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HiRDB 全文検索プラグイン HiRDB Text Search Plug-in Version 10


4.5.5 単純文字列指定

単純文字列指定では,検索したい内容や概念を含む文字列(種文章)をダブルクォーテーションで囲んで指定します。

概念の対象となる文字の種類は,漢字,カタカナ,およびアルファベットです。また,種文章に改行コードが含まれている場合は,改行コードを無視して,改行コードの前後は詰めて扱われます。

複数の種文章を指定する場合は,種文章をコンマで区切って,全体を括弧で囲んで指定します。この場合,それぞれの種文章の概念を包含した形で検索します。

種文章の長さは,ダブルクォーテーションで囲んだ文字列分(改行コードなども含む)をバイト単位で指定します。種文章の長さ指定を省略した場合,種文章に特殊記号が含まれているとエラーとなります。種文章の長さ指定を省略,かつ特殊記号を単なる文字として使用したい場合は,特殊記号の前に"\"(エスケープ文字)を付けてください。単純文字列指定をする場合に,文字として指定できない特殊記号については,「4.3.13 特殊文字の指定」を参照してください。

単純文字列指定の形式を次の図に示します。

図4‒31 単純文字列指定の形式

[図データ]

指定例

種文章「XXX」(長さ100バイト)から抽出された検索用特徴タームを含む。

LEN=100 "XXX"

検索オプションにtermを指定することで,種文章ではなく,特徴タームを指定した検索ができます。検索オプションにtermを指定した場合の単純文字列指定の形式を次の図に示します。

図4‒32 単純文字列指定の形式(検索オプションにtermを指定した場合)

[図データ]