4.2.1 マップの種類
マップの種類とマップ名の関係について説明します。
ドローで,画面および帳票のレイアウトを作成すると,次に示すマップが生成されます。
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論理マップと定義体の情報を持つファイルです。ドローで,論理マップおよび定義体を更新する場合や,マップ生成機能で,論理マップや定義体を再生成する場合に使用します。
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画面や帳票の入出力データ情報を持つファイルです。画面や帳票のデータをXMAP3とAPで入出力するときに使用します。XMAP3へ渡すデータは出力論理マップ,XMAP3から受け取るデータは入力論理マップに格納されます。
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画面や帳票のレイアウト情報を持つファイルです。画面を表示するときや帳票を印刷するときに使用します。
作成されるマップは,作成する画面および帳票によって異なります。
- 画面,マップ帳票の場合
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マップ帳票とは,けい線帳票,プレプリント帳票,網掛け帳票およびグラフィック帳票です。画面およびマップ帳票で作成されるマップを次の図に示します。
図4‒2 画面およびマップ帳票で作成されるマップ -
マップ定義ファイル
ドローで定義した画面やマップ帳票の定義情報を格納したファイルです。拡張子は .impです。
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論理マップ
論理マップは開発言語によって生成されるファイルが異なります。
COBOLの場合:登録集原文(.cbl)
C言語の場合:ヘッダファイル(.h)
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物理マップ
画面や帳票のレイアウト情報と,入出力データを論理マップに関連づける情報が格納されています。ファイルの拡張子は .pmpです。
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- 書式オーバレイの場合
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書式オーバレイで作成されるマップを次の図に示します。
図4‒3 書式オーバレイで作成されるマップ -
書式定義ファイル
ドローで定義した書式の定義情報を格納したファイルです。拡張子は .ifmです。
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書式イメージファイル
書式オーバレイの文字列やけい線など,書式全体の情報を格納するファイルです。ファイルの拡張子は .fmpです。
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行制御データファイル
行制御データファイルは,書式オーバレイの行データを印字する行の間隔や,標準の文字サイズ,文字間隔などの情報を格納するファイルです。
APでは,印刷するデータを1行(1レコード)ずつ出力し,1ページ分となった時点で書式がオーバレイされて印字されます。
ファイルの拡張子は .pciです。
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