3.6.1 ユティリティ実行時のファイル容量の見積もり
- 〈この項の構成〉
(1) HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)実行時のファイルの容量
HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)で使用するファイルの容量の計算式を次の表に示します。
ファイルの種類 |
計算式(単位:バイト) |
---|---|
入力データファイル |
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実行結果ファイル |
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論理エラー情報ファイル |
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インデクス情報ファイル |
上記の計算式で,1インデクス情報に必要な容量が求まります。作成対象のインデクスごとに,該当するインデクス格納用RDエリア数分を計算して合計してください。 |
ワークファイル(infmsglvl=lvl2指定時) |
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- 変数の説明
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a:レコード長
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b:入力行数
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c:レコード格納用RDエリア数
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d:レコード型の数
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e:エラーデータ件数
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g:プリフィクス長
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Kij:インデクスのキー長
インデクスのキー長の計算式については,「3.5.5(8) インデクスを格納するページ数の見積もり」を参照してください。
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m:インデクス数(1レコード型当たり)
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q:レコード型名長
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r:インデクス名称長
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s:RDエリア名称長
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t:サーバ名称長
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u:MIN(150,インデクス情報ファイルの絶対パス名長)
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v:SDBデータベースのキー長
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Wi:レコード型の階層レベル(ルートレコードを1とする階層番号)
-
indxrec:
・データロードの場合
インデクスを定義したレコード型の入力データファイル中のレコード件数(RDエリア単位の値)を代入してください。ただし,4V AFMのSDBデータベースのシーケンシャルインデクスについて見積もる場合は,「入力データファイル中に存在するデータベースキーの数(RDエリア単位の値)×2」を代入してください。
・インデクスの再作成の場合
0を代入してください。
-
stkrec:
・初期データロードの場合(environment文のpurgeオペランドにyesを指定した場合)
0を代入してください。
・追加データロードの場合(environment文のpurgeオペランドにnoを指定した場合)
インデクスを定義したレコード型のSDBデータベース中に格納済みのレコード件数(RDエリア単位の値)を代入してください。
・インデクスの再作成の場合
インデクスを定義したレコード型のSDBデータベース中に格納済みのレコード件数(RDエリア単位の値)を代入してください。ただし,4V AFMのSDBデータベースのシーケンシャルインデクスについて見積もる場合は,「SDBデータベース中に格納済みのデータベースキーの数(RDエリア単位の値)×2」を代入してください。
-
pgwng:事前ページ割り当て警告件数
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(2) HiRDB/SDデータベース再編成ユティリティ(pdsdbrog)実行時のファイルの容量
HiRDB/SDデータベース再編成ユティリティ(pdsdbrog)で使用するファイルの容量の計算式を次の表に示します。
ファイルの種類 |
計算式(単位:バイト) |
---|---|
アンロードデータファイル |
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アンロードの実行結果ファイル |
500+140×d |
- 変数の説明
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a:レコード長
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b:プリフィクス長
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c:レコード実現値
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d:レコード型数
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(3) データベース複写ユティリティ(pdcopy)実行時のファイルの容量
データベース複写ユティリティ実行時のファイル容量については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「データベース複写ユティリティ(pdcopy)実行時のファイルの容量」を参照してください。
参照時には,差分バックアップファイルの容量算出式について,次の計算式で算出してください。
- 変数の説明
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P:バックアップ対象RDエリアの更新ページ数
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L:ページ長
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n:複写するRDエリアの数
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変数Pのバックアップ対象RDエリアの更新ページ数は,前回のフルバックアップまたは差分バックアップの取得時から,現在までの間に更新されたページ数を意味しています。
レコードを格納しているRDエリアとインデクスを格納しているRDエリアをそれぞれ計算してください。
- ・レコードを格納しているRDエリアの場合
-
バックアップ対象RDエリアの更新ページ数(P)は,次の計算式に従って計算します。
P = MIN(R,fi)
格納,更新,削除対象以外のレコードに対して,レコード中のポインタを更新することによって,Pの数が見積もりより多くなることがあります。
- 変数の説明
-
-
R:前回のフルバックアップまたは差分バックアップの取得時から,次の機能で操作したレコードの数(同一レコードの操作は加算しない)
・レコードの格納(HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)で追加するレコードを含む)
・レコードの更新
・レコードの削除
・一括削除(SDBデータベースを操作するAPI1回の実行について,操作したレコードの数を1とする)
-
fi:RDエリアの使用ページ数
データベース状態解析ユティリティ(pddbst)のRDエリア単位の状態解析(物理的解析)結果から得られる使用ページ数です。
-
- ・インデクスを格納しているRDエリアの場合
-
インデクスを格納するユーザ用RDエリアの更新ページ数(P)は,次の計算式に従って計算します。
P = MIN(X,fi)
- 変数の説明
-
-
X:インデクスが定義されたレコード型に対して,前回のフルバックアップまたは差分バックアップの取得時から,次の機能で操作したレコードの数(同一レコードの操作は加算しない)
・レコードの格納(HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)で追加するレコードを含む)
・レコードの更新
・レコードの削除
-
fi:RDエリアの使用ページ数
データベース状態解析ユティリティ(pddbst)のRDエリア単位の状態解析(物理的解析)結果から得られる使用ページ数です。
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(4) 統計解析ユティリティ(pdstedit)実行時のファイルの容量
統計解析ユティリティ(pdstedit)で使用するファイルの容量の計算式を次の表に示します。その他,統計解析ユティリティ(pdstedit)実行時に使用するファイルの容量見積もりについては,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「統計解析ユティリティ(pdstedit)実行時のファイルの容量」を参照してください。
ファイルの種類 |
容量の計算式(単位:バイト) |
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ワーク用ファイル |
UAPに関する統計情報 |
(840×実行UAP数または実行トランザクション数)×2 |
DAT形式ファイル |
1,650×実行UAP数または実行トランザクション数 |
(5) データベース状態解析ユティリティ(pddbst)実行時のファイルの容量
データベース状態解析ユティリティ(pddbst)の「RDエリア単位の論理的解析」で使用するファイルの容量の計算式を次の表に示します。
ファイルの種類 |
容量の計算式(単位:キロバイト) |
|
---|---|---|
ワーク用ファイル |
RDエリア単位の論理的解析 |
- 変数の説明
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a:解析対象のRDエリア数
データベース状態解析ユティリティ(pddbst)実行時に使用するそのほかのファイルの容量見積もりについては,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「データベース状態解析ユティリティ(pddbst)実行時のファイルの容量」を参照してください。
なお,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」に記載されている計算式を使って計算する際,計算式中の係数を4.1から6.2に変更して計算してください。
- (例)
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「RDエリア単位の物理的解析」のワーク用ファイルの容量を求める場合は,次のように計算式中の係数を4.1から6.2に変更して計算してください。
1+4.1×a※ → 1+6.2×a
- 注※
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マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」に記載されている計算式です。