画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


3.3.5 画面表示命令(COBOL)

スタンドアロン環境,およびC/Sシステム環境下では,次に示す方法でAPから画面の入出力ができます。

  1. COBOLのSEND文,RECEIVE文,およびTRANSCEIVE文による方法

  2. COBOLのCALL文による方法

Windows版XMAP3サーバ/クライアント実行環境(64ビット)の場合,COBOL のSEND文,RECEIVE文,およびTRANSCEIVE文による方法は利用できます。COBOLのCALL文による方法は利用できません。

〈この項の構成〉

(1) SEND文,RECEIVE文,およびTRANSCEIVE文による方法

COBOLのSEND文,RECEIVE文,およびTRANSCEIVE文によって画面の入出力を要求します。通信記述項,SEND文,RECEIVE文,およびTRANSCEIVE文については,「11.1.1 画面表示命令(COBOL)」を参照してください。

COBOLについては,マニュアル「COBOL2002 言語 拡張仕様編」を参照してください。

(2) CALL文による方法

ここでは,COBOLのCALL文によってマッピングライブラリを使用する方法を説明します。

(a) 環境部

CALL文を使用する場合の環境部(ENVIRONMENT DIVISION)の定義を次に示します。

ENVIRONMENT           DIVISION.
   CONFIGURATION      SECTION.
           SPECIAL-NAMES.
           STDCALL IS 一意名1.
   EXTERNAL-PROGRAM   SECTION.
           CALL-CONVENTION.
           'jsvwadrv' IS 一意名1.

一意名1は,任意に設定してください。

環境部に上記の指定をした場合には,コンパイル時に次の指定をする必要があります。

  1. コンパイラオプションに次の指定をする。

      -Comp5

      -JPN,Alnum

  2. リンカオプションに次の指定をする。

    リンカオプション:指定しない

    インポートライブラリ/ユーザ指定ライブラリ:

      XMAP3インストールフォルダ\LIB\X3MWDR32.LIB

APに上記のコーディングを追加しない場合は,コンパイル時に次の指定をする必要があります。

  1. エディタを使用してファイルを作成する。

    ファイル内容   :jsvwadrv

    ファイル名    :XXXX.cbw(XXXXは任意)

    ファイルの格納場所:APと同じフォルダ

  2. コンパイラオプションに次の指定をする。

      -Comp5

      -StdCall

      -JPN,Alnum

  3. リンカオプションに次の内容を指定する。

    リンカオプション:指定しない

    インポートライブラリ/ユーザ指定ライブラリ:

      XMAP3インストールフォルダ\LIB\X3MWDR32.LIB

(b) CALL文の発行順序

マッピングライブラリの機能と発行順序を次の図に示します。

図3‒8 マッピングライブラリの機能と発行順序

[図データ]

CALL文の形式については,「11.1.2 CALL文による方法」を参照してください。