19.8.2 ハードコピーの設定
ハードコピーの採取方法や印刷形式などを変更できます。変更は,[ハードコピー設定]ダイアログで行います。このダイアログは,ハードコピーのメニューから[プロパティ]を選択すると表示されます。
ハードコピーは通常,Windowsに設定した通常使うプリンタ(標準プリンタ)で印刷されます。[ハードコピー設定]ダイアログで「特定のプリンタへ印刷」を選択して[プリンタ設定]ボタンをクリックすると,印刷するプリンタや部数を変更することもできます。
(1) ホットキー(ハードコピーの採取を指示するキー)を設定する
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ホットキーの使用を設定する
ホットキーを使用するかどうかを指定します。ホットキーとは,そのキーがほかのアプリケーションで使用されていない場合,ワンタッチでハードコピーを採取できるキーです。他のアプリケーションで使用していないキーを指定してください。次のどちらかに,ホットキーを設定できます。
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[PrintScreen]キーを押す(標準設定)
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[Alt]キーと[PrintScreen]キーを同時に押す
ホットキーを使用したくない場合は,「ホットキーを使用する」のチェックボタンをオフにしてください。
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ハードコピー採取までの待ち時間を設定する
XMAP3では,画面に表示されているすべてのウィンドウから採取対象のウィンドウを検索し,そのウィンドウを最前面に移動したあとハードコピーを採取します。このため,ほかのアプリケーションが動作しているなどで処理が遅くなっているときには,移動処理が終わらない時点でほかのウィンドウのハードコピーが採取されてしまう場合があります。
上記のような問題が発生する場合には,ユーザ環境の処理速度を考慮して,ハードコピー採取までの待ち時間を変更してください。0〜99秒までの間で設定できます。
(2) 印刷形式を設定する
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対象
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単一ウィンドウ:対象となるXMAP3ウィンドウだけを印刷します。
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全画面ウィンドウ:対象となるXMAP3ウィンドウを含む,デスクトップ全体を印刷します。一次ウィンドウと二次ウィンドウの両方を一度に印刷するときは,こちらを選んでください。
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ヘッダ情報
チェックボックスをオンにすると,ハードコピーで採取された画面の左上部に,採取日付(YYYY−MM−DD形式),採取時刻(HH:MM:SS形式)を印刷します。
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印刷位置
ハードコピーで採取された画面を,用紙の左上,または中央に印刷するかを選択します。
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印刷編集
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カラー/モノクロ(2値)/モノクロ(ディザリング)
印刷時の画面の描画方法を次の中から選択します。
設定
描画方法
カラー
ウィンドウの色をそのまま印刷する。モノクロプリンタの場合,白と黒以外の色の描画については,そのプリンタに対応するプリンタドライバの処理に依存する。
モノクロ(2値)
ウィンドウの各色を,白と黒の2色に置き換えて印刷する。中間色は,色の明るさに応じて白または黒に置換される。
モノクロ
(ディザリング)
ウィンドウの各色を,白と黒の2色に置き換えて印刷する。中間色は,色の明るさに応じてドットパターンで表現する。
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用紙の自動回転
チェックボタンをオンにすると,採取対象の画面の幅に応じ,自動的に用紙に対して画面を縦位置または横位置に印刷します。チェックボタンがオフの場合,用紙の向きはプリンタでの設定に従います。
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ハードコピーの自動縮小
チェックボタンをオンにすると,採取対象の画面が用紙サイズより大きい場合に,画面を自動的に縮小して印刷します。
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黒背景画面での強制モノクロ反転
チェックボタンをオンにすると,CUI画面などの背景が黒になっている画面の背景色を,強制的に白に反転して印刷します。
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プリンタの選択
出力先プリンタを指定します。印刷枚数を指定する場合は,「特定プリンタへの印刷」を選択することを推奨します。
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通常使うプリンタへ印刷
印刷先のプリンタは,Windowsに設定した通常使うプリンタ(標準プリンタ)へ印刷します。
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特定プリンタへの印刷
印刷先プリンタは,ユーザが選択した特定のプリンタへ印刷します。
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実行時にプリンタの設定ダイアログを表示して印刷
ハードコピーの印刷時に[プリンタの設定]ダイアログが表示され,出力先のプリンタを選択するときに指定します。複数部数を指定できないプリンタを選択して「指定された部数を印刷できません。」のメッセージが表示された場合,複数部数を指定できるプリンタで部数を「1」にしてから選択し直すと印刷できます。
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