9.1 帳票印刷の環境設定
XMAP3で作成した帳票を使用する場合の使用プリンタや印刷動作など,帳票に関する環境を,表示・印刷セットアップを使用して設定します。表示・印刷セットアップを使って設定した帳票環境は,情報別に次のファイルに登録されます。表示・印刷セットアップが提供されないUNIX版XMAP3では,次のファイルを直接編集します。
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Windows版XMAP3で扱うプリンタとサービス名の関係,プリンタの印刷モードや印刷オプションなどの情報が登録されます。
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APで指定する仮想端末名とサービス名の関係が登録されます。
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表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)
印刷ページ長,用紙サイズ,グラフィックデータのモノクロ化などの情報が登録されます。ただし,表示・印刷セットアップでは,表示・印刷環境ファイルの帳票環境に関するすべての設定項目を定義できませんので,必要に応じて直接ファイルを編集してください。このセットアップ機能を使っても,表示・印刷セットアップで設定できないパラメタの内容は,以前の状態のままで初期化されることはありません。
表示・印刷セットアップでは,印刷に関する設定内容を,プリンタ構成ファイル,表示・印刷環境ファイル,および仮想端末名ファイルに対してすべて更新します。前回登録した内容は,.BAKの拡張子を付けて保存されます。誤って修正した場合は,作成したファイルを削除したあと,.BAK付きのファイルを元のファイル名に変更すれば,以前のファイルに戻せます。
また,XMAP3の初期設定状態の各設定ファイルは,「.ORG」の拡張子のバックアップファイルとして保存されます。