17.4.1 ERASE文
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
レコード実現値を削除します。
(2) 形式
(a) UAPに記述するERASE文
ERASE レコード名 ALL
(b) DMLコマンドで記述するERASE文
ERASE レコード名 ALL
(3) オペランドの説明
- ●レコード名
-
〜<識別子>((1〜30バイト))
レコード実現値を削除するレコード名を指定します。
- 注意事項
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レコード名に英小文字を使用している場合は,レコード名を引用符(")で囲んでください。引用符で囲まないと,英小文字は英大文字と見なされます。
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レコード名に空白またはハイフン(-)を使用している場合は,レコード名を引用符(")で囲んでください。
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- ●ALL
-
最下位レベルのレコードに位置づけしている場合は,位置づけしているレコードのレコード実現値だけを削除します。
最下位レベル以外のレコードに位置づけしている場合は,位置づけしているレコードのレコード実現値と,その下位レベルのレコードのレコード実現値を削除します。
(4) 共通規則
-
削除対象のレコードを,次のどれかのDMLで位置づけておく必要があります。
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FIND文(位置決め目的にFOR UPDATEを指定する)
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FETCH文(位置決め目的にFOR UPDATEを指定する)
-
STORE文
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(5) 使用例
- 例1
-
ルートレコードRECAから,位置づいているレコード実現値と子レコードを削除します。
ERASE "RECA" ALL
- 例2
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最下位の子レコードRECBから,位置づいているレコード実現値だけを削除します。
ERASE "RECB" ALL
- 例3
-
DMLコマンドでルートレコードRECAから,位置づいているレコード実現値と子レコードを削除します。
ERASE "RECA" ALL