付録F.1 簡易ダンプ
簡易ダンプに関する単調増加ファイルを次の表に示します。
項番 |
ファイル名またはディレクトリ名 |
説明 |
ファイルサイズの概算値 |
ファイル数 |
最大サイズの制限可否 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
$PDDIR/spool/pdfesdump/* |
フロントエンドサーバ用の簡易ダンプファイルです。pdfesプロセスセグメンテーション障害,またはアボート時に生成されます。
なお,$PDDIR下が容量不足となった場合はユニットダウンします。 |
システム共通定義pd_structured_shmpool_dicsizeオペランド指定値 +SDB用UAP環境定義ワークエリアサイズ※4 +数MB |
|
× |
2 |
$PDDIR/spool/pdbesdump/* |
バックエンドサーバ用の簡易ダンプファイルです。pdbesプロセスセグメンテーション障害,アボート,ユーザ用RDエリア閉塞時に生成されます。
なお,$PDDIR下が容量不足となった場合はユニットダウンします。 |
システム共通定義pd_structured_shmpool_dicsizeオペランド指定値 +インデクス一括作成機能用ワークエリアサイズ※1 +排他制御用ワークエリアサイズ※2 +FETCHDB ALL用ワークエリアサイズ※3+数MB |
|
× |
3 |
$PDCLTPATH/pdsdbexe.abort.yyyymmddhhmmss.プロセスID※5,※7 |
pdsdbexeコマンドの簡易ダンプファイルです。pdsdbexeコマンドが異常状態を検出した場合に生成されます。 |
概算値は,百数十KB〜数MBになります。
|
異常状態を検出したpdsdbexeコマンドのプロセスIDごとに1ファイル |
× |
4 |
$PDCLTPATH/pdsdbcbl.abort.yyyymmddhhmmss.プロセスID※6,※7 |
pdsdbcblコマンドの簡易ダンプファイルです。pdsdbcblコマンドが異常状態を検出した場合に生成されます。 |
「3.6.1(6) DMLプリプロセサ(pdsdbcbl)実行時のファイルの容量【SD FMB】」を参照してください。 |
異常状態を検出したpdsdbcblコマンドのプロセスIDごとに1ファイル |
× |
- (凡例)
-
×:最大サイズを制限できません。
- 注※1
-
「3.6.1(1) HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)実行時のファイルの容量」にあるlindxaの値です。ただし,インデクス一括作成機能を使用したpdsdblodコマンド実行中以外の場合,値は0です。
- 注※2
-
10×pd_max_rdarea_noの値(単位:バイト)です。
- 注※3
-
「3.4.3(2)(c) 変数SDAの求め方」の計算式Bを参照して,算出してください。
- 注※4
-
「3.4.3(3)(a) 変数SDAの求め方」の変数SDAの値です。
- 注※5
-
$PDCLTPATHの指定がない場合,または$PDCLTPATH下に書き込みできない場合は,pdsdbexeコマンドを実行した際のカレントディレクトリに生成されます。
- 注※6
-
$PDCLTPATHの指定がない場合,または$PDCLTPATH下に書き込みできない場合は,pdsdbcblコマンドを実行した際のカレントディレクトリに生成されます。
- 注※7
-
yyyymmddhhmmss:簡易ダンプの出力日時
プロセスID:1〜10バイト