15.2.1 mapfchkコマンド
mapfchkコマンドを実行する前に,環境変数PATHに「/opt/HIXMAP/bin」を設定してください。
- 形式
mapfchk 〔オプション〕
- 機能
-
対象ファイルの形式をチェックします。対象となるファイルを次に示します。
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拡張子が「.fmp」の書式イメージファイル
-
拡張子が「.pci」の行制御データファイル
なお,形式チェックではXMAP3実行環境で参照するすべての情報はチェックしませんので,XMAP3実行環境でエラーとなる場合があります
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- オプション
-i dir
対象の拡張子が付けられているファイルをサーチするディレクトリ名を指定します。入力ディレクトリ下のすべてのディレクトリをサーチの対象とします。
省略時はカレントディレクトリを入力ディレクトリとします。
-h
ヘルプ情報を出力します。
- 実行結果
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mapfchkコマンドを実行した結果は,次の内容で標準出力に出力されます。
なお,形式チェックの結果が正常なファイルについては,ファイル名は出力されません。
Formmap is broken.(file:/tmp/JYU1FH6G.fmp) ………1. : FORMMAP 10 FILE(S) CHECKED ………2. PAGEC MODULE 10 FILE(S) CHECKED ………3.
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書式イメージファイルのエラーメッセージ
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書式イメージファイルをチェックした結果が正常であったファイル数
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行制御イメージファイルをチェックした結果が正常であったファイル数
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- エラーメッセージ
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mapfchkコマンド実行時にエラーが発生した場合,次のエラーメッセージが標準出力に出力されます。
表15‒2 mapfchkコマンド実行時のエラーメッセージ 項番
出力メッセージ
エラー内容
1
Formmap endian error.(file:ファイル名)
物理マップのエンディアンが不正です。
(S)処理を続行します。
(P)XMAP3実行環境に合ったエンディアンとなるように,物理マップを再作成します。
2
Formmap is broken.(file:ファイル名)
書式イメージファイルの形式が不正です。
ファイル転送時にテキストファイルとして転送している場合が考えられます。
(S)処理を続行します。
(P)ファイル転送に誤りがないか確認し,正しい書式イメージファイルを指定します。
3
Formmap version error.(file:ファイル名)
書式イメージファイル作成時のバージョン(VV-RR)が合っていません。書式イメージファイル作成時に使用したXMAP3のバージョン(VV-RR)がXMAP3 Server Runtimeよりも新しいため,使用できません。
(S)処理を続行します。
(P)書式イメージファイル作成時に使用したXMAP3のバージョン(VV-RR)に合うXMAP3 Server Runtimeを使用し,再実行します。
4
Pagec module is broken.(file:ファイル名)
行制御データファイルの形式が不正です。
ファイル転送時にテキストファイルとして転送している場合が考えられます。
(S)処理を続行します。
(P)ファイル転送に誤りがないか確認し,正しい行制御データファイルを指定します。
5
Pagec module version error.(file:ファイル名)
行制御データファイル作成時のバージョン(VV-RR)が合っていません。行制御データファイル作成時に使用したXMAP3のバージョン(VV-RR)がXMAP3 Server Runtimeよりも新しいため,使用できません。
(S)処理を続行します。
(P)行制御データファイル作成時に使用したXMAP3のバージョン(VV-RR)に合うXMAP3 Server Runtimeを使用し,再実行します。
6
mapfchk error.
コマンド実行できないエラーが発生しました。
(S)処理を終了します。
(P)UNIXのリソース不足やファイル参照できない環境になっていないか確認し,問題を解決して再実行します。
7
指定オプション option error.
コマンドに指定されたオプションに誤りがあります。
(S)処理を終了します。
(P)指定したオプションを見直し,再実行します。
8
指定ディレクトリ is not exist.
コマンドに指定されたディレクトリが存在しません。
(S)処理を終了します。
(P)正しいディレクトリを指定し,再実行します。