画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


14.3.2 マップ生成の環境設定

マップ生成を始める前に,必要に応じてマップ生成の環境とオプションを設定しておきます。マップ生成時の環境設定とオプションの設定は,マップ生成の[環境設定]ダイアログで指定します。[環境設定]ダイアログでの設定項目について説明します。

[図データ]

  1. マップの展開方式

    WindowsとUNIXで共通の論理マップデータを使用する場合,このオプションの指定で論理マップの数値領域の展開形(マップの展開形式)を決めます。標準値は,「リトルエンディアン用論理マップを展開」になります。それぞれの展開形は,次のような運用のときに使い分けます。

    • リトルエンディアン用論理マップを展開

      数値領域がメモリ中でリトルエンディアン状態になるマシン上で使用する論理マップを生成する場合に指定します。

      例えば,WindowsマシンのスタンドアロンシステムやWindowsマシン間のC/Sシステム環境で運用する場合に指定します。

    • ビッグエンディアン用論理マップを展開

      数値領域がメモリ中でビッグエンディアン状態になるマシン上で使用する論理マップを生成する場合に指定します。

  2. オプション

    • 物理マップに拡張子を付加する

      マップ生成によって生成される物理マップや書式イメージに,拡張子(物理マップの拡張子は「.pmp」,書式イメージの拡張子は「.fmp」)を付ける場合に,このオプションを選びます。ただし,書式の場合は,この指定に関係なく,必ず拡張子が付けられます。定義体をグルーピングして管理したい場合などに使用します。標準値は拡張子を付けることになっています。

    • エラーが発生した場合に連続実行を中断する

      連続実行中にRC>0のエラー発生時点で,連続実行を中断するときにこのオプションを選びます。標準値は,連続実行を中断するになっています。

  3. 使用エディタ

    マップ生成時のエラーなどに関する情報は,生成結果リストファイル(拡張子.lsx)に出力されます。通常,メモ帳などのエディタを使って参照します。ここでは,[マップ生成]ダイアログの[エディタ起動]ボタンをクリックしたとき自動的に起動されるエディタを,あらかじめ登録しておきます。

    [OK]ボタン

    指定した情報がマップ生成時の環境として登録され,[マップ生成]ダイアログに戻ります。

    [キャンセル]ボタン

    情報を登録しないで[マップ生成]ダイアログに戻ります。