画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


13.82 メニューバー定義ダイアログ

メニューバーのメニューは階層化できます。メニューバー,プルダウンメニュー,カスケードメニューの順に上位・下位の構造になります。

メニューバー/プルダウンメニュー/カスケードメニューの一覧

作成済みの各メニュー項目が表示されます。メニューバーのメニュー項目は必ず指定します。

上位のメニュー項目を選ぶと,その下位のメニュー項目が表示されます。下位メニューがある項目は「→」付きで表示されます。

[追加]ボタン

一覧にメニュー項目を追加します。プルダウンメニューやカスケードメニューは,上位のメニュー項目に[プルダウン/カスケードメニューを設定する]をあらかじめ指定しておく必要があります。

[削除]ボタン

一覧で選んでいるメニュー項目を削除します。

以降の項目では,一覧で選んでいるメニュー項目の属性を指定します。指定できる項目は,メニュー項目に応じて異なります。

ラベル

メニュー項目に表示するラベル文字列を指定します。

選択時の動作

候補(メニュー項目やボタン)が選択されたときの動作を指定します。

「APへ通知する」は,APへイベントを通知します。このときの動作は,対応させるイベント通知コードの動作(確定・中断など)に従います。

「ポップアップ表示」は,使用目的が「POP・手動」のポップアップのメニュー項目を開きます。なお,メニュー項目が開くのは,あらかじめフォーカス・カーソルを位置づけてあるポップアップです。

「コピーと貼り付け」は,クリップボードを介したデータのコピーや貼り付けをします。メニューバーでだけ指定できます。

通知コード

メニュー項目に割り当てるイベント通知コードを指定します。

メニュー項目,またはプッシュボタンに設定する通知コードの値を選びます。

GUI画面の場合
  • ファンクションキー,送信キー,割り込みキー,スクリーンキーと共用

    標準値では順にPF01〜PF24,ENTR,BREK,SCRN,PA1,PA2,PA3,A001〜A060

  • メニューバーのメニュー項目とプッシュボタンとで共用

    標準値ではA061〜A071

CUI画面の場合
  • ファンクションキー,送信キー,割り込みキー,スクリーンキーと共用

    標準値では順にPF01〜PF24,ENTR,BREK,SCRN,PA1,PA2,PA3

なお,通知コードの値や,APが受け取る項目は,ドローセットアップでの設定に従います。

  • データ名

    イベント通知コードを格納する領域のデータ名(ドローセットアップで定義)が表示されます。

プルダウンメニュー/カスケードメニューを設定する

一覧で選んでいるメニュー項目に,下位のメニューを設定する場合に指定します。

二次ウィンドウを閉じる

二次ウィンドウ上でAPに制御を渡す操作(メニュー項目やボタンの選択)をしたとき,そのウィンドウを閉じます。この場合,別の二次ウィンドウを表示したり,一次ウィンドウへフォーカス(対話権)を戻すことになります。

この項目は,[通知コード]に指定したイベント通知コードの動作が「AP通知(終了)」または「AP通知(取消)」の場合に選択されます。

メニューの下にセパレータ線を引く

プルダウンメニュー,カスケードメニューのメニュー項目の下にセパレータ線を引いてメニュー項目間を区切ります。

不活性(選択できない状態にする)

選択候補(ボタンなど)を不活性にして,選択できない状態にします。選べる候補を制限したい場合に使います。

活性化する場合は,[動的変更]を指定し,APから制御項目に修飾名を設定します。

最後のテキストを右端に表示する

メニューバーの最後のメニュー項目をメニューバー上の右端に表示します。

動的変更(APから表示属性を変更する)

制御項目を論理マップに展開して,画面表示時または帳票印刷時に表示属性を動的に変更できるようにします。表示属性とは,画面に表示するオブジェクトの文字色や活性/不活性,帳票に印字する文字の書体やけい線の種類などの属性です。

制御項目にAPから修飾名を設定することで,動的に属性を変更できます(ただし,GUI/CUI画面でマッピングオプションが「物理マップ」のときは該当しません)。

修飾名と表示属性との対応は,ドローセットアップで設定します。

・制御項目データ名

制御項目データ名を指定します。

データ項目のデータ名を次の規則に従って指定します。

  • 指定できる文字数は,接頭語(マップ名)を含めて29文字以内です。このため,ドローセットアップの[マップ名の長さ]の設定が「7」の場合は21文字以内,「6」の場合は22文字以内となります。全角文字は2文字分として数えます。ただし,データ名の先頭および末尾の全角文字は,4文字分として数えます。また,全角文字と半角文字が混在する場合,半角文字の直前の全角文字は,4文字分として数えます。

  • 指定できる文字種は,COBOLの場合は「A〜Z」「0〜9」「-(ハイフン)」「大文字の半角カナ」「全角(混在)」です。

    Cの場合は「A〜Z」「a〜z」「0〜9」「_(アンダースコア)」です。

アクセスキー

メニュー項目に対するアクセスキーを,1字の半角の英大文字(A〜Z)で指定します。

ショートカットキー

メニュー項目に対するショートカットキーを指定します。

ドローでは,ショートカットキーのID(01〜16の数値)を指定します。

実行時には,ドローで指定したIDに対応する1字の半角英字がショートカットキーになります。このときのIDと英字の対応は,表示・印刷セットアップの設定に従います。