画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


16.3.5 チェックボタンボックス

チェックボタンボックスのマッピング規則は,基本的にラジオボタンボックスと同じです。マッピング規則については,「16.3.4 ラジオボタンボックス」を参照してください。

ここでは,チェックボタンの定義,論理マップ生成規則,およびラジオボタンと異なるマッピング規則について説明します。

〈この項の構成〉

(1) チェックボタンボックスの定義

(2) チェックボタンボックス属性の論理マップ生成規則とマッピング規則

チェックボタンボックス属性の論理マップ生成規則とマッピング規則について説明します。この項目は,ダイアログで「動的変更(APから表示属性を変更する)」を指定したときだけ論理マップが生成されます。

(a) 論理マップ生成規則

COBOL
{02|03} マップ名-FIELDnnnn-A PIC X(長さ)〔OCCURS 回数〕.
C言語
unsigned char マップ名_FIELDnnnn_A〔[回数]〕[長さ] ;

(b) マッピング規則

  • APが制御項目に代入した内容と表示結果

    ラジオボタンボックスと同様です。詳細については,「16.3.4(2)(b) マッピング規則」を参照してください。

(3) チェックボタンボックス可変用論理テーブルの論理マップ生成規則とマッピング規則

チェックボタンボックス可変用論理テーブルの論理マップ生成規則とマッピング規則について説明します。

(a) 論理マップ生成規則

COBOL
{02|03} マップ名-CHECKnnnn-O 〔OCCURS 回数〕.
 {03|04} マップ名-CHECK-LABELnnnn-O PIC {9(長さ)|X(長さ)|N(長さ÷2)|編集文字}.
 {03|04} マップ名-CHECK-CODEnnnn-O PIC {9(長さ)|X(長さ)|N(長さ÷2)|編集文字}.
C言語
struct {
 unsigned char マップ名_CHECK_LABELnnnn_O[長さ];
 unsigned char マップ名_CHECK_CODEnnnn_O[長さ];
} マップ名-CHECKnnnn_O〔[回数]〕;

(b) マッピング規則

  • APが論理項目に代入した内容と表示結果

    ラジオボタンボックスと同様です。詳細については,「16.3.4(3)(b) マッピング規則」を参照してください。

(4) チェックボタンの入力論理マップ生成規則とマッピング規則

チェックボタンの入力論理マップ生成例とマッピング規則について説明します。

(a) 入力論理マップ生成規則

COBOL
・論理マップ可変部の集団項目化を指定した場合
03 マップ名-FIELDnnnn-H 〔OCCURS 回数〕.
 04 マップ名-FIELDnnnn-I PIC {X(長さ)|N(長さ÷2)|9(長さ)}.
・論理マップ可変部の集団項目化を指定しない場合
02 マップ名-FIELDnnnn-I PIC {X(長さ)|N(長さ÷2)|9(長さ)}〔OCCURS 回数〕.
C言語
unsigned char マップ名_FIELDnnnn_I〔[回数]〕[長さ];

(b) マッピング規則

  • 入力操作と結果(論理項目の内容)

    入力操作

    結果(論理項目の内容)

    ボタンボックス中からボタンを選ぶ

    選んだボタンに対応する定数を論理項目に代入する。複数のボタンを選んだ場合,選んだすべてのボタンに対応する定数を論理項目に代入する。

    ボタンボックス中からボタンを選ばない,またはボタンボックスにフォーカスを位置づけない

    (固定チェックボタンの場合)

    ボタン属性情報で「フォーカス設定(フォーカスを本ボタンに位置づける)」を指定したボタンに対応する定数を論理項目に代入する。複数のボタン属性情報に初期選択を指定した場合,選んだすべてのボタンに対応する定数を論理項目に代入する。

    ボタン属性情報を指定しなかった場合,初期値で指定した定数を論理項目に代入する。

    初期値を指定しなかった場合,初期クリア文字に従って論理項目をクリアする。

    (可変ラジオボタンの場合)

    初期クリア文字に従って論理項目をクリアする。