画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


17.1.3 実行時のポイント

〈この項の構成〉

(1) マップの常駐化サイズの見直し

使用する物理マップを常駐するバッファサイズは変更できます。詳細については,マニュアル「XMAP3 開発ガイド」を参照してください。

(2) スプール書き出し単位の見直し

APから出力するデータを,1ページごとに印字するか,APの終了またはクローズするごとに印字するかを選べます。複数の帳票や書式を出力する場合は,表示・印刷セットアップの「スプール書き出し単位」の設定を見直してください。設定については,マニュアル「XMAP3 実行ガイド」の帳票環境のセットアップに関する記述を参照してください。

(3) プリンタドライバの出力タイミングの設定

プリンタドライバの設定で,Windowsスプーラの設定,および印字開始タイミングの設定ができます。印字開始のタイミングは,すぐに印刷を開始するか,データがすべてスプールされてから印刷を開始するかを選べます。

(4) GDIかPDLスルーかの見直し

デフォルトはGDIです。LIPSまたはESC/Pスルーを利用すると,データ量が少なくなり,AP実行時および印刷時の性能が向上します。

(5) C/S構成時の通信データ削減

C/S構成の場合,XMAP3の通信データを圧縮する機能が利用できます。通信データの圧縮機能を利用すると,C/S間の通信量が削減できるため,画面応答のレスポンス向上が期待できます。詳細については,マニュアル「XMAP3 実行ガイド」を参照してください。

(6) PDFファイルの圧縮

XMAP3が出力するPDFファイルを圧縮できます。出力するPDFファイルを小さくすることで,実行性能が向上します。