画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


13.69.10 表示属性の標準値の更新ダイアログ(ボタン/リスト用)

[表示属性の標準値]ダイアログで選んだオブジェクトについての表示属性を変更します。指定できる属性は,選んだオブジェクトの種類に応じて異なります。

ボックス属性
  • 背景色

    オブジェクトや領域の背景の色を指定します。なお,[枠付き]を指定できるオブジェクトで,枠を付けない場合は「透明」で固定になります。

  • 書体

    標準(XMAP3の標準フォント),明朝,ゴシックの3種類があります。

    標準フォントは,画面表示のオブジェクトの場合だけ表示・印刷セットアップの[表示文字]タブでフォントを変更できます。帳票印刷のオブジェクトでは明朝体で出力され,表示・印刷セットアップで変更したフォントは反映されません。

    XMAP3 印刷拡張機能の印刷拡張セットアップを利用して帳票印刷を実行する場合には,標準/明朝/ゴシックの書体に対する出力時のフォントを,それぞれ任意のフォントに変更できます(印刷モードがGDIとPDFファイル出力の場合だけ)。

  • フォーカス遷移の対象としない

    プッシュボタンをフォーカス対象外にするかを指定します。

ラベル属性
  • ラベル色/文字色

    ボタンやリストのラベルに表示する文字の色を指定します。

  • ボタンの表示方法

    オブジェクトや文字列の表示のしかたを指定します。指定できる項目は,オブジェクトの種類や[使用目的]などに応じて異なります。また,フィールドボックス内のフィールドでは「全体非表示」と「グレーアウト表示」は使用できません。なお,指定はレイアウト領域上には反映されません。

    「標準表示」は,オブジェクトや文字を見える状態で表示します。

    「全体非表示」は,文字を含むオブジェクト全体を表示しません。

    「文字だけ非表示」は,オブジェクトの外観は表示しますが文字は表示しません。

    「グレーアウト表示」は,オブジェクトや文字を不活性状態のグレーで表示します。

    「パスワード表示」は,文字を「*」に替えて表示します。

  • 遷移条件

    オブジェクトでのデータ入力や候補選択の完了後のフォーカス・カーソルの動きについて指定します。

    「手動スキップ・右寄せ」は,タブキーやマウスで他のオブジェクトにフォーカス・カーソルを移動したとき,入力データが桁数に満たない場合に入力データが右寄せされます。

    「手動スキップ・全桁必須」は,1文字でも入力した場合,桁数いっぱいに入力しないと入力エラーになり,タブキーやマウスでフォーカス/カーソルの移動ができなくなります。

    「手動スキップ」は,タブキーやマウスでフォーカス/カーソルを移動します。なお,桁数を超えるデータを入力しようとするとエラーになります。

    「自動スキップ」は,桁数いっぱいまで文字を入力するか候補選択の操作をしたとき,フォーカス/カーソルが次の入力/選択できるオブジェクトに自動的に移動します。これに対して,手動スキップの場合はタブキーを押すことでフォーカス/カーソルが次の入力/選択できるオブジェクトに移動します。

  • 不活性(選択できない状態にする)

    選択候補(ボタンなど)を不活性にして,選択できない状態にします。選べる候補を制限したい場合に使います。

    活性化する場合は,[動的変更]を指定し,APから制御項目に修飾名を設定します。