2.4.1 埋込み変数とは
埋込み変数とは,UAPとHiRDB/SDの間で,DMLを使用して値の受け渡しをする際に使用する変数です。埋込み変数は,次の用途で使用します。
-
DML中に条件値を指定する際に埋込み変数を使用する
-
DML中に更新値を指定する際に埋込み変数を使用する
-
SDBデータベースの検索結果のレコード実現値を受け取る際に埋込み変数を使用する
-
レコード名を受け取る際(FETCH文,FIND文,またはGET文の正常終了時)に埋込み変数を使用する
-
レコード長を受け取る際(FETCH文,MODIFY文,STORE文,またはGET文の正常終了時)に埋込み変数を使用する
埋込み変数の使用例を次に示します。
EXEC DML MODIFY "REC01" FROM :REC01_DATA END-DML.
- [説明]
-
-
上記は,REC01のレコードのレコード実現値をMODIFY文で更新している例です。MODIFY文中に記述しているREC01_DATAが埋込み変数です。
-
DML中に埋込み変数を指定する場合,「:埋込み変数」の形式で指定します。指定形式の詳細については,マニュアル「HiRDB 構造型データベース機能」の「DMLリファレンス」の「埋込み変数」を参照してください。
-