18.1.2 Webブラウザの操作
XMAP3サーバでの業務を実行するため,WebクライアントからWebブラウザで起動HTMLを表示します。
- 注意事項
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XMAP3/Web for Cosminexusでは,Webブラウザの機能に制限があります。主な制限を次に示します。
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XMAP3の画面の表示中や帳票の印刷中は,Webブラウザの「アイコン」,「メニューバー」は操作できません。
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次に示す操作で,アドレス(URL)を移動できません。
・アドレスバーにURLを入力する操作
・ツールバーやメニューバーを使用した,ホームページへの移動操作
・ツールバーやメニューバーを使用した,一つ前に表示したページへの移動操作
・ツールバーやメニューバーを使用した,「お気に入り」に登録したURLへの移動操作
・URLへリンクするショートカットアイコンの起動
・[ファイル]−[新規作成]−[ウィンドウ]の実行による新規ウィンドウの作成
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Webブラウザの[戻る]ボタンの状態は,XMAP3の画面を表示する直前の状態に依存します。Webブラウザの初期表示などで,Webブラウザの[戻る]ボタンが不活性の状態でXMAP3の画面に遷移した場合には,[戻る]ボタンは不活性状態のままとなります。また,Webブラウザの[戻る]ボタンが活性の状態でXMAP3の画面に遷移した場合には,[戻る]ボタンは活性状態のままとなります。ただし,Webブラウザの[戻る]ボタンが活性状態の場合であっても,以前のURLには移動できません。
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Webブラウザの「オフライン作業」を操作すると,ユーザアプリケーションとの通信が強制終了することがあるので,使用しないでください。
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Webブラウザ上で画面を表示する場合や帳票を印刷する場合,Webクライアントごとに環境設定をカスタマイズできません。常にサーバ側に用意するサーバ環境定義ファイルの環境設定が有効となります。
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Internet Explorer 7.0以降のタブブラウジングは,XMAP3でも使用できます。ただし,高度な印刷,クイック検索ボックスは操作できません。また,XMAP3の画面の表示中は,RSSフィードへは遷移しません。さらに,クイックタブとしてサムネイルを表示しても,XMAP3の画面は判別できません。
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Internet Explorer 7.0以降のページの拡大・縮小機能は使用できません。Webブラウザは拡大率100%で起動してください。Webブラウザ起動時の拡大率が100%でない場合,画面の周りに白い枠が表示されたり,画面が一部しか表示されなかったりすることがあります。この場合,Webブラウザの拡大率を100%にしたあと,Webブラウザを再起動してください。
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XMAP3の画面表示時,ブラウザの拡大・縮小操作をしないでください。ブラウザの拡大・縮小操作をした場合にXMAP3画面にフォーカスを戻すと,メニューバーが正しく表示されません。XMAP3のメニューバーの表示を元に戻すには,Webブラウザ起動時の拡大率に戻してから,再度XMAP3の画面上にフォーカスを位置づけてください。
なお,Internet Explorer 8.0以降では,Webブラウザ起動時の拡大率に戻しても正しく表示されないことがあります。その場合は,Webブラウザのウィンドウをいったん最小化したあとで,元のサイズに戻してください。
また,XMAP3画面の表示中,拡大・縮小操作後にXMAP3画面にフォーカスを戻すとき,プッシュボタン,ラジオボタン,チェックボタン,トグルフィールド,リストボックス,ポップアップ,コンボボックス,スピンボックスのオブジェクトをマウスでクリックしても,選択できないことがあります。この場合,オブジェクトを再クリックすると,正常にオブジェクトを選択できます。
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セキュリティ強化のためActiveXコントロールを無効にすると,XMAP3の機能をWebブラウザから使えなくなります。
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メニューバー拡張機能のメニューバーは,画面上に見える状態で操作してください。スクロールしてメニュー項目が見えない状態では使用できません。
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Internet Explorer 10以降を使用する場合,Windows UIのInternet ExplorerではXMAP3/Web for Cosminexusの機能を使用できません。XMAP3/Web for Cosminexusの機能を使用する場合は,デスクトップ用のInternet Explorerを使用してください。
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(1) Webブラウザでの操作
起動HTMLを開いてWebクライアントに正常にXMAP3のプログラムがダウンロードされると,XMAP3で作成した画面がWebブラウザに表示されます。XMAP3開発環境で作成した仕様に従って,Webブラウザを操作してください。
XMAP3の画面に定義したメニューバーは,Webブラウザのメニューに追加されて表示されます。このXMAP3の画面に定義したメニューバーは,XMAP3の画面以外にキーボードフォーカスが遷移すると非表示になります。ただし,Webブラウザのアドレスバーにキーボードフォーカスを移動してもXMAP3のメニューバーは非表示になりません。したがって,Webブラウザのアドレスバーにキーボードフォーカスを移動した状態でXMAP3のメニューバーを操作できますが,ファンクションキーなどキー入力による操作は実行できません。
Webブラウザから帳票を印刷する場合は,XMAP3開発環境で作成した仕様に従って,Webブラウザを操作してください。
XMAP3の二次ウィンドウが表示されている間は,Webブラウザウィンドウのマウスまたはキーボード操作はできません。XMAP3の一次ウィンドウも同様に,フォーカス移動や操作,ブラウザの各機能は操作できません。Internet Explorer 7.0では,ほかのタブへの切り替えもできません。これらの操作をできるようにするためには,二次ウィンドウを閉じてください。
- 参考
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次に示す状態になっても,XMAP3画面の遷移動作には影響ありません。無視して業務を続行できます。表示を正常にする場合は,XMAP3の操作をいったん終了し,Webブラウザから表示し直してください。
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Webブラウザのスクロールバーが表示されている状態で,キーボードフォーカスをWebブラウザからXMAP3の画面に移動した場合,スクロールバーの表示が不正になることがあります。
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XMAP3の二次ウィンドウを表示してから閉じたとき,XMAP3の一次ウィンドウの前面に,ほかのアプリケーションウィンドウが一時的に表示されることがあります。
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(2) Webブラウザでの画面操作の注意
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XMAP3の画面を表示中に次の操作をした場合,キーボードフォーカスがXMAP3の画面からWebブラウザに移動することがあります。この場合は,[Tab]キー,またはマウスの操作によってXMAP3の画面にキーボードフォーカスを戻して操作を継続してください。
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XMAP3定義画面とWebブラウザの表示領域の間にある余白部分をマウスでクリックした場合
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Webブラウザのアドレスバーや「お気に入り」のフレームなど,Webブラウザの入力操作系の部品をマウスで操作した場合
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[Alt]+[Tab]キーやマウスによって,ほかのアプリケーションウィンドウをアクティブにし,再度XMAP3の画面を表示したWebブラウザウィンドウをアクティブにした場合
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XMAP3の画面を表示したWebブラウザウィンドウを最小化し,再度ウィンドウ表示を元に戻した場合
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Webブラウザの[閉じる]ボタンをクリックすると,Internet Explorerでウィンドウビジーのメッセージダイアログが表示されることがあります。この場合は,[キャンセル]ボタンをクリックしてください。[OK]ボタンをクリックすると,業務がその時点で中止されてしまい,サーバ側のアプリケーションにも通知されません。
ダイアログの表示が頻繁に発生する場合,次の方法でダイアログの表示を抑止できます。ただし,この現象はホイール付きマウスドライバの仕様に依存するため,完全にダイアログの表示を抑止するものではありません。
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マウスのホイール操作を実行しない。
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マウスドライバの環境設定で,ホイール操作によるスクロール量を「なし」に設定する。
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