3.4.1 クライアント環境での帳票の出力

EUR 帳票作成機能およびEUR クライアント帳票出力機能で提供されているインターフェースを次に示します。それぞれのインターフェースの設定方法については,マニュアル「EUR クライアント帳票出力」を参照してください。

<この項の構成>
(1) OLEオートメーション
(2) OCX
(3) DLL関数
(4) コマンド

(1) OLEオートメーション

EUR 帳票作成機能,およびEUR クライアント帳票出力機能では,OLEオートメーションを開発するためのインターフェースを提供しています。OLEオートメーションは,Visual Basicで作成したアプリケーションで使用できます。

OLEオートメーションを使用すると,アプリケーションと同期を取って印刷できます。

(2) OCX

EUR 帳票作成機能,およびEUR クライアント帳票出力機能では,OCXを開発するためのインターフェースを提供しています。OCXは,Visual Basicで作成したアプリケーションで使用できます。OCXを使用すると,EURをOCX対応のアプリケーションの部品として登録できます。EUR部品では,EURのプロパティをプロパティ設定用の画面で指定できるため,ソースコードの記述を少なくできます。

OCXを使用すると,アプリケーションと同期を取って印刷できます。

(3) DLL関数

EUR 帳票作成機能,およびEUR クライアント帳票出力機能では,DLLを開発するためのインターフェースを提供しています。DLLは,Visual Basic,Visual C++などで作成したアプリケーションで使用できます。

DLLインターフェース関数を使用すると,アプリケーションと同期を取って印刷できます。

(4) コマンド

EUR 帳票作成機能,およびEUR クライアント帳票出力機能では,コマンドからEURを起動して帳票を出力するためにapgrptコマンドを提供しています。apgrptコマンドは,Visual Basic,Visual C++,COBOLで作成したアプリケーションやMS-DOS(R)のバッチファイルなどから使用できます。

EUR 帳票作成機能,およびEUR クライアント帳票出力機能では,Webクライアント環境から帳票を出力するためのeurerコマンドを提供しています。

参考
Webクライアント環境から帳票を出力するには,EURで設計した帳票をEUR形式ファイルにしておく必要があります。
EUR形式ファイル出力については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。