画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


12.2.10 グラフィックデータの使用条件

XMAP3で利用できるグラフィックデータは,ビットマップファイル(.bmp),メタファイル(.wmf),拡張メタファイル(.emf),およびJPEGファイル(.jpg,.jpeg)です。ビットマップは,ラスタ形式でデータを保持するため,拡大または縮小すると表示が見えにくくなります。したがって,使用するデータの大きさを考慮してから作成してください。

また,帳票でのビットマップ印刷は,解像度の違いから,画面での表示と印刷時では見かけ上の大きさが異なる場合があります。したがって,テスト印刷で表示結果を確認し,ビットマップの大きさを調整してください。XMAP3では,ビットマップデータを240dpi相当として処理します。

なお,ビットマップには,圧縮形式(RLE形式)は使用できません。また,JPEGには,JFIF準拠 ベースライン形式(基本DCT方式のJFIF01-01,およびJFIF01-02)だけ読み込めます。

〈この項の構成〉

(1) 使用できる色

帳票で使用するグラフィックデータの色は次のとおりです。ただし,プリンタドライバがそれぞれの色数を表現できることが前提となります。

注意事項

8ビットカラー以上は,プリンタドライバおよびマシンの,性能またはメモリ容量によって,著しく実行性能が低下する場合があります。なるべく使用する色を抑え,事前に減色しておいてください。

(2) 使用できる条件

使用できる条件として,印刷モードとの関係,およびGDIとPDFファイル出力で印刷できる組み合わせを示します。

カラーのビットマップをモノクロのプリンタで印刷しようとした場合,ハードウェアに依存した形で印刷します。そのため,意図したとおりの印刷結果にならないことがあります。したがって,カラーのビットマップは,ユーザが印刷したい内容のモノクロに変換してから使用してください。カラー用のビットマップをモノクロ用に変換するには,市販のツールの減色機能を使用します。