画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


16.8.6 ビットマップ容量を軽減する方法

ビットマップ容量を軽減する方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) ビットマップの縦横ドット数を減らす

必要最小限の領域だけをビットマップファイルに格納します。ビットマップは,中身の図柄に関係なく,縦横サイズが同じ場合は同じファイルサイズ(バイト数)が必要です。余白を削除して縦横ドット数を小さくすると,ファイルサイズを小さくできます。

ペイントで,既存のビットマップの必要な部分だけを切り出す方法を次に示します。

  1. ビットマップを開き,四角形選択ツールなどで切り出す部分を選びます。

  2. メニューバーの[編集]から[ファイルへコピー]を選び,ファイル名を指定して保存します。

(2) ビットマップで使用する色を減らす

ビットマップはあらかじめ必要最小限の色数で作成することをお勧めします。ビットマップの色数には,2色(モノクロ),16色,256色,および1,600万色(フルカラー)があります。色数が多いと情報量が増え,ファイルサイズが大きくなります。

ペイントで,ビットマップで使っている色数を確認・変更する方法を次に示します。

  1. ビットマップを開き,[ファイル]−[名前を付けて保存]コマンドを選びます。

    ダイアログの[ファイルの種類]に現在の色数が表示されます。

    変更する場合は,ここで色数を指定してファイルを保存します。ただし,色数を減らすとビットマップが見にくくなることがあります。

    参考
    • 画面表示やカラープリンタで印刷するビットマップは,16色で作成することをお勧めします。色数が多いと,その表示色数をサポートしていないディスプレイでの表示時に色化けや表示が遅くなるなどの原因になる場合があります。

    • モノクロプリンタで印刷するビットマップは,モノクロで作成することをお勧めします。カラーのデータをモノクロプリンタで印刷すると,意図した印刷結果が得られない場合があります。