16.6.1　COBOL2002でのエラー

(1)　「KCCB1076C-S」のコンパイルエラーとなる

COPY文で取り込もうとしているファイルについて，次の点を確認してください。

• APのソースを格納しているフォルダ中にあるか

  APのソースを格納しているフォルダ中にファイルがあるかを見直し，ない場合はファイルをコピーしてコンパイルし直してください。

• ファイルの名前は正しいか

  XMAP3で作成した論理マップファイル名であるか確認し，正しい名前に修正してコンパイルし直してください。

(2)　「KCCB3015C-S」のコンパイルエラーとなる

次の点を確認してください。

• APで，データ名や変数名に不当な文字を指定していないか

• 必要なテーブル「X3MODTBL」が，APを格納しているフォルダにあるか

  APを格納しているフォルダに次のファイルをコピーして，コンパイルし直してください。

  XMAP3インストールフォルダ\INCLUDE\X3MODTBL

(3)　「LNK1104」のリンケージエラーとなる

APの実行時に必要なXMAP3のライブラリを参照できないことを示します。

コンパイル環境のWindowsマシンにXMAP3の開発モデルがインストールされているか確認してください。CALLインタフェースで作成したアプリケーションの場合は，リンケージ環境のWindowsマシンを確認してください。

(4)　CALLインタフェースを使用したAPで，「LNK2001/1120」のリンケージエラーとなる

リンケージ時に必要なXMAP3のライブラリを参照できないことを示します。

COBOL2002のリンケージオプションとして，次の手順で設定してください。

1. COBOL開発マネージャの［プロジェクト］−［プロジェクトの設定］コマンドを選びます。

2. 「リンク」タブの「ライブラリの指定」にチェックを入れます。

3. 表示されるダイアログの設定内容に，次の内容を追加します。

   XMAP3インストールフォルダ\LIB\x3mwdr32.lib