17.2.1 COBOL使用時のトラブル
- 〈この項の構成〉
(1) コンパイル時の主なエラー
エラー |
意味 |
対処方法 |
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KCCC1076C-S |
COPY文を取り込もうとしているファイルが,APのソースが格納されているフォルダ中にないことが考えられる。 |
ファイルが,APのソースが格納されているフォルダ中にあるか見直し,ない場合はファイルをコピーしてコンパイルし直す。 |
COPY文を取り込もうとしているファイルの名称が誤っていることが考えられる。 |
XMAP3で作成した論理マップファイルの名称であるか見直し,ファイルの名称が誤っているときは正しい名称に修正してコンパイルし直す。 |
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KCCC3015C-S |
データ名,または変数名に不当な文字を指定していることが考えられる。 |
データ名,および変数名を見直す。 |
必要なテーブル「X3MODTBL」がAPを格納しているフォルダにないことが考えられる。 |
APを格納しているフォルダに次のファイルをコピーして,コンパイルし直す。 XMAP3インストールフォルダ\INCLUDE\X3MODTBL |
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Unsatisfied Symbols: jsvwadrv(code) |
ccbl2002コマンドによるコンパイルでXMAP3 Server Runtimeのライブラリ設定(-lxpdrv)をしていないことが考えられる。 |
-lxpdrvおよび-lxpwオプションを指定してコンパイルし直す。 |
Line n:KCCB1099C-U ソースファイルの形式に誤りがあります |
ccbl2002コマンドによるコンパイル時に使用する論理マップおよび動的変更テーブルが使用環境に合っていないことが考えられる。 |
EUC環境で使用する場合は,EUCへコード変換したかを見直す。 |
(2) リンク(MAKE)時の主なエラー
エラー |
意味 |
対処方法 |
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LNK1181 LNK1104 |
TRANSCEIVE文, SEND文,および RECEIVE文でXMAP3を使用する場合に,必要なXMAP3のライブラリを参照できない。 |
コンパイル環境のマシンにXMAP3の開発モデルがインストールされているか確認する(CALL文で作成したAPの場合はリンケージ環境)。 |
LNK2001 LNK1120 |
CALL文でXMAP3を使用する場合に,リンケージ時に必要なXMAP3のライブラリを参照できない。 |
COBOLのリンケージオプションとして,次の手順で設定する。
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