画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


8.5.3 フォーカスの位置づけ

画面を表示したときの初期フォーカス位置をAPで指定できます。APでフォーカス位置を指定しないと,フォーカス位置はドローで定義した初期フォーカス位置に指定されます。ここでは,入出力テキストにフォーカスを位置づけて表示する場合のコーディング例について説明します。

AP実行時のフォーカスの位置づけを次の図に示します。

図8‒8 フォーカスの位置づけ(Java)

[図データ]

顧客コードに初期フォーカス位置を指定するために,出力論理マップにフォーカス定数を代入します。顧客コードにフォーカスがある状態で,画面が表示されます。フォーカスを支店コードに移動すると,入力論理マップにフォーカス定数が格納されます。

定義した論理マップ,動的変更テーブル,および定数をJava言語用ツールで変換すると,入力データ用XML文書,出力データ用XML文書,動的変更用XML文書,および定数用XML文書が生成されます。XML文書から定数を取得するAPのコーディング例を次に示します。

XML文書に文字配列と表示色を設定するAPのコーディング例
ConstValue constValue;
LogicalMap logicalMapO;
 : //定数用クラスのインスタンスをconstValueに代入する
 : //出力データ用クラスのインスタンスをlogicalMapOに代入する
 
byte[] focus = constValue.getDataByteArray("MAP001_FIELD0001_T");
logicalMapO.setDataByteArray("MAP001_OUTCURS_LOCO", focus);