3.5.2 使用目的別データ型(出力フィールド)
定義対象が「けい線/プレプリント帳票」および「網掛け/グラフィック帳票」の設定項目です。
帳票定義で貼り付ける出力フィールドの標準属性を変更できます。標準属性とは,画面・帳票定義で個々のフィールドの属性をドローのダイアログで指定しなかった場合に,仮定する値です。APでの出力データ設定方式が標準属性によるものでは不都合がある場合に変更してください。帳票定義で使用する出力フィールドの属性を変更するときは,[使用目的別データ型(出力フィールド)]ダイアログを使用します。
- 〈この項の構成〉
(1) 使用目的別の論理マップ展開形式を変更する
帳票定義で貼り付ける出力フィールドは,その使用目的によってCOBOL論理マップに展開されるデータ形式が異なります。こうした仕様は,使用目的別の属性によって決まっているので,この属性を変更すると,必要に応じて仕様を変更できます。ただし,個々の出力フィールドについては,帳票定義で別々に属性変更ができるので,ここでは定義時に変更されなかった場合の標準属性を変更するだけです。
[使用目的別データ型(出力フィールド)]ダイアログで,変更したい使用目的のAPから渡す項目のデータ型,埋字,および桁寄せを選択すると,標準属性を変更できます。変更するときは,各ドロップダウンリストから任意の指定を選択し,[OK]ボタンをクリックします。
使用目的別に標準設定での標準属性と仕様を表3-42に,変更できる標準属性と仕様を表3-43に示します。
出力フィールド |
標準属性 |
仕様 |
||
---|---|---|---|---|
使用目的 |
データ型 |
埋字 |
桁寄せ |
論理マップ展開 |
数字 |
99999 |
ゼロ |
右寄せ |
PIC 9…9 |
日本語 |
文字(XX) |
スペース |
左寄せ |
PIC X(長さ) |
英数 |
文字(XX) |
スペース |
左寄せ |
PIC X(長さ) |
出力フィールド |
変更できる属性の組み合わせ |
仕様 |
||
---|---|---|---|---|
使用目的 |
データ型 |
埋字 |
桁寄せ |
論理マップ展開 |
数字 |
文字(XX) |
スペース LOW(X'00') HIGH(X'FF') 埋めない |
右/左寄せ |
PIC X(長さ) |
99999 |
ゼロ |
右寄せ |
PIC 9999 |
|
数字編集 |
ゼロ |
右寄せ |
PIC ピクチャ文字 |
|
日本語 |
文字(XX) |
スペース LOW(X'00') HIGH(X'FF') 埋めない |
左寄せ |
PIC X(長さ) |
漢字(NN) |
スペース LOW(X'00') HIGH(X'FF') 埋めない |
左寄せ |
PIC N(長さ) |
|
漢字(XX) |
スペース LOW(X'00') HIGH(X'FF') 埋めない |
左寄せ |
PIC X(長さ) |
|
英数 |
文字(XX) |
スペース LOW(X'00') HIGH(X'FF') ゼロ 埋めない |
右/左寄せ |
PIC X(長さ) |