画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


3.1.1 XMAP3での画面の入出力

〈この項の構成〉

(1) 画面用APで使用するAPIの種類

XMAP3には,APの開発に使用するプログラミング言語ごとにAPIを提供しています。APIの種類を次の図に示します。

図3‒1  XMAP3のAPIの種類

[図データ]

解説
  1. COBOLの命令文です。SEND文,RECEIVE文,およびTRANSCEIVE文を使用する方法とCALL文を使用する方法があります。Windows/UNIXで共通の文法です。

  2. XMAP3が提供しているC言語用の関数です。Windows/UNIXで共通の文法です。

  3. XMAP3が提供しているWindows専用のC言語またはC++用の汎用関数です。

  4. XMAP3が提供しているJava用のクラスです。Web環境で使用できます。使用方法については,「第4編 Web用のAP開発」を参照してください。

Windows版XMAP3サーバ/クライアント実行環境(64ビット)の場合は,COBOL AP(SEND文,RECEIVE文,およびTRANSCEIVE文を使用する方法)だけ利用できます。

(2) 画面用APで使用するAPIの概要

画面用APで使用する要求とAPIの関係を次の表に示します。また,画面用APとXMAP3との処理の概要を次の図に示します。

表3‒1 画面用APで使用する要求とAPIの関係

要求

COBOLの命令文

COBOLのCALL文

C言語

汎用関数

オープン

最初のSENDまたはTRANSCEIVE文発行時

'OPEN'

'MDO△'

要求

'OPEN'

'MDO△'

要求

XmapDrvCreateOpen

表示

SEND文またはTRANSCEIVE文

'SEND'

要求

'SEND'

要求

XmapDrvSend

入力

RECEIVE文またはTRANSCEIVE文

'RECV'

要求

'RECV'

要求

XmapDrvReceive

クローズ

DISABLE文,

GOBACK文,

EXIT

PROGRAM文,

CANCEL文

(APの)STOP RUN

'CLOS'

要求

'CLOS'

要求

XmapDrvClose

Windows版XMAP3サーバ/クライアント実行環境(64ビット)の場合は,COBOL AP(SEND文,RECEIVE文,およびTRANSCEIVE文を使用する方法)だけ利用できます。

注※

一つのAP(プロセス)内で同時にオープンできる端末数の上限は15個です。

図3‒2 画面用APとXMAP3との処理の概要

[図データ]