12.7 実行結果ファイルの出力形式
データロードまたはフォーマットライトの処理が完了すると,データロードまたはフォーマットライトの実行結果が実行結果ファイルに出力されます。実行結果ファイルに出力される情報について例を使って説明します。
- 実行結果ファイルの出力例
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4V FMBのSDBデータベースに対するデータロードで,インナレプリカ機能を使用している場合の出力例を次に示します。
なお,出力例中の番号は,[説明]の番号と対応しています。
pdsdblod (09-60) **** DB initialize load **** 2015-12-11 02:07:32 [1] parallel KFPB63501-E Schema record type is not found, [2] record=RECA, line=12, position=4 : KFPB63515-W Used page number more than specified page number, [3] DBKEY(005): 464D423131 [4] Used page number:3 [5] Specified page number:2 [6] : ** initial load information list ** [7] server name : BES1 [8] schema name : FMB1 [9] generation : 0 [10] no[11] area-name[12] schema-record-name[13] storage-record-name[14] record-count[15] 1 RDAREA01 FMB100 FMB100 53445 FMB111 FMB111 75886 FMB112 FMB112 61258 FMB113 FMB113 59471 ** error record list **[16] no error classification error count [17] [18] [19] 1 Schema record type is not found 5 2 Schema record type is invalid 0 3 Schema record type is out of sequence 0 4 Data type is incorrect 1 5 Key value is invalid 1 6 Duplicate sequential key 2 7 Not sequential key order 0 8 Sort key is incorrect 0 9 Sequence number exceeds the maximum value 0 10 Key value is not specified for KEYDEF 0 11 Database key is incorrect 0 12 Partitioning key is incorrect 0 13 Page number is out of range 0 14 Prefix combination is incorrect 0 total error count = 9 [20]
- [説明]
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pdsdblodコマンドを実行した日時が表示されます。
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論理エラーに関するメッセージです。論理エラーに関するメッセージは,論理エラーが発生した数だけ表示されます。
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事前割り当てページ数または事前割り当てサブページ数を指定した場合に,指定したページ数を超えて割り当てられたときに出力される警告メッセージです。警告ファミリ単位に,その数だけ表示されます。
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メッセージに続いて,[4],[5],[6]が出力されます。
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ルートレコードのデータベースキー長とDBKEYが表示されます。16進文字形式で表示されます。
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ファミリを格納するために確保した事前割り当てページ数,または事前割り当てサブページ数が表示されます。
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ユーザが指定した事前割り当てページ数,または事前割り当てサブページ数が表示されます。
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以降にデータロードの実行結果が表示されます。※1
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処理対象のバックエンドサーバ名が表示されます。
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処理対象のSDBデータベース名が表示されます。
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処理対象のRDエリアの世代番号が表示されます。0はオリジナルRDエリアを意味しています。インナレプリカ機能を使用している場合に表示されます。
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1から始まる通番が表示されます。
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レコードを格納したRDエリアの名称が表示されます。インナレプリカ機能を使用している場合は,レプリカRDエリアを処理対象にしたときでもオリジナルRDエリア名が表示されます。
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格納先のレコード型名が表示されます。SDBデータベース定義のRECORD句に指定したレコード型名が表示されます。※2
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処理対象のレコード型名が表示されます。SDBデータベース格納定義のSTORAGE RECORD句に指定した格納レコード名が表示されます。※2
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データベースに格納されたレコード件数が表示されます。
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以降に論理エラーに関する情報が表示されます。論理エラーが発生した場合に表示されます。
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論理エラー番号が表示されます。
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論理エラーの内容が表示されます。詳細については,「12.8.3 論理エラーの詳細」を参照してください。
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論理エラーの種類ごとに,論理エラーの件数が表示されます。
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論理エラーの合計件数が表示されます。
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- 注※1
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階層順(最上位レベル,中間レベル,最下位レベルの順)にレコード型の情報が表示されます。
(例)
この例の場合の表示順序は次のとおりになります。
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レコード型Aの情報(最上位レベル)
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レコード型Bの情報(中間レベルの上位)
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レコード型Cの情報(中間レベルの下位)
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レコード型Eの情報(中間レベルの下位)
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レコード型Dの情報(最下位レベル)
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レコード型Fの情報(最下位レベル)
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中間レベルのレコード型が複数ある場合は,中間レベルの中で上位レベル,中間レベル,下位レベルの順に表示されます。
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同一レベルのレコード型が複数ある場合は,pdsdbdefコマンドで定義した順に表示されます。
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SDBデータベースの定義変更(pdsdbdefコマンドの*ALTER DICTIONARY文および*ALTER DIRECTORY文)でレコード型を追加した場合,追加したレコード型の情報は末尾に表示されます。
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- 注※2
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4V AFMのSDBデータベースの場合,仮想ルートレコードのレコード型名は出力されません。
- 参考
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pdsdblodコマンドが異常終了した場合,実行結果ファイルにすべての情報が出力されないことがあります。例えば,先頭のヘッダ行だけが表示されたり,障害発生時点までの情報だけが表示されたりすることがあります。