13.40 出力OCRダイアログ(帳票共通)
出力OCRダイアログ(帳票共通)で表示される項目を次に示します。
- 出力OCRの配置
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レイアウト領域上でのオブジェクトの先頭位置とサイズ(長さ)が表示されます。サイズは[APが渡す項目]の[データ長]に応じて更新されます。
- 文字の間隔
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標準は10CPI相当です。OCR読み取り機の読み取り精度に合わせてOCR文字の間隔を調整する場合に変更します。これ以外の目的では,原則として変更しないでください。
印刷時の文字の間隔を指定します。単位はポイントです。「標準」は基準ます目に従ったサイズです。
変更できるのは帳票属性の[ます目設定]に「自由な設定」を指定した場合だけです。ただし,プレプリント帳票の場合はこの制限はありません。
- 文字色
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この項目はグラフィック帳票でだけ指定できます。
印刷時の文字色を指定します。指定できるのはグラフィック帳票だけです。
- コメントの記述
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オブジェクトに付けるコメントを記述します。
- [フィールド反復]ボタン
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反復定義について指定するためのダイアログが表示されます。
- APが渡す項目
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APからの出力データを代入するデータ項目について指定します。
- ・データ名
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データ項目のデータ名を次の規則に従って指定します。
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指定できる文字数は,接頭語(マップ名)を含めて29文字以内です。このため,ドローセットアップの[マップ名の長さ]の設定が「7」の場合は21文字以内,「6」の場合は22文字以内となります。全角文字は2文字分として数えます。ただし,データ名の先頭および末尾の全角文字は,4文字分として数えます。また,全角文字と半角文字が混在する場合,半角文字の直前の全角文字は,4文字分として数えます。
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指定できる文字種は,COBOLの場合は「A〜Z」「0〜9」「-(ハイフン)」「大文字の半角カナ」「全角(混在)」です。
Cの場合は「A〜Z」「a〜z」「0〜9」「_(アンダースコア)」です。
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- ・データ長
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入力・出力するデータに応じて,データ項目の長さを指定します。
指定できる長さは,入出力するデータの最大長以上で,オブジェクトがレイアウト領域に収まる範囲です。ただし,[データ型]が「数字」または「数字編集」のときはピクチャの最大桁を指定します。
- ・データ型
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使用言語がCOBOLの場合に,ピクチャ句で指定するデータ型を選びます。選べるデータ型は,オブジェクトの種類や他の項目の指定に応じて異なります。なお,Cの場合は文字(char)型で固定です。
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文字用の「文字(XX)」,「漢字(NN)」,「漢字(XX)」
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数字用の「99999」
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数字編集用の数字編集文字列
Z 9 \ などを組み合わせた各種。自由な値を定義する場合は,「その他のピクチャ」を選び,[自由な設定]ボタンからピクチャ文字を指定します。
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- ・桁寄せ
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データ長が論理マップ上の項目の長さより短い場合に,データを左右のどちらに寄せるかを指定します。使用言語がCOBOLで,次のどちらかの場合に指定できます。その他の場合はオブジェクトの種別やデータ型などに応じた固定値となります。
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[使用目的]が「数字」で[データ型]が「文字(XX)」
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[使用目的]が「英数」または「カナ」
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- ・埋字
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論理マップの項目長よりデータ長が短い場合に残りの領域を埋める文字を指定します。[桁寄せ]に応じて,項目内の右側/左側に埋字が格納されます。
指定できる内容は,オブジェクトの種別や[使用目的]などに応じて異なります。
「スペース」は,半角のスペースで埋字します。
「LOW(X'00')」は,LOW-VALUE((00)16)で埋字します。
「HIGH(X'FF')」は,HIGH-VALUE((FF)16)で埋字します。
「ゼロ」は,0で埋字します。
「埋めない」は,埋字をしません。領域にはAP内の直前のデータ領域の内容がそのまま残るか,初期クリア文字でクリアされます。
「自由な埋字」は,自由な値を埋字にします。この場合,[自由な設定]ボタンから値を指定してください。
- ・初期値
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出力論理マップの各項目にあらかじめ設定しておく初期値を指定します。指定できる内容は,[使用目的]などに応じて異なります。
AP実行時に出力データの代わりにデータ有無コードを設定すると,初期値が有効になります。
「指定しない」は,初期値の文字を設定しません。
「LOW(X'00')クリア」は,(00)16で領域をクリアします。
「スペースクリア」は,半角のスペースで領域をクリアします。
「ゼロクリア」は,文字の0で領域をクリアします。
「自由な初期値」は,自由な文字で領域をクリアします。この場合,[自由な設定]ボタンから文字を指定してください。
- 下位項目
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下位項目を設定する場合に,[下位項目]を「オン」にします。[設定]ボタンから表示されるダイアログで必要な設定をしてください。下位項目を指定できるのは,データ型が「文字(XX)」の場合です。
下位項目は,オブジェクトの入出力となる一つのデータ項目を階層化して,複数の項目に細分化するときに使います。この場合,APは細分化された下位項目を使ってデータを参照・格納できます。
- [自由な設定]ボタン
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[データ型],[埋字],[初期値]を任意の値で設定する場合に,値を指定するためのダイアログが表示されます。