10.2.8 OLTPサーバ構成のクライアント側での一次ウィンドウの破棄
OLTPサーバ構成のXMAP3クライアントでは,XMAP3の画面をタイトルバーの閉じるボタンでクローズしたときに,APに通知せずに一次ウィンドウを破棄することができます。
タイトルバーの閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄できるのは,CUI画面およびGUI画面の一次ウィンドウです。
- ポイント
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タイトルバーの閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄する場合,XMAP3クライアントの実行時オプションに「-x」を指定してAPを終了してください。
なお,この項目は構成が異なるため,XMAP3/Web for Cosminexusでは指定できません。
(1) 閉じるボタンでの一次ウィンドウの破棄(表示サービス名.DCXCLS=)
表示・印刷セットアップでは,タイトルバーの閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄する設定を有効にしたい場合には,「閉じるボタンで1次ウィンドウを破棄する」のチェックをオンに変更してください。
- 注意事項
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サーバ側の環境が次のどちらかに該当する場合,この機能は使用できません。
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サーバ側がWindowsでXMAP3サーバが05-05以前の場合
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サーバ側がUNIXの場合
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表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)では,パラメタの設定値に「ON」を指定します。パラメタの設定値は次のとおりです。
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閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄する(ON)
XMAP3の画面をタイトルバーの閉じるボタンでクローズすると,APに通知されずに一次ウィンドウが破棄されます。
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閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄しない(OFF)
XMAP3の画面をタイトルバーの閉じるボタンでクローズすると,Breakイベントとして処理されます。
表示サービス名.DCMPCS=ONのときの[ALT]+[F4]キーの動作について次に示します。
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CUI画面の場合,[ALT]+[F4]キーで画面が破棄されます。
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GUI画面の場合,表示サービス名.DCAKEY[4]=NOACTを設定していると,[ALT]+[F4]キーで画面が破棄されます。表示サービス名.DCAKEY[4]=ACTを設定していると,画面が閉じられたことがAPに通知されます。
閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄しない環境で運用している状態から,閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄する設定に変更した場合,XMAP3サーバをいったん再起動したあとにXMAP3クライアントを起動したときから有効となります。