1.2.1 EUR Designerの新機能
(1) バージョン08-70の新機能
- LPI,CPIでの指定に対応
- グリッド間隔,繰り返し間隔,および文字ピッチを指定するときに,LPIまたはCPI単位での指定ができるようになりました。
- メインフレームで出力していた帳票を移行するとき,LPIまたはCPIで指定すれば,アイテムの位置がずれません。
- 小数点以下第2位での指定に対応
- アイテムやグリッドなどの位置・サイズを指定するときに,小数点以下第2位まで指定できるようになりました。
- Word/Excel文書の変換機能がWord 2010形式,Excel 2010形式に対応
- Word 2010形式,Excel 2010形式のWord/Excel文書を変換できるようになりました。
(2) バージョン08-50の新機能
- EURフォントファイル作成ツールの提供
- EUR Print Service Enterpriseで提供されていたEURフォントファイル作成ツールが,EUR Designerで使用できるようになりました。開発環境でEURフォントファイルを作成して,実行環境に配布できます。
- ログ採取レベルが「起動履歴」の場合に出力される内容の変更
- ログ採取レベルが「起動履歴」の場合に,ユーザが操作した内容(OCXの場合はメソッド履歴,DLLインターフェース関数の場合は関数履歴)が出力されるようになりました。
- なお,「起動履歴」は,EURをインストールした直後に設定されているログ採取レベルです。
(3) バージョン08-30の新機能
- 先頭ページ・最終ページの範囲の指定に対応
- 先頭ページ・最終ページの範囲を,キーブレイクによる改ページで区切られた範囲に従うか,ページ番号の初期化に従うかを指定できるようになりました。
- 先頭ページ・最終ページの範囲は,[レポートのプロパティ]ダイアログの[レポートの構成]タブで指定できます。
- まとめ表示の一括指定に対応
- まとめ表示の階層を,一括で指定できるようになりました。[まとめ表示]ダイアログで設定すれば,まとめ表示の階層の優先順位や,集計行で分断するかどうかの設定を一括で指定できます。
- まとめ表示のときに罫線をまとめるかどうかの指定に対応
- まとめ表示をするときに,アイテムの罫線はまとめないで行ごとに引かれた状態になるように設定できるようになりました。
(4) バージョン08-20の新機能
- Windows 7対応
- 適用OSにWindows 7が追加されました。
- コマンドからの帳票定義情報ファイルの入出力に対応
- 帳票定義情報ファイルの入出力機能をコマンドでも実行できるようになりました。
- 帳票印刷時に使用する文字のサイズ指定に対応
- 帳票印刷時に使用する文字のサイズについて,次のどちらのサイズで印刷するか指定できるようになりました。
- 帳票設計時に指定した数値の小数部を切り捨てたフォントサイズ
- 帳票設計時に指定した数値のフォントサイズ
- 環境変数による環境設定ファイルの指定に対応
- 環境変数で環境設定ファイルのファイル名を指定できるようになりました。
(5) バージョン08-00の新機能
- プロポーショナルフォントに対応
- 帳票内に可変ピッチフォント(プロポーショナルフォント)を使用できるようになりました。
- 入力データの和暦対応
- 和暦の日付を入力データとして使用できるようになりました。
- 任意書式の指定に対応
- 文字列データの書式を任意に設定できるようになりました。
- 例えば,「1234567」という文字列の書式を「"〒"XXX"-"XXXX」と指定すると,「〒123-4567」と出力されます。
- ワードラップ対応
- 文字アイテム中の英単語が行の末尾から次の行にわたってしまう場合に,英単語全体を次の行に送るかどうかを指定できるようになりました。
- サポートする文字集合の追加
- 英語ロケールについて,CP1252の文字集合の文字を出力できるようになりました。