4.6 日立コード変換を導入した環境での注意事項
C/S構成やOLTPサーバ構成の画面表示や帳票印刷では,XMAP3サーバ実行環境と,XMAP3クライアント実行環境でコード変換環境を合わせる必要があります。
XMAP3では,XMAP3サーバ実行環境,およびXMAP3クライアント実行環境の両方で入出力データを変換しています。このため,次の場合,正しくコード変換されないで,入出力データに文字化けが発生します。
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XMAP3サーバ実行環境,またはXMAP3クライアント実行環境のどちらか一方だけに,日立コード変換がインストールされている場合
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XMAP3サーバ実行環境と,XMAP3クライアント実行環境で,日立コード変換のコード変換テーブルが異なる場合
日立コード変換を導入した環境の場合は,次のどちらかの方法で,XMAP3の画面表示や帳票印刷を実行してください。
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XMAP3サーバ実行環境,およびXMAP3クライアント実行環境の両方に,日立コード変換をインストールし,コード変換テーブルを一致させる
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XMAP3サーバ実行環境,およびXMAP3クライアント実行環境の両方で,日立コード変換を使用しないで画面表示や帳票出力を行うように設定する
日立コード変換を使用しないで画面表示や帳票印刷を行う設定については,「4.5 システムを移行する場合の注意事項(Windows)」を参照してください。
また,日立コード変換を導入し,ベンダ固有文字を出力したい場合は,日立コード変換のSJIS←→KEISのコード変換テーブルをカスタマイズしてください。
PDFファイル出力で印刷フォント指定を行う場合は,SJIS←→Unicodeのコード変換テーブルもカスタマイズしてください。