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HiRDB 全文検索プラグイン HiRDB Text Search Plug-in Version 10


4.4.3 単純文字列指定

単純文字列指定では,検索したい文字列(検索ターム)をダブルクォーテーションで囲んで指定します。

単純文字列指定の形式を次の図に示します。

図4‒20 単純文字列指定の形式

[図データ]

検索文字列には,ワイルドカードおよび特殊文字を指定できます。ワイルドカードおよび特殊文字は,半角で指定してください。

指定できるワイルドカードおよび特殊文字については,「表4-4 指定できるワイルドカードおよび特殊文字(和文の場合)」を参照してください。

また,検索文字列には,除外文字検索用の特殊文字も指定できます。除外文字検索とは,検索タームの一部または前後に特定の文字がある場合を除外して,該当する文書を検索する方法です。除外文字検索用の特殊文字は,半角で指定してください。

ただし,英文検索では除外文字は指定できません。

指定できる除外文字検索用の特殊文字については,「表4-6 指定できる除外文字検索用の特殊文字」を参照してください。

英文検索の場合の注意事項
  • 検索文字列は1バイト文字コードの'0x20'〜'0x7E'の範囲で指定します。それ以外の1バイト文字コード,または2バイト文字コードを指定した場合,そのコードはないものとして扱い,以降の文字コードを詰めて検索します。指定した文字コードが,英文検索用インデクス作成時に定義した不要語,または削除コードと同じコードの場合は,エラーとなります。

  • 検索文字列にインデクスデリミタを含む場合は,インデクスデリミタで前後の文字コードを区切り,フレーズ検索とみなして検索します。例えば,'0x20'(半角スペース)で区切って複数の単語を記述した場合,それらの単語が隣り合って出現する一つの単語列として検索します。なお,文字列中の一単語は,64文字(バイト)まで指定できます。64文字(バイト)を超える単語が指定された場合は,65文字(バイト)目以降を無視して,64文字(バイト)目までを単語として検索します。