12.1.12 使用できるグラフィックデータ
画面を定義するときに使用できるグラフィックデータについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) グラフィックオブジェクトとデータ形式の関係
オブジェクトごとに,使用できるデータ形式を示します。
オブジェクト |
ビットマップファイル(.bmp) |
メタファイル(.wmf) |
拡張メタファイル(.emf) |
JPEGファイル※2(.jpgおよび.jpeg) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
壁紙 |
○ |
× |
× |
× |
カラー/ モノクロ対応 |
固定グラフィック |
○※1 |
○ |
○ |
○ |
|
出力グラフィック |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
ボタン |
○ |
× |
× |
× |
- (凡例)
-
○:使用できる。
×:使用できない。
- 注※1
-
固定グラフィックにビットマップファイルを使用する場合,Windows形式だけを使用できます。
- 注※2
-
使用できるJPEG画像の形式はJFIF準拠 ベースライン形式(基本DCT方式のJFIF01-01,およびJFIF01-02)だけです。その他の形式(プログレッシブ方式など)は使用できません。
(2) グラフィックの色
画面で使用するグラフィックデータの色は次のとおりです。ただし,ディスプレイがそれぞれの色数を表現できることが前提となります。
-
2色(1ビットモノクロ)
-
16色(4ビット)
-
256色(8ビット)
-
約6万色(16ビット HighColor)
-
約1,600万色(24ビット TrueColor)
使用する色が多くなると,グラフィックデータのサイズも大きくなります。通常は256色で運用することをお勧めします。ただし,JPEG画像については1,600万色のグラフィックデータとして扱われるので,JPEG画像を使用する場合はディスプレイを6万色以上に設定してください。
また,ディスプレイで表示できる色が256色の場合,瞬間的に色化け(ほかのAPの壁紙の色が異なる色に変わる)が発生することがあります。そのため,色はWindowsの基本20色とXMAP3の文字色,背景色に指定した色の範囲で作成することをお勧めします。ただし,表示するディスプレイが6万色以上であれば,色化けは発生しません。
なお,色数が少ないディスプレイに,ディスプレイより多い色数を使用したグラフィックデータを表示しても,エラーにはなりません。ただし,表示できる色数が少ないので,意図した内容が表示できません。
ディスプレイで表示できる色と作成したグラフィックデータの色数の関係を示します。
ディスプレイで表示できる色数 |
作成したグラフィックデータの色数 |
||||
---|---|---|---|---|---|
2 |
16 |
256 |
3万/6万 |
1,600万 |
|
2 |
○ |
△※1 |
× |
× |
× |
16 |
○ |
○ |
× |
× |
× |
256 |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
3万/6万 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○※2 |
1,600万 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
- (凡例)
-
○:表示できる。
△:ある程度表示できる。
×:表示できない。
- 注※1
-
一般的にモノクロのディスプレイが階調表示します。
- 注※2
-
表示は劣化しますが,見た目上では劣化の判別ができない程度です。