画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


9.7 テスト表示

CUI画面の設計が終了したら,実行時の表示状態を確認するためにテスト表示をします。テスト表示は,XMAP3の実行製品がインストールされている場合に使用できます。テスト表示をするときは,[ツール]メニューの[テスト表示]を選ぶか,ツールバーから[テスト表示]ボタンを選びます。

テスト表示では,データの入力やフォーカスの移動などが確認できます。

テスト表示では,画面確定を容易にするために,正しい入力や操作をしないと画面が確定できないような属性を無効にしています。このため,テスト表示では,実際のAPでの実行結果と動作が異なることがあります。無効となる属性について,次の表に示します。

表9‒14 テスト表示で無効となる表示属性

オブジェクト

表示属性

入出力フィールド

詳細目的※1

遷移条件※2

入力必須

注※1

使用目的が「数字」のときの「モジュラスチェック」だけ無効です。

注※2

「手動スキップ・全桁必須」だけ無効です。

なお,予約フィールドは「X」(項目長分だけXで埋められた形式)で表示されます。また,次画面の機能をテスト表示することはできません。

〈この節の構成〉

(1) レイアウト定義時,テスト表示・印刷時の可変オブジェクト

ドローのレイアウト領域上やテスト表示・印刷で,可変オブジェクトに仮定される内容を示します。

テスト時には,仮定データはオブジェクトの属性に従った形式で表示・印刷されます。

ドローのレイアウト領域上での表示
  • 入出力フィールド系

    数字:9

    英数:X

    金額:¥

    日本語:N

    数値:0

    パスワード:X

    カナ:カ

    MCR:X

    日付:D

    時刻:T

  • 出力フィールド

    英数:XXX

    数字:999

    日本語:NNN

  • 予約フィールド

    RRR

テスト表示・印刷での仮定データ
  • 入出力フィールド

    各種:ヌル

  • 出力フィールド

    各種:XXX

  • 予約フィールド

    XXX

(2) テスト表示の手順

テスト表示の手順を次に示します。

  1. ツールバーの[テスト表示]ボタン,または[ツール]−[テスト表示]コマンドを選びます。

    定義した画面がテスト表示されます。

    キーボードロック状態の場合は,[Ctrl]+[R]キーを押すとキー入力可能となります。

  2. テスト表示を終了し,レイアウト定義ウィンドウに戻るには,[Enter]キーを押します。

    可変オブジェクトには,XMAP3の仮定値が出力データとして表示されます。

注意事項
  • テスト表示では,画面確定を容易にするために,正しい操作をしないと画面確定できないような属性(入力必須など)を無効にします。このため,テスト表示と実際のAPでは,実行結果が異なる場合があります。

  • テスト表示では,可変オブジェクトに仮のデータが設定されるので,テスト表示の結果とドローのレイアウト上ではオブジェクトの表示が異なる場合があります。表示の違いについては,「(1) レイアウト定義時,テスト表示・印刷時の可変オブジェクト」を参照してください。