2.4.4 コマンドの実行例
コマンドラインからのインポート実行では,GUIでの操作と同様に,次に示す定義ファイルが生成されます。
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パネル定義文から生成されるマップ定義ファイル
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書式記述文から生成される書式定義ファイル
ここでは,それぞれの定義ファイルを生成するコマンドの実行例を示します。
- 〈この項の構成〉
(1) パネル定義文からマップ定義ファイルを生成する場合
パネル定義文からマップ定義ファイルを生成する場合のコマンドの実行例を次に示します。
C:\TEMP\IN>xmap3imp.exe MAP001.xmp C:\TEMP\OUT |
この例では,パネル定義文にフォルダの指定を省略しています。フォルダの指定を省略した場合は,カレントフォルダのパネル定義文C:\TEMP\IN\MAP001.xmpからマップ定義ファイルC:\TEMP\OUT\MAP001.impが生成されます。
(2) 書式記述文から書式定義ファイルを生成する場合
書式記述文から書式定義ファイルを生成する場合のコマンドの実行例を次に示します。
C:\TEMP\OUT>xmap3imp.exe ..\IN\MAP001.fog |
この例では,出力フォルダの指定を省略しています。フォルダの指定を省略した場合は,カレントフォルダに書式記述文..\IN\MAP001.fogから書式定義ファイルMAP001.ifmが生成されます。
(3) 複数のパネル定義文からマップ定義ファイルを生成する場合
複数のパネル定義文からマップ定義ファイルを生成する場合のバッチファイル(cmd.bat)の実行例を次に示します。
@echo off for %%A in (*.xmp) do xmap3imp.exe %%A C:\TEMP\OUT |
この例では,カレントフォルダにある拡張子(.xmp)のファイルがすべてC:\TEMP\OUTにインポートされます。
(4) コマンドラインからインポートをする場合の注意事項
コマンドラインからインポートをする場合の注意事項を次に示します。
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コマンドラインの引数は,空白を区切りとして処理します。このため,空白を含むファイル名およびフォルダ名には"(ダブルクォーテーション)を付けてください。ダブルクォーテーションが正しく付いていない場合は,ファイル名やフォルダ名として認識されません。
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次に示す項目に該当している場合は,エラーメッセージが出力されて,インポートは実行されません。
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ファイル名の指定がない。
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ファイルが存在しない。
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ファイルが読み込めない。
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ファイルの拡張子が.xmp,.xmap,.fog,.fog2以外の拡張子を指定している。
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ファイル名の長さが256バイト以上を指定している。
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ワイルドカードを指定している。
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フォルダ名の長さが256バイト以上を指定している。
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フォルダが存在しない。
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フォルダに書き込めない。
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第1引数にフォルダを指定している。
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第1引数だけをファイル名と見なします。ほかの引数でファイル名を指定している場合は,エラーメッセージが出力されて,インポート実行はされません。
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コマンド名を除いて,コマンドラインの引数に三つ以上指定した場合,エラーメッセージが出力されます。第3引数以降に指定したオプションの解析処理とインポートは実行されません。