13.2.1 キー操作と対応する画面の動作
(1) キーボードフォーカスの遷移
画面が入力フォーカスを取得している状態で,制御キーを入力したときの動作はXMAP3の画面と同じです。
[Tab]キーや[Shift]+[Tab]キーなどによるフォーカスの遷移は,画面内のオブジェクト間でだけ遷移します。したがって,画面内のオブジェクトにフォーカスがある場合,画面以外のオブジェクト(Webブラウザウィンドウのツールバーなど)へはフォーカスが遷移しません。
ただし,Webブラウザの一次ウィンドウ以外のオブジェクトにフォーカスがある場合,そのオブジェクトから,[Tab]キーなどのフォーカス遷移によって一次ウィンドウの画面にフォーカスが遷移します。
(2) ウィンドウスクロールに割り当てるキーについて
Web環境で実行時の表示設定で[PageUp]キーや[PageDown]キーにウィンドウスクロールを割り当てた状態で,それらのキー操作を実行した場合は,次の動作となります。
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画面がフォーカスを取得している
ウィンドウスクロールの割り当てが無効となり,スクロール動作はしません。
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画面がフォーカスを取得していない
Webブラウザの表示領域がスクロールします。
(3) ファンクションキーの動作
Web環境で,ファンクションキーを入力した場合は次のように動作します。
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画面がフォーカスを取得している
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画面の定義で,ファンクションキーに処理が割り当てられている。
XMAP3の処理が実行されます。Webブラウザで,ファンクションキーに機能が割り当てられていても,XMAP3の処理が優先されます。
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画面の定義で,ファンクションキーに処理が割り当てられていない。
Webブラウザで,ファンクションキーに機能が割り当てられている場合は,その機能が実行されます。
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画面がフォーカスを取得していない
Webブラウザで,ファンクションキーに機能が割り当てられている場合は,その機能が実行されます。
画面の定義で,ファンクションキーに処理が割り当てられていてもフォーカスを取得していないため,XMAP3の処理は実行されません。