16.2.4 イベント通知コード
- 〈この項の構成〉
(1) イベント通知コードの定義
イベント通知項目は,通常マップ生成を実行すると自動的に生成されます。
- イベント通知項目の標準値
-
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イベント通知項目:マップ名-INCI
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長さ(標準値):4
標準値は,ドローセットアップのイベント通知コードの「通知コードのデータ名」および「通知コードの長さ」で変更できます。
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(2) 論理マップ生成規則
イベント通知項目の論理マップ生成規則について説明します。
- COBOL
{02|03} マップ名-INCI PIC X(4)
- C言語
unsigned char マップ名_INCI[4];
(3) マッピング規則
イベント通知項目のマッピング規則について説明します。
- 入力操作と結果(画面単位/フィールド単位の場合)
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入力操作
結果
指定されたイベント通知コードと対応するキーが入力された。
イベント通知項目の領域にイベント通知コードを代入する。余白がある場合,余白は空白((20)16)で埋める。
指定されたイベント通知コードと対応しないキーが入力された。またはMCR入力によって自動送信された。
初期クリア文字に従う。初期クリア文字が埋字の場合,イベント通知項目は空白((20)16)で埋める。
- 注1
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イベント通知コードは,ドローセットアップのイベント通知コードダイアログで変更できます。フィールドの全桁入力による自動送信の場合,送信キーが入力されたものとして動作します。フィールド単位,または自動送信属性が定義された項目に対してMCR入力するとき,項目長よりも長いデータを入力した場合は,MCR入力による自動送信ではなくフィールド離脱による自動送信の扱いとなります。
- 注2
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ターゲットの文字コードがEUCの場合,半角カナは2バイトの領域を必要とします。そのため,イベント通知コードの長さが半角カナの上位バイト(1バイト目)までしか設定できない場合には,イベント通知コードの末尾に不当な文字コードが設定されます。
- 入力操作と結果(イベント単位の場合)
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入力操作
結果
マウスまたはキー操作でのフィールド離脱で,イベントが発生した。
イベント通知項目に,イベント定数を代入する。繰り返しを指定している項目の場合,繰り返しの先頭項目と同じイベント定数を代入する。イベント定数については「16.5.2 イベント定数の論理マップ生成規則」を参照のこと。
指定されたイベント通知コードと対応するキーが入力された。
イベント通知項目の領域にイベント通知コードを代入する。余白がある場合,余白は空白((20)16)で埋める。
指定されたイベント通知コードと対応しないキーが入力された。またはMCR入力によって自動送信された。
初期クリア文字に従う。初期クリア文字が埋字の場合,イベント通知項目は空白((20)16)で埋める。
- 注
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MCR入力するとき,項目長よりも長いデータを入力した場合は,MCR入力による自動送信ではなくフィールド離脱による自動送信の扱いとなります。