付録C トラブルが発生した場合には

トラブルが発生した場合の参照先について説明します。

<この節の構成>
(1) インストール時のトラブルには
(2) レイアウト定義時のトラブルには
(3) テスト表示/印刷時のトラブルには
(4) コンパイル時のトラブルには
(5) 実行時のトラブルには

(1) インストール時のトラブルには

XMAP3のインストールでトラブルが発生した場合には,マニュアル「XMAP3 開発ガイド」を参照してください。

(2) レイアウト定義時のトラブルには

レイアウト定義時にトラブルが発生した場合には,XMAP3ヘルプのドローに関する説明を参照してください。

(3) テスト表示/印刷時のトラブルには

テスト表示/印刷時にトラブルが発生した場合は,XMAP3ヘルプの開発時のトラブルに関する説明を参照してください。また,エラーメッセージとリターンコードについても,XMAP3ヘルプを参照してください。

(4) コンパイル時のトラブルには

アプリケーションプログラムのコンパイル時の主なエラーとその対処を次の表に示します。なお,XMAP3ヘルプでも対処方法を知ることができます。

表C-1 コンパイル時の主なエラー

項番エラー意味対処方法
1KCCC1076C-SCOPY文で取り込もうとしているファイルが,アプリケーションプログラムのソースが格納されているフォルダ中にないことが考えられる。ファイルが,アプリケーションプログラムのソースが格納されているフォルダ中にあるか見直し,ない場合はファイルをコピーしてコンパイルし直す。
2KCCC1076C-SCOPY文で取り込もうとしているファイル名が誤っていることが考えられる。XMAP3で作成した論理マップファイル名であるか見直し,ファイル名が誤っているときは正しい名称に修正してコンパイルし直す。
3KCCC3015C-Sデータ名,または変数名に不当な文字を指定していることが考えられる。データ名,および変数名を見直す。
4KCCC3015C-S必要なテーブル「X3MODTBL」がアプリケーションプログラムを格納しているフォルダにないことが考えられる。アプリケーションプログラムを格納しているフォルダに次のファイルをコピーして,コンパイルし直す。
XMAP3インストールフォルダ¥INCLUDE¥X3MODTBL.CBL」

リンケージ時の主なエラーとその対処を次の表に示します。なお,XMAP3ヘルプでも対処方法を知ることができます。

表C-2 リンケージ時の主なエラー

項番エラー意味対処方法
1LNK1104アプリケーション実行時に必要なXMAP3のライブラリを参照できない。コンパイル環境のWindowsマシンにXMAP3の開発モデルがインストールされているか確認する(CALL文のインタフェースで作成したアプリケーションの場合はリンケージ環境)。
2LNK2001
LNK1120
リンケージ時に必要なXMAP3のライブラリを参照できない。リンケージオプションを次の手順で設定する。
  1. COBOL開発マネージャの[プロジェクト]-[プロジェクトの設定]を選ぶ。
  2. [リンク]タブの「ライブラリの指定」にチェックを入れる。
    表示されるダイアログの設定内容に,次の内容を追加する。
    XMAP3インストールフォルダ¥LIB¥X3MWDR32.LIB」

(5) 実行時のトラブルには

アプリケーションプログラムの実行時の主なエラーとその対処を次の表に示します。なお,XMAP3ヘルプでも対処方法を知ることができます。

表C-3 実行時の主なエラー(コンソール画面)

項番エラー意味対処方法
1KCCC5008R-Sエラーコードで示すエラーがXMAP3で発生した。入出力時のエラーコードを見て対処する。エラーコードについては,マニュアル「XMAP3 実行ガイド」のリターンコード・詳細コードについての説明を参照する。
2KCCC3417R-Sサービス名が不足している。