画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


13.14.1 可変ポップアップダイアログ(フィールドボックス)

ポップアップで表示するメニューに関して設定します。このほかに,オブジェクトの表示に関する属性は[ポップアップフィールド]ダイアログで指定します。

ポップアップの配置

メニューの先頭位置と行数(表示するメニューの数)を指定します。

また,横幅(ます目数)と有効桁数が表示されます。

タイトルを付ける

メニューにタイトルを付けます。

  • タイトル,タイトル色

    [タイトル]で,タイトルとして表示する文字列をメニュー項目の幅以内で指定します。

    [タイトル色]で,タイトル部の色を指定します。

背景色

オブジェクトや領域の背景の色を指定します。なお,[枠付き]を指定できるオブジェクトで,枠を付けない場合は「透明」で固定になります。

ラベル色

ラベル文字列の色を変更できます。

APが渡す項目

APからのデータ(表示する各メニュー項目のラベル/対応する通知コード)を代入するデータ項目について指定します。

メニューの項目数

メニューの項目数を指定します。なお,項目数がメニューの行数を超える場合,画面表示時にはスクロールバーが付加されます。

ラベルのデータ長を変更する

ラベル系項目のデータ長の自由設定の有無を指定します。

  • オン:ラベル系のデータ長を自由設定できます。

  • オフ:ラベル系のデータ長を標準設定にします。

ターゲットがWindows,AIX(シフトJIS)の場合は非表示になります。また,他のターゲットの場合,データ長が指定できます。

ラベル

メニュー項目のラベル文字列をAPが渡すためのデータ項目について指定します。

・データ名

データ項目のデータ名を次の規則に従って指定します。

  • 指定できる文字数は,接頭語(マップ名)を含めて29文字以内です。このため,ドローセットアップの[マップ名の長さ]の設定が「7」の場合は21文字以内,「6」の場合は22文字以内となります。全角文字は2文字分として数えます。ただし,データ名の先頭および末尾の全角文字は,4文字分として数えます。また,全角文字と半角文字が混在する場合,半角文字の直前の全角文字は,4文字分として数えます。

  • 指定できる文字種は,COBOLの場合は「A〜Z」「0〜9」「-(ハイフン)」「大文字の半角カナ」「全角(混在)」です。

    Cの場合は「A〜Z」「a〜z」「0〜9」「_(アンダースコア)」です。

・桁

メニュー項目のラベルの桁を変更できます。指定できる長さは,[データ型]に応じて異なります。

・データ長

APが渡す項目のデータ長を表示・指定します。

  • [ラベルのデータ長を変更する]ボタンがオフの場合,またはデータ型が「文字(XX)」以外の場合

    ターゲット,使用目的に応じて,「桁」の値を基に計算した値を表示します。

  • [ラベルのデータ長を変更する]ボタンがオンで,データ型が「文字(XX)」の場合

    「桁」より小さい値になっているとエラーになります。

    また,次の場合エラーになります。

    ・最大値152を超えている

    ・数値以外が入力された

・データ型

使用言語がCOBOLの場合に,ピクチャ句で指定するデータ型を選びます。選べるデータ型は,オブジェクトの種類や他の項目の指定に応じて異なります。なお,Cの場合は文字(char)型で固定です。

  • 文字用の「文字(XX)」,「漢字(NN)」,「漢字(XX)」

  • 数字用の「99999」

  • 数字編集用の数字編集文字列

    Z 9 \ などを組み合わせた各種。自由な値を定義する場合は,「その他のピクチャ」を選び,[自由な設定]ボタンからピクチャ文字を指定します。

・桁寄せ

データ長が論理マップ上の項目の長さより短い場合に,データを左右のどちらに寄せるかを指定します。使用言語がCOBOLで,次のどちらかの場合に指定できます。その他の場合はオブジェクトの種別やデータ型などに応じた固定値となります。

  • [使用目的]が「数字」で[データ型]が「文字(XX)」

  • [使用目的]が「英数」または「カナ」

・埋字

論理マップの項目長よりデータ長が短い場合に残りの領域を埋める文字を指定します。[桁寄せ]に応じて,項目内の右側/左側に埋字が格納されます。

指定できる内容は,オブジェクトの種別や[使用目的]などに応じて異なります。

「スペース」は,半角のスペースで埋字します。

「LOW(X'00')」は,LOW-VALUE((00)16)で埋字します。

「HIGH(X'FF')」は,HIGH-VALUE((FF)16)で埋字します。

「ゼロ」は,0で埋字します。

「埋めない」は,埋字をしません。領域にはAP内の直前のデータ領域の内容がそのまま残るか,初期クリア文字でクリアされます。

「自由な埋字」は,自由な値を埋字にします。この場合,[自由な設定]ボタンから値を指定してください。

通知コード

各メニュー項目に対応する通知コードをAPが渡すためのデータ項目について指定します。

・データ名

データ項目のデータ名を次の規則に従って指定します。

  • 指定できる文字数は,接頭語(マップ名)を含めて29文字以内です。このため,ドローセットアップの[マップ名の長さ]の設定が「7」の場合は21文字以内,「6」の場合は22文字以内となります。全角文字は2文字分として数えます。ただし,データ名の先頭および末尾の全角文字は,4文字分として数えます。また,全角文字と半角文字が混在する場合,半角文字の直前の全角文字は,4文字分として数えます。

  • 指定できる文字種は,COBOLの場合は「A〜Z」「0〜9」「-(ハイフン)」「大文字の半角カナ」「全角(混在)」です。

    Cの場合は「A〜Z」「a〜z」「0〜9」「_(アンダースコア)」です。

・桁,データ長,データ型

[ポップアップフィールド]ダイアログの[APが受け取る項目]と同じ値が表示されます。

[自由な設定]ボタン

[データ型],[埋字]を任意の値で設定する場合に,値を指定するためのダイアログが表示されます。