画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


8.6.3 けい線の属性を変更する

グラフィック帳票では,APでけい線の属性を変更して出力できます。ここでは,APでけい線の属性を変更するコーディング例について説明します。

ドローでけい線のダイアログの「動的変更(APから表示属性を変更する)」を選択すると,動的変更を利用して,APでけい線の種類や太さを指定できます。APで指定しない場合は,けい線のダイアログで指定した属性で出力されます。

けい線の属性を変更して出力する例を次の図に示します。

図8‒11 けい線の属性を変更して出力する例

[図データ]

制御項目に破線や二重線を示す修飾名を代入します。印字データがある行間のけい線は「細い破線」で,最終行は「二重線」で印刷されます。

定義した論理マップと動的変更テーブルをJava言語用ツールで変換すると,出力データ用XML文書と動的変更用XML文書が生成されます。XML文書にけい線の属性を設定するAPのコーディング例を次に示します。

けい線の属性を設定するAPのコーディング例
ModTbl modTbl;
LogicalMap logicalMapO;
: //動的変更用クラスのインスタンスをmodTblに代入する
: //出力データ用クラスのインスタンスをlogicalMapOに代入する
 
byte[] fieldBl = modTbl.getDataByteArray("xmap_field_bl");
byte[] fieldSh = modTbl.getDataByteArray("xmap_field_sh");
 
//フィールド属性の動的変更
for (int i = 0; i < 12; i++) {
 //港支店:標準属性→太字属性(xmap_field_bl)
 logicalMapO.setDataByteArray("MDC1PC_DATA_A", fieldBl, 13 * i);
  :
 //荒川支店:標準属性→網掛け属性(xmap_field_sh)
 logicalMapO.setDataByteArray("MDC1PC_DATA_A", fieldSh, 13 * i + 5);
  :
}