5.23.9 対処の詳細手順(その4)
対処手順を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 障害が発生したボリュームを交換する
障害が発生したボリュームを交換してください。
ペア状態の回復については,使用しているミラーリング機能のマニュアルを参照してください。
(2) システムログをアンロードする
pdlogunldコマンドで,システムログをアンロードします。
pdlogunld -d sys -s bes1 -g logfg01 -o /uldir/ulog01
- [オプションの説明]
-
-d:システムログファイルに対する操作のため,sysを指定します。
-s:更新可能なオンライン再編成の対象RDエリアがあるBESを指定します。
-g:ログファイルグループ名を指定します。
-o:アンロードログファイル名を指定します。
(3) オリジナルRDエリアをクローズ状態にする
pdcloseコマンドで,オリジナルRDエリアをクローズ状態にします。
pdclose -r FMB01,FMBIDX
- [オプションの説明]
-
-r:オリジナルRDエリア名を指定します。
この例では,RDエリアの構成は次のようになっています。
-
FMB01:レコード型を格納しているオリジナルRDエリア
-
FMBIDX:インデクスを格納しているオリジナルRDエリア
(4) オリジナルRDエリアを回復する
pdrstrコマンドで,オリジナルRDエリアを回復します。
pdrstr -m /HiRDB/rdarea/rdmast/rdmast00 -b /bkdir/bkup01 -l /uldir/ulog01 -r FMB01,FMBIDX -q 0
- [オプションの説明]
-
-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭HiRDBファイル名を指定します。
-b:アンロードする前に取得したバックアップファイル※を指定します。
-l:アンロードログファイルを指定します。
-r:オリジナルRDエリア名を指定します。
-q:回復対象のRDエリアの世代番号を指定します。
- 注※
-
「5.13.4(4) オリジナルRDエリアのバックアップを取得する(pdcopyコマンド)」で取得したバックアップを使用します。
(5) オリジナルRDエリアの閉塞を解除し,オープン状態にする
pdrels -oコマンドで,オリジナルRDエリアの閉塞を解除し,オープン状態にします。
pdrels -r FMB01,FMBIDX -o
- [オプションの説明]
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-r:オリジナルRDエリア名を指定します。
-o:RDエリアをオープン状態にする場合に指定するオプションです。
(6) 更新可能なオンライン再編成の操作を再開する
更新可能なオンライン再編成の操作を再開します。次の操作から再開してください。