画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


付録C.6 MCFDP01パターンを使用した画面表示と帳票印刷

〈この項の構成〉

(1) 処理の概要

利用者名入力画面でログインしたあと,業務を選択するためのメニュー画面を表示します。この画面で各メニューのプッシュボタンを選ぶと,選ばれたメニューに対応する業務の画面を表示します。

なお,[注文書印刷]プッシュボタンを選ぶと納品書が印刷されます。

メニュー画面から次画面(この例では「受注データ修正画面」)を表示する処理の概要を次の図に示します。

図C‒6 メニュー画面からの次画面表示処理

[図データ]

(2) AP作成上のポイント

作成するAPの基になるAPパターンを次に示します。

このAPパターンを使用したAP作成時には次の注意が必要です。

(3) コーディング例

コーディング上のポイントを次に示します。

   IDENTIFICATION          DIVISION.
   PROGRAM-ID.             MCF2G.            ・・・・・・・・・・1.
           :
   WORKING-STORAGE         SECTION.
     COPY                  MCF2GI.           ・・・・・・・・・・2.
     COPY                  MCF2GO.           ・・・・・・・・・・2.
     COPY                  MCF3GO.           ・・・・・・・・・・2.
     COPY                  MCF1PO.           ・・・・・・・・・・2.
            :
   PROCEDURE               DIVISION.
*  メッセージの受信
     RECEIVE  DSP  FIRST  SEGMENT  INTO  MCF2GI.
            :
     EVALUATE  MCF2G-INCI                    ・・・・・・・・・・3.
     WHEN  'PF01'
*      次の画面を表示します
       MOVE  'MCF3G'      TO  DSP-MAP-NAME
       SEND  DSP  FROM  MCF3GO  WITH  EMI
           :
     WHEN  'PF04'
*      帳票を印刷したあと,受信した画面を再表示します
*      帳票を印刷します
       MOVE  'XPNLE201'    TO  PRT-TERM      ・・・・・・・・・・4.
       MOVE  'MCF1P'       TO  PRT-MAP-NAME
       SEND  PRT  FROM  MCF1PO  WITH  EMI
*      画面を再表示します
       MOVE  'MCF2G'      TO  DSP-MAP-NAME
       SEND  DSP  FROM  MCF2GO  WITH  EMI
     WHEN  OTHER
*      受信した画面を再表示します
       MOVE  'MCF2G'      TO  DSP-MAP-NAME
       SEND  DSP  FROM  MCF2GO  WITH  EMI
     END-EVALUATE
*  プログラムの終了 
   EXIT  PROGRAM.
  1. 入り口名を変更する。

    プログラム中の'@@@111'を'MCF2G'に変更します。

  2. マップ名を変更する。

    プログラム中の次の項目をそれぞれ変更します。

    '@@@222'を'MCF2G'に変更

    '@@@333'を'MCF3G'に変更

    '@@@444'を'MCF1P'に変更

  3. ボタンの判定処理。

  4. 論理端末名を変更する。

    プログラム中の'@@@@555'を'XPNLE201'(プリンタに割り当てた論理端末名)に変更します。