4.2 セットアップ機能(Windows)
Windows版XMAP3では,セットアップ機能で環境設定ファイルを設定します。XMAP3の実行時には,XMAP3実行環境から環境設定ファイルが参照され,設定した環境での画面表示,および帳票印刷が実行されます。
XMAP3には,次のセットアップ機能があります。
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表示・印刷セットアップ
画面,帳票,およびAPの環境を設定します。
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C/Sセットアップ
C/S構成で必要な環境を設定します。
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印刷拡張セットアップ
プリンタ給紙トレイと出力帳票のフォントを設定します。
各セットアップ機能のダイアログで使用する共通のボタンを次に示します。
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[OK]
ダイアログの設定内容を設定ファイルに登録し,セットアップを終了します。
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[初期状態]
表示・印刷セットアップのダイアログで表示されます。ダイアログの設定内容を無効にして,設定内容を初期状態に戻します。初期状態とは,ダイアログを開いた時点,または[更新]ボタンを選んだ時点を指します。
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[標準値]
表示・印刷セットアップのダイアログで表示されます。ダイアログの設定内容を,XMAP3の標準値に戻します。
テキストエディタなどを使って表示・印刷環境ファイルの内容を直接編集している場合は次の点に注意してください。
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[標準値]をクリックすると,編集した内容は削除されます。
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[標準値]をクリックすると,印刷拡張セットアップで設定したフォントの指定や,トレイの指定が削除されます。
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[キャンセル]
ダイアログの設定内容を無効にして,セットアップを終了します。
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[更新]
ダイアログの設定内容を設定ファイルに登録します。
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[印刷]
ダイアログの設定内容を印刷します。Windowsマシンにプリンタを接続している場合に利用できます。
各セットアップで,扱う環境設定ファイルが異なります。環境設定ファイルの概要とセットアップ機能との対応を次の表に示します。
ファイル名 |
概要 |
表示・印刷セットアップ |
C/Sセットアップ |
印刷拡張セットアップ |
---|---|---|---|---|
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF) |
画面表示方法や帳票印刷に関するオプションの設定情報を格納する。 |
○ |
− |
− |
AP環境ファイル(X3MWDRV) |
マッピングライブラリ実行時のマップパスやマップの常駐サイズの設定情報を格納する。 |
○ |
− |
− |
フォント構成ファイル(X3PFONT) |
画面の解像度および使用文字サイズに応じて,表示する文字フォントの設定情報を格納する。 |
○ |
− |
− |
プリンタ構成ファイル(X3PPINF) |
Windowsで設定したプリンタについて,XMAP3の帳票印刷に使用するプリンタや印刷モードなどの設定情報を格納する。 |
○ |
− |
○ |
サービス名ファイル(X3PHOST) |
C/S構成で表示・印刷サービスを使用するためのサービスに関する設定情報を格納する。 |
− |
○ |
− |
仮想端末名ファイル(X3MWHOST) |
サービス名と仮想端末名との対応に関する情報を格納する。 |
○ |
○ |
− |
サーバAP名ファイル(X3PAPL) |
アプリケーションサーバ型C/S構成の実行環境で起動時に指定するAPの情報を格納する。 |
− |
○ |
− |