5.19.1 SDBデータベースへのデータロード手順
ここでは,pdsdblodコマンドを使用して,SDBデータベースにデータロードする手順について説明します。
- 〈この項の構成〉
-
(1) 全ユニットのSDBディレクトリ情報が一致しているかどうかを確認する
pdsdbarc -a
pdsdbarcコマンドでSDBディレクトリ情報に関する情報を表示し,全ユニットの常用常駐領域のSDBディレクトリ情報が一致しているかどうかを確認してください。確認方法については,「5.9 全ユニットのSDBディレクトリ情報が一致しているか確認する方法」を参照してください。
確認した結果,SDBディレクトリ情報が不一致の場合は,pdsdblodコマンドを実行できません。
(2) レコード格納用RDエリア,インデクス格納用RDエリアをコマンド閉塞,クローズ状態にする
pdhold -cコマンドで,レコード格納用RDエリアおよびインデクス格納用RDエリアをコマンド閉塞かつクローズ状態にします。
pdhold -r FMB01,FMBIDX -c
- [オプションの説明]
-
-r:対象のRDエリア名を指定します。
-c:RDエリアをクローズ状態にする場合に指定するオプションです。
- 参考
-
RDエリアの状態は,pddblsコマンドで確認できます。
なお,初期データロードの場合は,RDエリアのバックアップを取得する必要はありません。そのため,(2)〜(4)の作業は必要ありません。
(3) レコード格納用RDエリア,インデクス格納用RDエリアのバックアップを取得する
pdcopyコマンドで,レコード格納用RDエリアおよびインデクス格納用RDエリアのバックアップを取得します。
pdcopy -m /HiRDB/rdarea/rdmast/rdmast00 -M r -r FMB01,FMBIDX -b /bkdir/bup01 -p /bkdir/list01
- [オプションの説明]
-
-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭HiRDBファイル名を指定します。
-M:バックアップ取得モードを指定します。
-r:対象のRDエリア名を指定します。
-b:バックアップファイル名を指定します。
-p:pdcopyコマンドの処理結果リストの出力先を指定します。
(4) レコード格納用RDエリア,インデクス格納用RDエリアの閉塞を解除し,オープン状態にする
pdrels -oコマンドで,レコード格納用RDエリアおよびインデクス格納用RDエリアの閉塞を解除し,オープン状態にします。
pdrels -r FMB01,FMBIDX -o
- [オプションの説明]
-
-r:対象RDエリア名を指定します。
-o:RDエリアをオープン状態にする場合に指定するオプションです。
(5) データロードを実行する
pdsdblodコマンドでデータロードを実行します。
pdsdblod /usr/control_lod_file
pdsdblod制御文を指定した制御文ファイルの名称を絶対パスまたは相対パスで指定します。初期データロード,追加データロードの制御文については,「12.3 pdsdblod制御文」で説明します。
(6) レコード格納用RDエリア,インデクス格納用RDエリアをコマンド閉塞,クローズ状態にする
pdhold -cコマンドで,レコード格納用RDエリアおよびインデクス格納用RDエリアをコマンド閉塞かつクローズ状態にします。
pdhold -r FMB01,FMBIDX -c
- [オプションの説明]
-
-r:対象のRDエリア名を指定します。
-c:RDエリアをクローズ状態にする場合に指定するオプションです。
(7) レコード格納用RDエリア,インデクス格納用RDエリアのバックアップを取得する
pdcopyコマンドで,レコード格納用RDエリアおよびインデクス格納用RDエリアのバックアップを取得します。
pdcopy -m /HiRDB/rdarea/rdmast/rdmast00 -M r -r FMB01,FMBIDX -b /bkdir/bup02 -p /bkdir/list02
- [オプションの説明]
-
-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭HiRDBファイル名を指定します。
-M:バックアップ取得モードを指定します。
-r:対象のRDエリア名を指定します。
-b:バックアップファイル名を指定します。
-p:pdcopyコマンドの処理結果リストの出力先を指定します。
(8) レコード格納用RDエリア,インデクス格納用RDエリアの閉塞を解除し,オープン状態にする
pdrels -oコマンドで,レコード格納用RDエリアおよびインデクス格納用RDエリアの閉塞を解除し,オープン状態にします。
pdrels -r FMB01,FMBIDX -o
- [オプションの説明]
-
-r:対象RDエリア名を指定します。
-o:RDエリアをオープン状態にする場合に指定するオプションです。