11.2 コーディングします

納品伝票印刷プログラム(書式オーバレイ)のように,書式オーバレイ印刷処理をするプログラムのコーディングには,APパターン「GENOVL01.cbl」を利用します。このパターンには,書式オーバレイ印刷処理に必要な,プリンタに対するファイル管理記述項,入出力管理記述項の指定や標準的な手続きの骨組みが記述されています。APパターンを基にして,使用する書式名や業務固有の手続きをコーディングしていきましょう。

APパターンを利用したコーディングについては,「4.4.2 APパターンを利用したアプリケーションプログラムの作成手順」もあわせて参照してください。

完成したコーディングは,サンプル(COBOLソースプログラム)としてサポートサービスで提供されています。ソースリストを印刷,またはエディタでサンプルファイルを開いて,どのようにコーディングされているか確認することをお勧めします。

詳細については,「11.4 書式の作成で使用したサンプルプログラムを紹介します」を参照してください。

<この節の構成>
(1) APパターンを利用してコーディングしましょう

(1) APパターンを利用してコーディングしましょう

使用しているエディタのウィンドウを開きます。

  1. APパターン「GENOVL01.cbl」を開きます
    APパターンは,次のフォルダに格納されています。
      XMAP3インストールフォルダ¥PATTERNS¥COBOL
  2. コーディングします。
    固有のプログラム名,書式名,データ定義や手続きなどを記述してソースプログラムを作成します。
  3. コーディングが終了したら,エディタのウィンドウを閉じて保存します。
注※
COBOLエディタを使用している場合は,次の説明を参照してください。
COBOLエディタでプログラムテンプレートを利用するには
COBOLエディタでのプログラムテンプレートの利用手順を説明します。
  1. COBOLエディタウィンドウのメニューバーの[ファイル]-[新規作成]を選びます。
    [新規作成]ダイアログが表示されます。
  2. 作成したいファイルの種類を選びます。
  3. [...]ボタンを選び,表示されるダイアログからテンプレートファイルを選びます。
    テンプレートファイルは次の場所に格納されています。
    XMAP3インストールフォルダ¥PATTERNS¥COBOL
  4. プログラムテンプレートのチェックボタンをオンにします。
  5. [OK]ボタンを選びます。
    新規にファイルが作成され,テンプレートの内容が表示されます。
    APパターンを挿入するには,挿入したい行にテキストカーソルを位置づけ,メニューバーの[編集]-[ファイルの挿入]を選びます。ダイアログに表示されたファイルの一覧から,目的のAP部品を選択してください。