画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


付録A.2 帳票機能の機能差異

帳票機能でプリンタを利用する場合の差異を次の表に示します。

〈この項の構成〉

(1) シリアルプリンタの場合

帳票機能でシリアルプリンタを利用する場合の機能差異を次の表に示します。

表A‒2 帳票機能のシリアルインパクトプリンタでの機能差異

機能

印刷モード

備考

ESC/P

GDI

<用紙制御>

用紙サイズ

×

×

マージン

×

×

行の間隔

×

×

改ページ動作

※1

※2

日立製シリアルプリンタ(インサータ付き),または日立製以外のESC/P シリアルインパクトプリンタで連続紙を使用するとき

排出方向

×※3

日立製シリアルプリンタ(インサータ付き),または日立製以外のESC/P シリアルインパクトプリンタでカット紙を使用するとき

印刷ドキュメント名

259文字以内

<文字印刷>

文字

書体:明朝体(GDIではMS明朝)

外字

<けい線※4

文字間隔(ポイント)

0〜7ポイント

線の種類(実線)

線の種類(破線)

線の太さ(細)

線の太さ(中)

線の太さ(太)

×

×

線の太さ(極太)

×

×

斜めけい線

×

×

<矩形>

角の丸め(ラウンドコーナ)

×

×

線の種類

けい線と同じ

線の太さ

<その他>

予約フィールド※5

けい線帳票,プレプリント帳票のとき

網掛け

×

×

日付/時刻

プレプリント帳票のとき

フレーム

表けい線の枠

けい線帳票のとき

けい線の繰り返し

けい線帳票のとき

OCR(英数)

OCR(かたかな)

バーコード

プレプリント帳票のとき

(凡例)

○:サポートしている。

×:サポートしていない。

−:なし。

注※1

改行の設定によって改ページをすることも,プリンタのハードの設定によって改ページすることもできます。改ページ動作は,XMAP3実行環境の表示・印刷環境ファイルで設定します。

注※2

改ページ量はプリンタドライバで設定した値となります。

注※3

用紙は必ずホッパ側に排出されます。

(2) ページプリンタの場合

帳票機能でページプリンタを利用する場合の機能差異を次に示します。

(a) Windowsの場合

Windowsの場合の,帳票機能でページプリンタを利用する場合の機能差異を次の表に示します。

表A‒3 帳票機能のページプリンタでの機能差異

機能

印刷モード

備考

LIPS

GDI

<用紙制御>

用紙サイズ

マージン

0mm〜50mm※1

行の間隔

3/4/6/8LPI

改ページ動作

×

×

排出方向

×

×

印刷枚数

1〜32枚

印刷ドキュメント名

259文字以内

<文字印刷>

文字サイズ(5ポイント)

・書体:明朝体(GDIではMS明朝)

・5,12,および14はグラフィック帳票のとき

・5および12は書式オーバレイのとき

文字サイズ(7ポイント)

文字サイズ(9ポイント)

文字サイズ(12ポイント)

文字サイズ(14ポイント)

外字

文字の強調

書体

文字色

×

グラフィック帳票のとき

文字間隔(ポイント)

0〜7ポイント

<けい線※2

線の種類(実線)

線の種類(破線)

線の種類(点線)

線の種類(一点鎖線)

グラフィック帳票,書式オーバレイのとき

線の種類(二点鎖線)

線の種類(二重線)

線の太さ(細)

線の太さ(中)

線の太さ(太)

線の太さ(極太)

斜めけい線

グラフィック帳票,書式オーバレイのとき

<矩形>

角の丸め(ラウンドコーナ)

丸め位置:四隅/左上,左下,右上,右下

線の種類

けい線と同じ

線の太さ

<その他>

予約フィールド※3

けい線帳票,プレプリント帳票のとき

日付/時刻

グラフィック帳票のとき

フレーム

網掛け帳票,グラフィック帳票のとき

表けい線の枠

けい線の繰り返し

グラフィック帳票,書式オーバレイのとき

円弧

グラフィック帳票,書式オーバレイのとき

網掛け※2

印字濃度:薄い/中間/濃い,ラウンドコーナ有無

出力バーコード

グラフィック帳票のとき

固定バーコード

グラフィック帳票のとき

連結出力バーコード

※4

グラフィック帳票のとき

OCR(英数)

グラフィック帳票のとき

OCR(かたかな)

グラフィック帳票のとき

グラフィック

グラフィック帳票,書式オーバレイのとき

(凡例)

○:サポートしている。

×:サポートしていない。

−:なし。

注※1

プリンタのハードマージン以下の値を指定した場合,ハードマージンが仮定されます。

注※2

印刷モードをGDIモードで使用する場合,プリンタドライバによっては指定が無効になることがあります。

注※3

予約フィールドを定義した帳票は,OLTPサーバ構成で使用できます。

注※4

LIPS II+の機能範囲では印刷できません。

(b) UNIXの場合

UNIXの場合の,帳票機能でページプリンタを利用する場合の機能差異を次の表に示します。

なお,帳票種別(けい線帳票,プレプリント帳票,網掛け帳票,グラフィック帳票)ごとに,サポートする印刷機能範囲が異なるのでご注意ください。

表A‒4 XMAP3 Serverのサポートプリンタの機能差

機能

サポートプリンタ

ESC/P J84準拠シリアルプリンタ,ラインプリンタ

LIPS II+準拠ページプリンタ

LIPS III準拠ページプリンタ

PostScriptレベル2準拠ページプリンタ

および

PostScriptレベル3準拠ページプリンタ

帳票種別

けい線帳票

プレプリント帳票

網掛け帳票

グラフィック帳票

印刷用紙サイズ

×

用紙向き

用紙種類

カット紙

連続紙

行の間隔

3LPI

4LPI

6LPI

8LPI

10LPI

×

12LPI

×

字間値

印刷前後の排出指定

文字サイズ

5ポイント

×

×

7ポイント

×

9ポイント

12ポイント

×

×

14ポイント

×

×

文字の拡大

標準

平体

長体

倍角

書体

明朝

ゴシック

×

×

OCR-B(固定,出力)

強調

太字

×

×

斜体

×

×

×

抹消

一重線

二重線

×

×

文字網掛け

薄・標準・濃

×

×

けい線の太さ

極太線

×

太線

×

中線

細線

けい線の種類

実線

破線

点線

×

一点鎖線

×

二点鎖線

×

二重線

×

×

ラウンドコーナ(大/中/小)

×

網掛け

薄・標準・濃

×

上記以外

×

×

任意ドットパターン

×

バーコード

CODE39

JAN8,13

NW-7

×

ITF(6),(14),(16)

×

カスタマ

×

×

GS1-128

×

×

斜線

×

円・円弧

×

グラフィック(固定,出力)

×※1

×※1

※2

※2

(凡例)

○:サポートしている。

×:サポートしていない。

−:なし。

注※1

XMAP3とのC/S構成でのクライアント印刷の場合だけ印刷できます。

注※2

AIXでは,XMAP3とのC/S構成でのクライアント印刷の場合およびスタンドアロン構成での印刷の場合に印刷できます。