画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


8.7.1 開発環境に準備しておくフォルダおよびファイル

XMAP3/Web for Cosminexusでは,EARファイルを作成する前に,実行環境と同じフォルダ構成のフォルダを開発環境に作成することを推奨しています。開発環境と実行環境とで同じフォルダ構成にしておくことで,フォルダ構成を変更することなく実行環境にデプロイできます。

なお,MyEclipseを使用する場合は,次に示すフォルダ構成が自動的に生成されるので,フォルダ構成を作成する必要はありません。

推奨するフォルダ構成および格納ファイルを次に示します。

推奨するフォルダ構成

+-- WebApp-----------起動HTML(x3xwbfrm.htm)および
|    |                起動HTML用スクリプトファイル(x3xwbfrm.js)
|    |                を格納
|    +-- Data--------物理マップ,ポップアップメニューファイル,
|    |                グラフィックデータ,およびFAX宛先ファイル
|    |                を格納
|    +-- WEB-INF------web.xmlファイルを格納
|        +-- classes--業務サーブレットおよび
|        |            環境管理ファイル(xmap3.properties)を格納
|        +-- lib------XMAP3実行クラスライブラリ(xmap3server.jar)
|        |            を格納
|        +-- XMAP3----通信制御用XML文書,動的変更用XML文書,
|                     入力データ用XML文書,出力データ用XML文書,
|                     および定数用XML文書を格納
 
注※
  フォルダ名には,任意の名称(特殊文字を除く半角英数字)を付けてください。

次に,フォルダに格納するファイルについて説明します。

起動HTML(x3xwbfrm.htm)

Webアプリケーションを実行するためのHTMLファイルです。XMAP3/Web for Cosminexusで提供する起動HTMLをカスタマイズして使用できます。

起動HTML用スクリプトファイル(x3xwbfrm.js)

起動HTMLの各種情報の定義で使用するスクリプトファイルです。

物理マップ,ポップアップメニューファイル,グラフィックデータ,およびFAX宛先ファイル
  • 物理マップは,画面表示・帳票印刷の実行時に使用するマッピング情報を格納したファイルです。

  • ポップアップメニューファイルは,ポップアップテキストのメニュー情報を定義するファイルです。ポップアップメニューエディタで作成します。

  • グラフィックデータは,画面表示・帳票印刷に必要なグラフィックデータを格納したファイルです。このファイルは,必要に応じて作成してください。

  • FAX宛先ファイルは,送信先のFAX番号を記述したファイルです。

web.xmlファイル

web.xmlファイルは,Webコンテナのコンテキストを設定するXMLファイルです。業務サーブレットを呼び出すURLの情報を定義します。

業務サーブレットおよび環境管理ファイル(xmap3.properties)

業務サーブレットは,Webサーバ側で動作するユーザの業務用Javaプログラムです。

環境管理ファイルは,XML文書などの格納先やXMAP3が提供するJavaインタフェースの保守情報(ログ)の出力先などを指定するファイルです。

XMAP3実行クラスライブラリ(xmap3server.jar)

XMAP3実行クラスライブラリは,XMAP3の提供するクラスライブラリ(XMAP3実行クラスライブラリ)のファイルです。

通信制御用XML文書,動的変更用XML文書,入力データ用XML文書,出力データ用XML文書,および定数用XML文書
  • 通信制御用XML文書は,XMAP3で提供する実行クラスライブラリを参照するためのXML形式のファイルです。

  • 動的変更用XML文書は,動的変更テーブルをXML文書に変換したXML形式のファイルです。

  • 入力データ用XML文書は,入力論理マップをXML文書に変換したXML形式のファイルです。

  • 出力データ用XML文書は,出力論理マップをXML文書に変換したXML形式のファイルです。

  • 定数用XML文書は,定数ファイルをXML文書に変換したXML形式のファイルです。