付録A.3 帳票に関してこんな機能が使えます

<この項の構成>
(1) レイアウト定義
(2) アプリケーションプログラム作成
(3) プログラム実行

(1) レイアウト定義

機能1 用紙のフォーマットイメージをレイアウト定義ウィンドウの背後に表示しながら定義する
プレプリント帳票,グラフィック帳票,および書式オーバレイでは,帳票のフォーマットイメージをレイアウト定義ウィンドウの背後に下敷きとして表示しながら定義できます。用紙上のけい線などに合わせてオブジェクトの位置を調整する場合に使います。下敷きは,[下敷き]ダイアログで設定します。このダイアログでは,下敷きとして使う用紙をスキャナで読み込むなどしたビットマップファイル(.BMP)を設定します。
操作方法については,マニュアル「XMAP3 開発ガイド」を参照してください。
機能2 シリアルプリンタ用に定義した帳票をページプリンタ用に変換する
シリアルプリンタ用に作成した帳票(けい線帳票)の定義内容を,ページプリンタ用の帳票(網掛け帳票)に変換できます。変換には,XMAP3 開発支援ユティリティのコンバートを使用します。既存の帳票定義をある程度流用できるように変換できます。
操作方法については,マニュアル「XMAP3 開発支援ユティリティ」を参照してください。

(2) アプリケーションプログラム作成

アプリケーションプログラムでの応用的な機能を紹介します。

機能1 帳票のフィールドで文字の書体を変更したり文字に網掛けしたりする
アプリケーションプログラムから文字の書体を変更したり網掛けしたりできます。この機能は,グラフィック帳票の場合に使用できます。文字の書体や網掛けのほかに,文字の強調表示や抹消線を引くこともできます。
詳細については,マニュアル「XMAP3 プログラミングガイド」を参照してください。
機能2 帳票のけい線表示を変更する
アプリケーションプログラムからけい線の表示を変更できます。この機能は,グラフィック帳票の場合に使用できます。表示の変更は,けい線の種類や太さのほかに,けい線を引かなくすることもできます。
詳細については,マニュアル「XMAP3 プログラミングガイド」を参照してください。
機能3 印刷ドキュメント名またはPDFファイル名をアプリケーションプログラムから変更する
帳票を印刷する際に,Windowsのプリンタスプールに登録される印刷ドキュメント名またはPDFファイル名を,アプリケーションプログラムから変更できます。
詳細については,マニュアル「XMAP3 プログラミングガイド」を参照してください。

(3) プログラム実行

機能1 書式オーバレイ名を環境変数で指定する
書式オーバレイの印刷では,プログラムで書式名を指定しなくても,プログラムの外部から環境変数で引数を指定できます。
詳細については,マニュアル「XMAP3 実行ガイド」を参照してください。