EURでは,WordやExcelで作成した文書から直接EURの帳票を作成できます。[Word/Excel文書の変換]ダイアログで既存のWord/Excel文書を指定するだけで,EURの帳票ファイルに変換します。一度に複数の帳票を変換することもできます。
Word文書やExcel文書の文字列,罫線,パターンを,EURの帳票を構成するアイテムに変換できるので,短時間で帳票を作成できます。
図2-5 Word/Excel文書の変換イメージ
Word/Excel文書の変換の詳細については,マニュアル「EUR 帳票設計」を参照してください。
部品登録機能を利用して,複数のアイテムをまとめて一つの部品として登録し,ほかの帳票で利用できます。
例えば,複数のアイテムから作成した宛名ラベルや表のヘッダを,部品として登録することで,一つのアイテムと同じように帳票ウィンドウ上で使用できます。
部品登録機能を利用すると,アイテムを再利用して帳票を定義できます。今まで複数のアイテムから作成していた宛名ラベルや表のヘッダなど共通のアイテムや定形のアイテムを部品として登録でき,帳票を定義する効率が向上します。登録した部品は,複数のユーザに配布できます。サイズや色などの変更ができないので,ユーザが部品を独自に加工してしまうこともありません。
部品登録機能のイメージを次の図に示します。
図2-6 部品登録機能のイメージ
部品登録機能の詳細については,マニュアル「EUR 帳票設計」を参照してください。
帳票定義情報の入出力機能を使って,EURで作成した帳票に定義した内容を,帳票定義情報ファイルとしてCSV形式ファイルで出力できます。CSV形式ファイルの内容を変更すれば,EURの画面を開かなくても帳票を編集できます。複数のCSV形式ファイルを一括して変更することもできます。CSV形式ファイルを変更後,帳票ファイルに変換することで,CSV形式ファイルの変更を帳票ファイルに反映します。
帳票定義情報の入出力のイメージを次の図に示します。
図2-7 帳票定義情報の入出力のイメージ
帳票定義情報の入出力の詳細については,マニュアル「EUR 帳票設計」を参照してください。