画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


13.69.8 表示属性の標準値の更新ダイアログ(キーエントリ,ラベル用,選択エントリ)

[表示属性の標準値]ダイアログで選んだ対象の標準値を変更します。指定できる属性は,オブジェクトの種類や使用目的に応じて異なります。

表示方法
  • 入力可否の指定について(キーエントリ,選択エントリだけ)

    「入力可能」(または「選択可能」)は,活性状態(入力・選択できる状態)でオブジェクトを表示します。

    「入力不可」(または「選択不可」)は,不活性状態(入力・選択できない状態)でオブジェクトを表示します。

    「パスワード表示」は「入力可能」とだけ組み合わせられます。「グレーアウト表示」および「全体非表示」は「入力不可」とだけ組み合わせられます。

  • 非表示属性の指定について

    オブジェクトや文字列の表示のしかたを指定します。指定できる項目は,オブジェクトの種類や[使用目的]などに応じて異なります。また,フィールドボックス内のフィールドでは「全体非表示」と「グレーアウト表示」は使用できません。なお,指定はレイアウト領域上には反映されません。

    「標準表示」は,オブジェクトや文字を見える状態で表示します。

    「全体非表示」は,文字を含むオブジェクト全体を表示しません。

    「文字だけ非表示」は,オブジェクトの外観は表示しますが文字は表示しません。

    「グレーアウト表示」は,オブジェクトや文字を不活性状態のグレーで表示します。

    「パスワード表示」は,文字を「*」に替えて表示します。

遷移条件

オブジェクトでのデータ入力や候補選択の完了後のフォーカス・カーソルの動きについて指定します。

「手動スキップ・右寄せ」は,タブキーやマウスで他のオブジェクトにフォーカス・カーソルを移動したとき,入力データが桁数に満たない場合に入力データが右寄せされます。

「手動スキップ・全桁必須」は,1文字でも入力した場合,桁数いっぱいに入力しないと入力エラーになり,タブキーやマウスでフォーカス/カーソルの移動ができなくなります。

「手動スキップ」は,タブキーやマウスでフォーカス/カーソルを移動します。なお,桁数を超えるデータを入力しようとするとエラーになります。

「自動スキップ」は,桁数いっぱいまで文字を入力するか候補選択の操作をしたとき,フォーカス/カーソルが次の入力/選択できるオブジェクトに自動的に移動します。これに対して,手動スキップの場合はタブキーを押すことでフォーカス/カーソルが次の入力/選択できるオブジェクトに移動します。

詳細目的

使用目的が「数字」の場合に,モジュラスチェックをするかどうかを指定します。ドローでの次の設定に相当します。

  • GUI画面の場合,[詳細目的]を「モジュラス」にする

    入力を許可する半角文字の種類を選びます。選べる項目は[使用目的]に応じて異なります。

    「数字・数字記号」は,数字(0〜9),数字記号(+ - * . , \),およびスペースです。

    「モジュラス」は,数字(0〜9)で,最終桁はモジュラスチェック用数字です。この場合,画面属性で指定するモジュラスアルゴリズムに従って,入力データがチェックされます。チェック条件に合わない場合はエラーになり,オブジェクトからフォーカス・カーソルが移動できなくなります。

    「数字」は,数字(0〜9)です。

    「小数点付き」は,数字(0〜9)と1個の小数点(.)です。

    「符号付き」は,符号(+ -)と数字(0〜9)です。

    「符号・小数点付き」は,符号(+ -)と数字(0〜9)と1個の小数点(.)です。

  • CUI画面の場合,[モジュラスチェックを行う]をオンにする

反転表示

反転表示するかどうかを指定します。

印字

論理ハードコピーでオブジェクトを印刷対象にするかどうかを指定します。印字対象を変更できないオブジェクトの場合は,コンボボックスが非活性になります。

「印字する」は,対象のオブジェクトを印字します。

「印字しない」は,対象のオブジェクトを印字しません。

背景色

オブジェクトや領域の背景の色を指定します。なお,[枠付き]を指定できるオブジェクトで,枠を付けない場合は「透明」で固定になります。

ポップアップテキストで設定できる背景色は,ドローの「入力テキスト/選択ラベルの表示属性」の背景色です。

文字色

文字の色を指定します。

テキスト揃え

テキスト・フィールドやラベル中の文字列のそろえ方を指定します。

「中央」は,文字列を中央に寄せて表示します。

「左」は,文字列を左側に寄せて表示します。

「右」は,文字列を右側に寄せて表示します。

「均等」は,文字列を均等に配置して表示します。ただし,オブジェクトの長さによって均等に配置できない場合は,文字列は中央に寄せて表示されます。

メニュー動作

選択したらメニューを閉じるかどうかを指定します。