のファイル形式です。レポートファイル形式は,帳票の定義情報,入力したデータなど,フォームシートに表示されているすべてをそのままの状態で保存する場合と,帳票の定義情報だけを保存する場合があります。
なお,EUR Professional Editionのバージョン05-00以降,EUR DesignerおよびEUR Developerのバージョン08-00以降は,レポートファイル形式での保存はできません。
レポートファイル形式は,英語ロケール,中国語ロケールでは使用できません。
ログ採取
エラーが発生したときに出力されたログファイルを保存することです。