8.5.1 出力テキストの表示
ここでは,APで出力テキストを表示する場合のコーディング例について説明します。
出力テキストでは,動的変更を利用して,APで文字と文字色を指定できます。
ドローで出力テキストボックスのダイアログの「動的変更(APから表示属性を変更する)」を選択すると,動的変更を利用して,文字色,およびオブジェクトの表示・非表示の切り替えをAPで指定できます。APで指定しない場合,出力テキストボックスダイアログで指定した属性で表示されます。
AP実行時に,APで指定した文字色での出力テキストの表示例を次の図に示します。
表示したい文字列「日立 太郎」と赤色を表示する修飾名「RE」を出力論理マップに代入すると,AP実行時には「日立 太郎」が赤色で画面に表示されます。
出力テキストボックスのダイアログで「動的変更(APから表示属性を変更する)」を選択して作成した論理マップと動的変更テーブルをJava言語用ツールで変換すると,出力データ用XML文書と動的変更用XML文書が生成されます。XML文書に文字配列と表示色を設定するAPのコーディング例を次に示します。
- XML文書に文字配列と表示色を設定するAPのコーディング例
ModTbl modTbl; LogicalMap logicalMapO; : //動的変更用クラスのインスタンスをmodTblに代入する : //出力データ用クラスのインスタンスをlogicalMapOに代入する //テキストの代入 logicalMapO.setDataString("MAP001_FIELD0001_O", "日立 太郎"); byte[] inAttr1 = modTbl.getDataByteArray("xmap_in_attr1"); logicalMapO.setDataByteArray("MAP001_FIELD0001_A", inAttr1);